ラグの考え
朝日が出る前に、ラグはベッドから起きた。
ラグは起きた原因かわからないが少し頭が抜けていた。そして、自分が半獣だと知ったガートとシャーレの事を考えた。
(何故…こんなに優しくしてくれるんだろう)
まずラグが思ったことはそれだった。
その時のラグはまだガートとシャーレの壮大な過去の事を知ってなかった。
ラグは目を擦りながら、少し考えた。それは、
(もう…旅はしなくてもいいかな…)
という素直にこの暮らしもいいと思い始めた。
しかし…
お前、本当にそれでいいのかよ?
というラグの中にある幻聴が聴こえてくる。それにラグは呼吸を荒くして、両耳を抑える。そして、小さく縮こまる。
あんだけ沢山の人を殺して
と、ラグの中にある幻聴がまるで笑ったように言葉を話す。
(やめろやめろやめろ!)
ラグはその幻聴を聞こえないように必死で抑え込む。しかし、幻聴は容赦はしなかった。
お前は大事な父さんを殺したんだぞ
「………!」
その言葉でラグは一瞬息が止まり、苦しい思い出が蘇る。そして、ラグは決めた。
早くこの苦しみから逃げないと
とラグは思い、急いで旅の再出発をした。
荷物を整理をするが、呼吸が荒い為、上手く整理が出来なかった。しかし、早く旅をしないとという精神で、精一杯準備をし、用意ができた。
用意が出来たラグはもうそのまま旅に出ようとするが、ガートとシャーレに何も言わずに出るのは申し訳ないと思った。
一瞬足が止まり、ラグは考えた。
(今自分が感謝の言葉が伝えられるといいな…)
と思い、いい方法を探す。
ふと、机にある紙が見た。
(紙…そうだ…)
と思いつき、ラグは机に向かい、机にはペンがあり、そのペンで紙に文字を書き出した。
文字を書き出すラグは震えながら、机に向かっていた。




