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白の童話騎士  作者: アースウェル
赤ずきんと断罪の銃
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変人特攻

そこそこ面白い話になったかなぁ?どうかなぁ?

 皆さん始めましての方は始めまして、そうでない人はこんにちは。白羽六連です。

唐突ですが、皆さんは急に目の前に獣が出てきて、尚且つそれが一思いに自分をぶっ潰そうとしている。そんな状況に巻き込まれた。

もうそうなったら、あなたはどうするのだろうか?

普通なら問うまでもなくそのまま潰されるのだろう。それが当然だと思う。

だが僕や戦闘民族()たちはちょっと違う。

 襲い掛かってきた狂爪を僕は---あっさりと避けた。


 ズガァァァンッ!!!


 空振りした腕が丁度通りかかったカマキリ(こちらも大きく1mサイズ!)を鎌を残して跡形もなく押しつぶした。

 そこにはちょっとしたクレーターが出来ていて、少なくとも現代社会では見られない光景を目の当たりにした僕は---


「なんなのこの熊?工夫もなんもないただ力任せなだけじゃないか。ビビッて損した・・・」


 さもなんともないかのような態度で平然としていた。

 いや、だって普段から歩く殺人兵器()と一緒にいるんだから、こんな普通じゃない光景もたくさん見てるし。


 それにしても異世界転生とか召喚とかを題材にしたラノベをもとに色々考えてみたけど、本当にここは異世界らしい。

 そういう本の作者ってよくこんな光景想像できたな。尊敬に値すると思う。

 でも今さっき思ったんだがそういう作品では対外主人公は最初のモンスターとかにやたらと殺されかけるよな。理不尽にも・・・。まぁ普通の奴が急にわけわかんないとこでわけわかんない生物と戦う羽目になったら多少慌ててもしょうがないと思うけどさ・・・。

 でも逆に言えば心構えさえできていれば一方的な虐殺にはならないと僕は思う。

 冷静ならば相手と自分のスペックの差ぐらい測れるし、そしたらただ逃げているだけなら追いつかれることもわかるし、理性のない敵ならば攻撃を回避することもできる。

 そんでもって自分より弱いと分かったならば---反撃できる。


「こんなバカ一撃で沈めてやる」


 そして僕は圧殺されたカマキリの鎌を手に取り、そして---


『ガアアアァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!』


「よっと」


---熊の剛腕をかいくぐり---


「せいっ!」


スパンッ


---攻撃の際下がったその首を下からの一太刀で刈り取った。


「食糧調達完了っ!」


 ズズゥゥゥンッッッ!!!


 首なしの熊がその場に倒れこむ。しかし、いくらなんでもこの鎌の切れ味はすごいな。盾にはできないだろうけど、これから人里まで重宝しそうだな。


「よし、この熊をどう食べようか?」


 倒したはいいが食べ方が見当つかないな。

 なんか持ってないかなぁ、もしこの現象が召喚の類なら所持品も多分そのまんま送られてると思うんだけど・・・。持ってきた鞄をみてみるか・・・。お、スケッチブックスがあった。とりあえずメモしよう。

 熊が倒した木に座ってから少しの時間でメモを書こうとスケッチブックを開くと、挟まっていた写真の代わりに、その1ページ目には赤い魔方陣らしきものが浮かび上がっていた。


「なんだ、これ?」


訳もわからず頭を捻っていると---


「ねぇ、あなたはだぁれ?」


---名前も知らない赤い頭巾の幼女が、すぐ目の前で僕の顔をのぞき込んでいた。 

昨日たくさんこのサイトの先輩方の文庫化した作品をかいました。まだ全部読んでないけどウェブ版とどれだけ違うのか気になりますね!

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