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日常の変化

 あの驚愕の夜が過ぎ、新しい朝が来た。

ガートとシャーレはフローラの部屋に居て、眠ることが出来なかった。

 フローラがまさかの半獣だった事にショックやこれからもどうするかという思いでいっぱいだった。

 それに対しフローラは泣き疲れたからかぐっすりと眠っていて、野獣の腕になっていたのが人間の腕に自然と戻っていた。


 「……どうしましょう」

とガートと隣に居たシャーレはボソッと声を漏らした。

 それを聞いたガートはなんとも言えなかった。

周囲的には、半獣の子どもが出来たら、その子どもを山に捨てるか殺すしかなかった。しかし、大事な娘なのは変わりないからガートは苦痛な思いをしていた。

 「…よし、シャーレ、これはどうだろうか?」

とガートは思い付いた事をシャーレに伝えた。

その内容は、

 フローラを外に出さない。

 なるべくフローラと一緒になる事。

 もしフローラと外に出る時は、フローラにフード付きの着物を着せる事。


 それは一時的な考えで、何も解決出来ないが、少し色んな考えを出すために必要だった。

 それにシャーレはしっくり頭に入ったので、ガートのその考えに同意した。


 新しい一日の始まりの朝の朝食の雰囲気は重かった。

 シャーレの手作りのご飯が口に入らない程、空気が淀んでいた。

 「と…父さん…?」

とフローラは父親のガートの顔色が悪いことを気にして、声をかけた。

 「…あ! だ、大丈夫だ! 少しボーっとしてた」

とガートは誤魔化した。それにフローラはより気にした。母親のシャーレも顔色が悪い事もフローラは分かっていた。

 「おっと! そろそろ時間だ! 行ってくる!」

 といつもより早く仕事に向かうガートにフローラは心配した。

 

 玄関でガートの出勤をお見送りするシャーレとフローラ。

 フローラは心配そうな顔をするが、ガートはフローラの事を一番心配していた。


 「それじゃあ、行ってくる」

とガートは言って、玄関の扉を開けた。その時にシャーレとアイコンタクトをした。

 (フローラを任せた)

という意味だ。それはシャーレは分かっていたので、任せてと思い、フローラと一緒に家に戻った。


ガートは早めに仕事に向かいながら、


 フローラを守らなければ


というプレッシャーを抱えながら、どう生活するか考えていた。

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