六連VS魔法使い&魔法使いリーダー&騎士リーダー
ユニーク1500突破!!!
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創造魔法
効果
『自由魔法』/消費MP- カテゴリ/アクティブ
世界の理に反しない物なら、スキル保有者の想像通りにどんな魔法でも行使できる。
正しそれに見合うだけの魔力も消費する。
『魔法具創造』/消費MP- カテゴリ/アクティブ
世界の理に反しない物なら、スキル保有者の使用可能な魔法を込めたマジックアイテムを魔力から作り出せる。マジックアイテムは譲渡可能。
武器としては幾らでも使えるが、マジックアイテムとして使用できる回数は一回のみ。使うと大気に溶けて消えていく。
消費魔力は込める魔法の消費魔力と同じ。それとは別に、マジックアイテムの起動時に込める魔力に比例して込められた魔法は強力なものとなり顕現する。
・・・これどんなチート?
いや有難いことはありがたいんだが・・・なんだかなぁ。
まず『自由魔法』。
魔法の専門知識一切なしの僕にとってはありがたい。けどその分この世界にない概念の魔法を使ってしまったらかなり目立ってしまう。強力なんだが同じユニークスキルの『武神』と違ってしがらみを増やしそうなスキルだな。
全力でこのスキルを使えるのは、自分の身くらい自分で守れるようになってからだ。
次に『魔法具創造』。
こちらはまだモンスターが持ってたアイテムだとか色々誤魔化せるだろうし、今の時点でも使い勝手がよさそうだ。更に自由魔法も相まってかなり壊れた性能が期待できるな。
それに『武器として使える』ということはちゃんと殺傷力のある武器が魔力次第で作れるのか。
これでますます鍛冶師の厄介になる機会がなくなったな。
「ともかく試してみないことには何とも言えないな。夜になったらどっかで試さないと---」
『団長方!こちらです!』
「ん?」
そろそろ本気でお腹がすいたので食堂に向かおうかと思って立ち上がろうとすると、訓練王の入口からそんな声が聞こえてきた。
みるとそこに、先ほどまで休憩していたロブの魔法使い達が二人の人影を連れて来ていた。ローブたちの顔はなんでか真っ青だ。
「先ほどまで異様な魔力を発していたのに、今は不自然なほどに魔力を感じない・・・。どこかの暗殺者かしら?ガルドは先に動きを封じて!私は援護に回るわ!」
人影の一人は女性の魔法使いというより魔法使いたちのリーダーのようで、その声を受けたもう片方の人影が突撃を始めると同時に、何かの魔法の詠唱を始める。
「やれやれ!お互い帰還直後に戦闘とはツいてねぇな!」
突撃槍でチャージしてきたのは全身鎧を着た男で、ならばこっちが騎士のリーダーだ。顔は見えないが、声からそれなりに若く思える。
ふむ。魔力どうこう言ってたから、さっきの精霊の進化が原因か。まあ人一人溺れるレベルの魔力が溢れたら騒ぎにもなるか。
襲われるのは嫌だが、あちらも仕事なのだからしょうがない。前の冒険者たちとは訳が違うのだ。
ここはおとなしく捕まったあげ---
「取りあえず牢屋で寝てて貰うぜ!坊主!」
---ようと思ったが『牢屋』と聞けば話は別だ。2度も悪いことしてないのに牢屋の中を経験するのは絶対拒否だ!
僕は鎧と兜の隙間にクロスカウンターで抜き手を突っ込んだ。
「ガフアッ!?」
『『『団長!?』』』
バカめ!突撃槍なんて重たいもので身軽な敵に挑むからだ!これで主力を一人落とした!
「---その白き棺桶は命も封ず!『氷の棺桶』!」
おっと安心しては居られない。どうやら詠唱が終わったようで、青白い光球がこちらに飛んでくる。それに続くように後方のローブたちが『火球』の詠唱を始める。追い打ち用かよ
詠唱からしてリーダーの魔法は捕縛用の魔法の様だが此方も馬鹿正直に浴びる必要はない。
かといってよけれそうな位置にもいないので---
「せいっ!」
---ポイッ!---
「え?」
---僕は気絶させた鎧野郎を光球に投げてぶつけた。
パキパキと凍って鎧野郎を封じる棺桶。アワアワ慌てる魔法使いのリーダー。そして---迫る『火球』。
「み、みんな!攻撃中---」
『『『---『火球』!』』』
止めようとしても時はすでに遅し。迫る火球は氷の棺桶を溶かし、全身甲冑の青年を包み込んでいった。
衛兵を騎士にしました




