地のへそ レオネ諸島
それは、結構大きい島だ。そして、周辺には3、4個の小さな島々が衛星のように群がっている。辺り一面を囲む大海原は星を包む海のようだ。一番大きい島をレオネ島と呼ぶ。そして、すぐ隣にある二番目に大きい島を六輪の島と呼び、その上に"六輪の樹海"がジャングルのよう、いや髪の毛のように生えている。
レオネ島には二つの背骨がある。六天山脈と炎神山脈だ。炎神山脈の一番高い山が炎神山であり、そこから北東に平和なアフガ村、南東には身の毛がよだつと言われる闇の森、そして、東側には伝説の沁みこんだ太陽湖が太陽の森にすっぽり囲まれている。この太陽湖こそ地のへそとよばれている。
炎神山脈のすぐ南にパグマン村が月湖と月の森の真ん中にある。パグマンから西に星の森、もっと西には、どこ迷ってもおかしくないほど大きな都市ナレッポの領域になっている。
この島に古くから言い伝えられるレオネの神話がある。そこには、炎神山や六天王などについて語られる が、それはあとにすることにしよう。
レオネには六つの季節がある。
それぞれ六天王の名で名づけられ、
炎季 雨季 葉季 風季 雪季 光季 と呼ばれてきた。
そして、季節一つが10週間と等しく、一週間は六日、曜日は 光 火 水 木 風 雪 と名づけられるのである。 ということは、この星の一年が6*10*6=360日になる。