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第1話

お久しぶりです。はじめましてのかた、はじめまして。


高校ももう卒業するだけとなり絶賛バイトの日々に明け暮れる森正樹です。


おそらくバイトの間をぬってと言う形になりますので不定期更新になりますが、読んでいただけると私が狂喜乱舞します。


それではどうぞ。


基本脈絡はありません。

転生、あるいは憑依というものが実際に起こると信じている人はいるだろうか。



そんなものはラノベや、二次小説、架空の物語での設定に過ぎない。

現実にはありえない。

そう思っていた時期もありました。


頭のおかしい奴だと罵ってくれてかまわない。厨二病乙wと嘲笑ってくれてもかまわない。

なぜならオレはそうとしか思えない体験をしているから。


信じたくはない。そう。信じたくはないのだ。



虫食いだが日本で生まれ日本で育った二十年間の記憶がある。

これだけなら謎の機関に幼児退行させられどこかへとばされた、というのも非現実的だがまぁ転生よりは可能性はある。


しかし、決定的なのは六才まで思い出すことのできなかったここでの記憶があるということ。


さらには、この世界が日本語で会話し、読み書きがまったく別のなにかだということだ。似ているとすれば漢文……中国語?漢語?だな。

しかも日本でいう三國志に似た世界ときた。


正直言って、意味がわからん。


ポルナ○フもびっくりだ。

断じて夢とか某運命の扉の選択とかそんなチャチなもんじゃねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。


まぁぶっちゃけそんなことを考えていたのは十数年も前なんだけどね。




この世界での生活はなかなか充実している。親友と喧嘩して旅に出たのは何年ぐらい前だったか、もういい思い出だ。


それに自分で言ってはなんだがオレはそれなりの武を持っている。それこそ12歳のガキの頃に一人で旅に出ても問題はなかったくらいに。それどころか旅先で賊に襲われていた邑を助け、一緒に戦った少女に師事されたくらいだからな。自信と誇りはそれなりに持っている。

少女と言えば、今頃何をしているかな。あいつと別れてもう三年ぐらい前になるな……。こんな時代だ。元気にやっていればなによりだな。


さて。いいかげん現実から目をそらすのは止めようか。

いいだろう、認めてやる。ああ、そうだよ。

絶賛迷子中ですとも。


だってよぉ、山ばっかだし、そもそもオレは日本の地理ですらよくわからんというに、なんでわけわからん世界の地理を知ってるっつー話だ。何回迷子しかけたことか。


まぁその時は優秀な我が弟子がなんとかしてくれてたんだけども、あいにく今その弟子は不在でして。


別れる時にすげぇ心配してくれてたなぁ……。


師匠!大丈夫なんですか!?道に迷ったりしないですか!?って。

あのとき何て言ったけ……。

たしか馬鹿野郎!とかなんとかいって逆ギレした覚えがあるな。

……馬鹿野郎はオレか。


あー、腹へった。

本当、どうしようかなぁ。森の中じゃちょっとした裏技も使えないしなぁ。誰でもいいから通りかかってくれねぇかな。もう最悪賊でもなんでもいいからさ。




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