トラップ
洞窟目指し歩き始めて30分。僕は洞窟の入り口についた。
レッサートレントに会わなかったかって?前の遭遇した時、怒りに身を任せて森中駆け回って根絶やしにしたから☆
さて、それではコボルド殲滅頑張ろう!
耳栓を詰めて、キラーマンティスの鎌を構えて・・・!
「おっじゃっまっしまぁぁぁすっ!!!」
ドオォォォォォンッッッ!!!
村で買った小型爆弾を起爆させながら洞窟の中にダーイブ!一見馬鹿のように見えるがこれはちゃんとした策略だ。
まず今回の殲滅対象は何だ?---コボルドだ。
ではコボルドとは何だ?---ゴブリンの狼バージョンだ。
狼は獣、厳しい自然を生き残るために優れた五感を持っている。
嗅覚、視覚、それに聴覚もだ。
そしてここは洞窟!しかもかなり狭く細長いタイプ!つまり!
『『『GYAJIJBK;=?XHE*&@#8”:?9!!!』』』
洞窟の中に僕の大声が響き渡り、奴等の三半規管を狂わせる!
崩れ落ちるコボルド達!素早い動きと連携がなければコボルドなどタダの的に成り果てる!
「一匹!二匹!三匹!四匹!さてさて何匹居るのかなぁっ!」
鎌を振るう度鮮血が舞う。臓物が飛び散る。首が転がる。
ひたすら虐殺を繰返し一時間。結局立ち上がったコボルドはいなかった。
総勢200匹のコボルド。上位種は確認できなかった。
これ程の規模に成っていればコボルドロードが生まれていても可笑しくないらしいが・・・。それを考えるのは僕の仕事ではないか。あ、なんか赤を通り越して紅いフードコートがあるな。中に骨が入ってる事から、冒険者の物だったんだろう。まあどっちにしてもずっと制服のまんまは嫌だし、もらうから関係無いけど。
「さて、死体回収完了。アイテムボックスは暇なとき強化しといて良かったな。そんじゃ帰るか。」
見付けたばかりのフードコートを着て、煙管の煙を吹きながら出口に向かう。
洞窟は余り広くなかったので直ぐに出口に着く。
そうだ。日もまだ高いし、明日からとは言わず帰ってからでもフレイに構ってやろう。純粋な子供と戯れることは気持ちをリフレッシュさせてくれる。
そう思いながら洞窟の外に足を踏み出し---
---バチィッ---
---たところで何かに足を弾き返された。
咄嗟に前を睨んで、そこにあったのは---
「何だ・・・!これは・・・!」
---宙に浮かぶ黒い魔方陣だった。
さぁさぁ!盛り上げて参りましょう!
(後から主人公に爆弾を使わせる描写を入れました。)




