表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/199

新しい日常

 あの一件からガートとシャーレの生活が凄く変わった。それは悪い方向へ。


 ガートはあの時の光景が夢で何度も見ることになり、寝ることが苦痛になることが多くなった。そして、フローラの部屋だったところの扉の前に膝まついて、ごめん、ごめん、という謝罪の言葉を繰り返すようになることもあった。

 それにシャーレは心配になり、仕事ができない状態になっていると思い、依頼所に連絡し、生活の補助を受けた。


 シャーレ自身も生活する時、苦痛に感じるような事があった。それは、外を外出してる時の周りの人の目が、まるで化け物を見るような冷たい視線を感じるようになった。

 親しかった人にもその視線で見られ、シャーレが声をかけようとしても、無視されることが多くなった。


 そんな日々が続き、ある日の夜中、シャーレは不思議な違和感と共に起きた。

 (何かしら…この違和感…)

と思った。ベッドの隣には寝ているはずのガートがいなかった。それにシャーレは悪い予感がし、急いで寝室から出た。


 家の中、急いでガートを探している。もしかするとと思うとマイナスな思いがいっぱいでシャーレは不安になる。

 シャーレは直感で調理場に行ってみた。その直感のお陰で、


 膝まついてるガートが、自身の首に包丁を向け、震えながら泣いていた。


 それにシャーレは驚き、急いでその包丁を叩き落とし、ガートに怒鳴った!

 「ガート!! 何してるの!?」

これで2回目のシャーレが見たことない怒りの顔をした。

 それにガートは目が死んだような感じになっていて、涙が出ていた。

 「俺は…もう駄目だ…夢でもフローラが出てきて、俺の事を恨むような言葉を言うんだ…それに、仕事にも行けないほど駄目になったし、シャーレも迷惑かけている…だから…」

 とガートは弱音が出てくるようになっていた。もうガートの心は余裕がなく、苦しんでいた。


 そんなガートの様子になんて声をかけるかシャーレは悩んだ。

 確かに、あの一件で私達の生活が悪い方向へ行くようになった。

 だけど、これは私達が悪い訳では無い、この王国の人々が悪いと思う。

 なら… 

とシャーレは自身の頭の中で慎重に考えて、閃いた。

 「俺とは離れたほうが…」

 「落ち着いて! ガート!」

ガートがシャーレと離れたほうが言いという言葉を言う前にシャーレはガートの言葉を遮った。


 「私も結構苦労したわ、だけどこれは何も私達はやってないし、フローラも悪い事はしてない。これはこの王国の人々の思っていることが悪い。」

 シャーレは優しくガートに声をかけて、落ち着かせるようにし、

 「私、思ったんだ。」

そこでシャーレは閃いた事を発する。


 「私達、この王国から出て、静かに暮らせない?」


という、ガートとシャーレのヴァルカラ王国から離れ、静かに森の中で過ごす事を言った。

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ