5月$日 そっちの服屋にて その2
五月さいご。
理のキャラ崩壊?最初からこんなもんですww
フフ……ヌフフ……にゅふふふふ…………!
全世界のリア充男子の一度は彼女にやってみたいことランキングトップ10にいつも食い込んでる(僕の個人的調査による統計)ことを今僕はやろうとしてます!!
そう、こしゅ、こすぷれです!!
お店の中の試着室の中には着替えたヒカリがいると考えるだけで……僕は、僕は!生きててよかったとハァハァ思うわけでフゥー!!!!
「あ、あのっ!自分でできまっ」
「おー!肌つやっつや!いいからだしてるじゃな~い(´∀`)//ほら恥ずかしがらずにもっとお姉さんに見せなさい!彼氏も待ってるわよ!」
「えうう………」
シャッ
「は、恥ずかしいよぉ……」
おさむ に 500 の ダメージ!
おさむ は ちからつきた……
「なんてことだ!ああ!なんてことだ!力尽きてる場合じゃねえ!どう思いますか解説のカズマさんっ!」
「……神はこんな近くにいらっしゃったのですね……」
「お姉さんも油断したらケダモノになっちゃいそう……ジュル……」
ギリギリのスリットが入ったミニのチャイナドレス!!きれいな足は隠されもせず露になっていて、視線を上に向けるとドレスを押し上げる自己主張の激しい双丘が……
「理氏!店長!は、鼻血が!」
「「大丈夫だ問題ない」」
「こ、これ……いつまで着てればいいの?」
「大丈夫よ!今すぐお姉さん新しいの着せてあげるから~!」
二人は再び試着室へ。
読者のみなさんにもこれはみせて差し上げたいですなぁ~!
「理氏。次はどうしましょうか」
「アレ」
迷わず僕は、お店のカウンターの奥を指差した。エミナさんの傑作が、あの奥にはいつもあるのです。ヒカリにこそ、あれはふさわしい……!
「なっ!?正気ですか!?理氏に耐えられるレベルをあれでははるかに越えて……」
「僕は、きっと日という日のために、生きてきたんです!!」
そこまで言うと、カズマさんはうなずいて服を試着室に持っていった。
「つッ!?……そう。あの子これを選んだのね……そこまでの覚悟で……」
「わぁ……すごい綺麗……こっちのこれはカチューシャですか?」
「もし、あなたがこの服に合う子だったら、これ、あげるわ」
「え!でも」
「いいのよ、最高の持ち主に着てもらった方が、服も喜ぶしね!」
もし、ヒカリがアレを着て僕の前に現れたら、僕はおそらく……
シャッ
……そこには、神がいた。
落ち着いたクリーム色の生地に明るい色合いのレース。黒ではないがそう、人が神になるために造られし「メイド服」をきたヒカリが、そこにいた。
僕は不覚にも動けませんでした……力の差は歴然でしたからね。蛇に睨まれた蛙……いえ、神に見つめられた蛙の方がいいかもしれません。
「ど、どうかな?似合う……かな?」
ヒカリ の はじらい こうげき!
おさむ に 1000 の ダメージ!
「こんなかわいい服着たの初めてだから、ちょっと似合ってるか不安だけど……」
ヒカリ は 胸のあたりの服 を 引っ張った!
胸 が 自己主張を 始める!
おさむ に 2500 の ダメージ!
や、やめて!僕のライフはもうゼロよ!
「こんなに似合う子がいてお姉さんも服も幸せだわ~」
「はい。ヒカリ……すごいかわいいよ……」
「え、えへへ……喜んでもらえたぁ」
はうぁ!そんな花のような笑顔を振りまかないで!こ、これ以上はまずい!萌え殺される!読者は本物が見れないから大丈夫かもしれませんが僕はまずい!
「あ、もう無理。かわいすぎて……お姉さんケダモノになっちゃう」
「「へっ?」」
「も、もう、我慢が………………………………イタダキマース!」
「はっ!まずい!」
えええええ!?
なんかエミナさん目がギラギラして襲いかかって来たんですけど!
「理氏!ヒカリ氏を連れて早く逃げてください!服なら差し上げますから!」
「わ、わかりました!」
「か、かわ、かわい、お持ち帰り決定、フシャー!!」
「「うきゃああ!」」
その後カズマさんと僕でケダモノ化したエミナさんを落ち着かせようと奮闘して、気づくともう夕方でした。
メイド服はちゃんともらいましたがね!!ヒカリも喜んでくれたみたいで実に有意義でしたなぁ!