『狼』
フレイが森の中に入って行って30分後の村---
「あー・・・。眠い、気持ち悪い」
「オイオイどうした?また酒飲んでたのかよ?お前も懲りねぇな。だから毎度見張りの前の日に飲むなって言ってるだろうが。」
「うっせ。んなこと言ったってどうせ何もこねえだろうが」
そこでは守衛のオッサン(六連がそう呼んでるだけ)とその同僚がいた。
二人は森の見張りついていたが、同僚の方は二日酔いでまともに仕事が出来ていなかった。
だからだろう村に迫るコボルドの存在に気が付かなかったのは。
「しっかりしろよ。最近モンスターの群れが多いんだから」
「どうせこっちに来るまでになんとかなるさ」
---コボルドの影は森の中で包囲網を編む。村を囲んで、獲物を1匹たりとも逃がさぬように---
「それも冒険者たちのお蔭だろうが。それにいくらやつらが強くても何の情報も無ければ戦えないぞ」
「最近やって来た坊主がいればなんとかなるだろう?」
---籠は出来上がった。あとは実った果物を収穫するのみ---
---森に潜んだ『狼』は天にその巨大な爪を掲げ---
「だからそのボウズも今は---
---降り下ろした。
どうも主人公目線じゃ無くなったらナレーター見たいになってしまうアースウェルさんなのでした。
あと、一日PV100超えました!見てくれる皆さまに感謝です!




