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今日の理くん  作者: ルパソ酸性
四月編
6/15

4月☆日 理家にて

妹登場。

 どーもおはこんばんちは(おはようとこんばんはとこんにちはを合わせた画期的な挨拶)皆様。

 なんだツミはってか?

 そうです。私が変なおz……ゲフン。

すみません自重します。(おさむ)です。

 今、僕がどこで何をしていてどんなことを考えているのか、読者の皆様は知りたいわけですよね?

 ……興味ないですと?こっちだって読者の皆さんの意見なんて興味ありません。でも言わなきゃ始まらないんで。興味持ってもらわないと進まないんで言います。

これから僕の家に高橋が遊びに来るわけです。

しかし問題があるわけでして。

 たまたま家に僕の妹がいるんです……なんですか、「彼女だけではあきたらず妹にまで手を出したか理」みたいな目で見ないでくださいよ。……ヤメテ!ソンナメデミナイデ!


「おーい理ー来たぞー」


いえ、妹は良くできた妹なんですが、どうも高橋とは相性が合わないようで、と言うか高橋が一方的に合わないようで。


「あ、高橋さん。いらっしゃい。お兄ちゃん二階にいるから」


「お、(まこと)ちゃん久しぶり。んじゃ上がらせて貰うぜ」


高橋がくさタイプだとしたら我が妹はほのおタイプみたいなもんでして。例えるならポ○モンダ○ヤモ○ド・パ○ルのほのおタイプの四天王オ○バにナゾ○クサ1体で挑むようなものでしょうか。

これくらい絶望的に合わないんです。でも会ったらすぐ険悪な雰囲気になるわけではないんです。お互い嫌っているわけではないんですが

 ……まあ我が妹がかなりいたずら好きでして。

僕とひとつしか違わないのに僕以上に高橋をからかうのが好きみたいで。まったく誰に似たのやら……


「間違いなくお前だよ」


「うおぉ!?高橋!?しまった声が出ていたか!しかしお前いつから影の薄さだけニュータイプになったんだ!?」


「なにも三倍になってねえだろ」


「お兄ちゃん全然呼んでも反応ないからあがってもらったよ」


「おー、真。つか兄ちゃんの友達が来てんだからちゃんと服着ろ。人前でシャツとパンツで歩くな」


「お兄ちゃん以外に見られてもなんともないもん」


 なんか気にしている箇所が妹とずれている気がするんですが……


「あー理、いつものことだから気にしてないから」


 我が妹の真、ショートヘアーで活発な妹なのですが最近スタイルもよくなってきたことで昔通りシャツとパンツで歩かれると僕としては目の保養になるのですが他人には刺激が強すぎると言うか他人には見せるのももったいないというか……シスコンじゃないですよ。純粋に妹の行く末が心配なのです。

 本当です。信じて。


「しかしな~、やっぱりこれ以上の格好しないとお兄ちゃんは落とせないか~」


「高橋なら今のままででネコミミ着けてにゃーとか言ったら楽勝だぞ?」


 あ、高橋の目つきがなんか変わった。


「……お前俺をなんだとおもってんだ?」


 ん?そりゃまあ……あ、妹もこっちを見ている。やはり我が妹はそんじょそこらの量産型の妹とは違う!兄と同じことを思い付いたようです。試しに言ってみます?せーの、


「「変態と言う名の紳士」」


「よしそこから動くなよ、今すぐ楽にしてやる」


はっ!?殺気!!


「真!フォーメーションNだ!このネコミミを使え!」


 なんで持ってるかって?妹との連携をスムーズにして迅速に高橋に対処するためですよ。


「うん!」


 我が妹も慣れたもので一瞬でネコミミ装着後シャツとパンツの姿のままペタンと座り込み、そのまま上目遣いでうるうるしながら一言。


「……にゃぁ?」


…………(沈黙)


ブシャアアアァァ(高橋の鼻血が噴き出る音)


ゴシャッ(倒れて動かなくなる音)


「やったねお兄ちゃん!」


「おお、また腕をあげたな妹よ」


 高橋から生き延びるために作り上げた僕ら兄妹の(主にやるのは妹)必殺技です!これでHP削れない相手はモーホー確定です。


「えへへ~ほめられた~」


「さて高橋が起きる前に服着ておいで」


「はーい」


 さて、僕は鼻血を片付けるとします。

 皆さんお分かりですか?妹がいるときに高橋が来ると高確率で僕ら兄妹にいじられてこうなるのが高橋は妹とは相性が合わない理由なのですよ。

 おまけに起きる時には記憶飛んでますしねコイツ。情けない。

読者の皆さん。コイツどうしましょ。


「読者って何の?」


「お前にはわからないことだから気にすんな真」


「……?」


 とりあえず鼻血を止めてあげるとしますか。

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