王族の過去 1
ジナが産まれて来る前の出来後、ヴァルカラ王宮で国王として、国の統一をやっている国王ヴォルトとそのヴォルトを支える妃、ラナが居た。
長髪でジナと同じ銀髪、そして、ヴォルトの妃として申し分ない美しさを持っていた。その美しさと一緒に優しさを兼ね備えて、ヴォルトが困った問題があるとしたら、一緒に解決するようにヴォルトのサポートもしていた。
ヴォルト、ラナの他に先に産まれてきた子が二人いた。
一人はヴォルトと同じ茶髪の男の子、シュルト。
シュルトはとても真面目な性格で、ヴォルトの事を立派な国王として見ていて、責任感も強い子である。
シュルトは二人の中で最初に産まれた子供である。
二人目は、女の子でメル。メルは長髪で茶髪の姿をしており、ヴォルトとラナの髪の特徴を合わせて産まれた感じである。
とても優しすぎる娘なので、少し気が弱い所もあるが、一度決めた事を頑張る努力家な部分もある。
シュルトがメルのお兄さんになっていて、メルが困った時にシュルトが助けてあげるのがよく王宮で見かけていて、それを見たことあるヴォルトとラナが思った事は
((とても平和だな…))
とほっこりとし、和んでいた。
国王ヴォルトはラナとシュルト、メルの3人で過ごす日常はとても安らぎを感じ、この日常を守っていかなければという責任もあった。
ある日、ラナが三人目の子供を授かり、ヴォルトは喜んだが、ラナがいきなり苦しそうな顔をまた見たので、焦った気持ちもあった。
母親の苦しそうな顔を見たシュルトとメルは、シュルトは再び苦しそうな顔をした時はとても焦って、何か出来る事がないかと王宮の召使い等に聞きに回ったりしていた。
メルは初めて見たので、泣きながら「母様…? 大丈夫…?」とベッドに寝転んでいるラナの側にずっといた。
ラナは大変だったが、自身が愛されてるなと感じていて、その気持ちだけで辛い思いは耐えられると感じていた。
ラナはお腹の中の子を見て、
「今度はどんな子が産まれてくるかしら…?」
と、苦痛な生活の中で産まれてくる子供の事を楽しみに待っていた。
しかし、その時はまだ知らなかった。
産まれてくる子供が半獣だってことを。




