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第2話

更新です。


今回は短いです


それにより前書きも短いです


関係ないですけど。


それではどうぞ。



「わんっ!!」



確かにオレは賊でもいいと言った。

しかしだ。これはさすがにないよな。

目の前にいるのはもはや人間というカテゴリから外れた畜生だ。


神はオレを見放したのか。

もはや絶望しかないのか……。



「わんっ!!」


そんなオレの気持ちを知ってか知らずか、どうしたのとくるくると足元で回り始める畜生。


…………。


ふむ。話は変わるが、こんな言葉を知っているだろうか。


【かわいいは正義】


これはかわいいものであれば何をしようがすべて許されるという暴論だ。

それこそジャイアニズム並ぶのではないのかというくらいに。

なぜこんなことを突然聞いたかというとだ。


こいつの行動によりオレの暗い気持ちは払拭されたということだ!


何を隠そう。オレは先に論じた暴論の推進派である!!

かわいいから良し。

いい響きだ。


これは感情云々ではないのさ。考えるな感じろ。ほら、暴論だろう?だが、オレが救われたのは事実。



「礼としてお前に名をやろう」


救ってくれたからスコップなんてどうだろうか。

安直すぎるか。

ならば絶望丸は?

……ちょっと固い感じがするな。


「むっ」


なかなか難しいな。誰かの名をあやかるとするか。



「良し。お前の名が決まったぞ」



「お前の名は今日からすけさんだ」

どうだ。某じいさんの二刀が片刃の名をあやかった、由緒正しき名前だぞ。



「わんっ!!」



「なにっ!?名はもう持っているだと?」



「わんっ!!」


もしやこいつ、飼い犬か?たしかに首に赤いスカーフを巻いている。

なるほど。やはり神はオレを見放した訳じゃなかったらしい。オレを助けるためにお犬様を使わしたのだ。



「すまないが、お前の主の所へ案内してくれないか?ここだけの話、道に迷ってしまってな」


ついでに道中キノコでも見つけてくれると非常に助かる。空腹はどうにもならん。



「わんっ!!」


よし。こいつに任せてついていけば人に会えるな。ようやく街に戻れる。

こういう一面が闇のときに光が差すとその方向に向かって夢が広がるよな。助かったらこうしよう、ああしようって。



……あれ?これもしかして死亡フラグだったりするのか?


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