異変
太陽が登り、一日が始まった。
ヴォルトの部屋に太陽の日が当たる。その太陽の光がヴォルトの顔に当たる。
それにヴォルトは眩しくて目が覚めてしまった。
「うう…」
とベッドから上半身を起こし、ヴォルトは目を擦った。
悩んでいた時の起きた時間はとてもスッキリした目覚めが出来ず、結構疲れていた。
しかし、今日の朝の目覚めはとても違っていた。今の目覚めはとても良く、今日も頑張れる気がした。
今日も頑張ろうとヴォルトは思い、部屋を出ようとした。しかし、朝から召使いの足音が騒がしく、ヴォルトは不安になり、急いで部屋から出た。
部屋を出た途端、召使いの一人一人が慌てていて、ある部屋へとの出入りが激しかった。
「早くしろ!!」
「ラナ様が…ラナ様が…!!」
と一人一人の召使いの声が聞こえる。そして、その言葉の中にラナの事が聞こえてくる。
ラナに何かあったかヴォルトは不安になり、焦っている召使い一人を捕まえ、問い詰めた。
「ラナが…ラナがどうしたんだ!!?」
とヴォルトは切羽詰まって召使い一人に質問した。
召使いはヴォルトに捕まえられた事に一瞬びっくりしたが、急いで状況を伝えた。
「ラナ様が…ラナ様が…息をしてないんです!!!」
それを聞いた途端、ヴォルトは急いでラナの部屋へと向かった。
押し寄せてくる召使い達の間を通り抜け、ラナの元へと向かう。
ラナの部屋へ着いて、急いで部屋へ入った。そこには…
ベッドの上にはピクリとも動かないラナと、その周りにシュルト、メル、それに部屋で閉じ込めていたジナもいた。
三人共悲しくて苦しそうな顔をしていて、ラナを呼びかけていた。
ヴォルトはすぐに動かないラナへ駆け寄り、
「ラナ!! ラナ!! 起きろ!!」
と焦りながら声を荒げ、ラナを揺らした。しかし何も変化なく、動かなかった。
それにヴォルトはまだ信じられず、必死に起こそうとした。
それは短い時間だったが、ヴォルト達は長い時間に思っていた。それでもラナは起きず、それで分かってしまった。
もうラナは亡くなってしまった事を。




