表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/179

ハーフタイム

 永瀬くんが練習を見に来てくれてた。


 そのことはとても嬉しかった。少しでも興味を持ってくれてるんだって思えた。

 でも格好悪い所を見られてしまったのは少しへこむ……。

 そりゃ初心者だし、ある程度は練習に付いていけないのはわかってる。だけどもう入部してから2ヶ月経とうとしてるのに、基本的なことさえままならないこともある。


 ウリちゃんは優しく教えてくれるけど、ウリちゃんの教え方はなんというか、独特で、理解するのに時間がかかってしまう。

 ウリちゃん自身「教えるの苦手なんだぁ……ごめんね」と言っていた。


 でも、教えようとしてくれるだけでありがたいし嬉しい。

 それに私が不器用で、見て盗むってことができないのが良くないんだ。

 永瀬くんは充分頑張ってるって言ってくれたけど……。

 ううん、本音を言えばやっぱりもっと先輩たちに色々教えて欲しいよ。どうして何も言ってくれないんだろう。


 私に問題があるのか、先輩に問題があるのか。もしかしたら、チームそのものに問題が……?

 いや、それは考えすぎかな……。

 それにしても、せっかく念願のバスケ部に入部できたのに、全然うまくいかない。


 やっぱり永瀬くんに部活に来てほしい。この学校で永瀬くんに会えたのは奇跡だから、もっと永瀬くんにバスケを教えて欲しいよ。

 この前は普通に誘ってみたら断られてしまった。なんとかして永瀬くんの首を縦に振らせることができないだろうか。

 また作戦を考えなくちゃ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=664366431&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ