始まり
初めて小説を書きました。経験が豊富な方からすればツッコミ所が多いかも知れませんが、最終話まで温かい目で見てくれれば、本望です。これからよろしくお願いします。
気付くとそこは見知らぬ部屋だった。
俺は焦り、直ぐに部屋を見回した。
ドアがある!そして俺は逃げ出すかの様に
ドアノブに飛び付いた。だが、鍵がかけられている。
俺は何度もドアを引いたが、びくともしなかった。
俺は諦め目覚めたベットに再びうつ伏せになった。
その時、ピエロの仮面をしたスーツの男が
部屋に入ってきた。それに、驚き俺は動けなかった。
そして、ピエロは俺にこう言ってきた。
「俺に付いて来い。」
と、俺は目覚めてからずっと困惑していた。
だから、付いて行くしか無かった。
俺が頷くと、ピエロの男は俺の口元にハンカチを
当てた。俺はその瞬間、意識が飛び気づけば
両足両手を台車に縛られ、それに、口にガムテープをはられ、頭に袋を被せられていた。
ようやく、目的地に着いたかと思うと
ざっと数えて100万人程の人間が集まった
ライブ会場の様な場所におり、目の前には
巨大なモニターがあった。
そして、「ビー」と言う音と共に映像が流れ始めた。
「Hello?よく眠れたかい?君達は今デスゲームに参加しているんだけどさ。」
その時、俺のいや、参加者全員の背筋が凍った。
俺はこのゲームに参加する前の事を思い出した。
俺は、「サイキック•デスゲーム」と言う
映画を観ていた。その映画の内容は
主人公がある日突然、デスゲームに参加してしまう。
そのデスゲームは、100万人を超える参加者
一人一人に超能力が与えられ、ミッションや
殺し合いをする物だった。
そのゲームマスターと思われしき、ピエロの男が
話している事がその映画と全く同じ物だった。
「君達がこのゲームで生き残る方法は、ミッションにクリアする事、殺し合いに勝つ事、12個の宝石を見つける事だ。ただし、宝石は見受け次第何個でも持ってて良いよ。けど持っていないと生き残ってもゲームにクリアする事は出来ないよ。じゃあ、どうするって?持っている相手を殺せば良いんだよ!」
そのピエロの男は笑いながら話している。
とても、気持ちが悪い。
「でも、大丈夫!この過酷なゲームをクリアすれば、なんと!君達の願いを一つだけ叶えてあげよう!生き残れるのは最低12人だから、出来たら12人の願いを叶えるよ!」
俺は思った。何もかもが現実的では無いと、
超能力も願いを叶える事も、このピエロの男は
人間なのか?これは夢では無いのか?
何度も自分の顔を殴ったが、ただ、鵬が
痛むだけだった。
それから、しばらくして、自分達の超能力を決める
くじ引きが始まった。くじを引いた者から
デスゲームのゲーム会場に移される。
俺の前には何千人と並んでいる。
立っているだけでもうツライ。
その時、見た。くじ引きでくじを引いた者が
ゲーム会場にテレポートするのを
もしかすると、本当に超能力願いが本当に
叶うかもしれない。
それから何時間後、俺の番が来た。
運命の瞬間だ。この超能力によって
自分の生存確率が決まる。
さぁ、来い!俺の腕がくじ引きの箱の中に入る。
そして、一枚の紙を取った。
そこには、「サムライ」と書いてあった。
なんか、カッコ良そうだったので、
一応当たりと言う事で俺は喜んだ。
その瞬間、体がふわっと跳ね上がり
気づけば、森の中にいた。
「此処は…?」
木々の間の暗闇から視線を感じた。
誰かが、あちらを見ている。
恐怖のあまり、俺は叫んだ。
「誰だ!そこにいるんだろう?」
その時、その何者の目が赤く光った。
一体、俺はどうなってしまうのか?
このゲームで生き残れるのか?
全部、俺の行動次第で決まる。
そんなデスゲームが今始まった。
この量を書くのに、かなり苦戦しました。改めて、経験が豊富な方々の凄さを実感しました。これから私もそんな方々達の様になれる為に頑張っていきます。




