初めての外の世界
ラグは門番の人と話し合い、ヴォルトからの依頼で外へ出ることを伝えた。
この国の国王の依頼って事を聞いた門番は、慌てて門を開く準備をした。
門を開くまでラグとジナは門の近くで待っていた。そこでラグは
「ジナお嬢様はどんな所が行きたいですか?」
と、行き先はどんな所がいいか聞いてみた。するとジナは少し考え、思いついた。
「沢山の花が咲いてる所が見てみたいと思っていますが、ラグ様はそんな所あるかわかりますか?」
と、花畑を見ていたいというジナの要望を聞いた。それにラグは、う〜んと考え、
「花畑ですか… ここらへんの近くにあればいいですけど… 頑張って探してみます!」
と気合を入れ、早く見つけたい気持ちが出てきた。
ゴゴゴゴっと門が段々と開いていき、最後に完全に開いた音が鳴った。
門が開いた先は、やはり森があり、まだ明るい時間帯は平気だが、暗くなると不気味さがでてくる。
(本当に早く見つけてあげたいな)
とラグは再度自身の心の中で気合を入れ、ジナを守れるようにしようとも思っていた。
ジナは初めての外の世界を見て、おおっと欲しい物が目の前にある時の興奮が出てきた。
(これが外の世界…凄い…!)
ととても喜んでいた。
「それでは気を付けて行ってください!」
と門番がお辞儀して、門を通してくれた。
「それでは行きましょうか、ジナお嬢様?」
とラグは一応確認として、ジナの様子を聞いてみたが、そんな必要はなかった。
ジナは明るく、笑顔で頷き、
「はい!行きましょう!」
と言い、ラグの腕を掴んで、引っ張りながら門から出た。
いきなり腕を掴まれたラグは驚いたが、ジナが楽しそうにしてる姿を見て、引っ張られながら少し笑っていた。




