三人家族 3
「それじゃあ、仕事に行ってくるよ」
と玄関の扉の前立ったガートは、シャーレとフローラに言った。
フローラは大分育ってきたので、そろそろ仕事に復帰することにした。そのため、ガートは仕事の為の道具を持って、出勤する所だった。
「いってらっしゃい ガート」
とシャーレは笑ってガートを見送るが、
「いやいやいや!」
とフローラはガートにしがみついたままだ。
それにシャーレは
「こら、これからガートは私達の為にお金を稼ぎに行くのよ」
と軽く叱って、ガートから引き離した。
ガートは苦笑いし、嬉しくもあり、少し寂しさもあった。
「うう…」
とフローラは凹んでしまったので、ガートはフローラの視線に合わせるようにかがみ、
「これから父さん頑張らないといけないから待ってて欲しいな〜 帰ってきたら遊んだりしようか!」
フローラの頭を撫でながら約束をした。
それにフローラは気分を直し、喜んで
「うん!わかった! 待ってる!」
と答えた。フローラは元気を取り戻した。
ガートはフローラの頭を充分撫でたら、玄関の扉に向かって立って、仕事道具を持ちながら、
「いってきます!」
と元気良く言い、仕事に向かった。
シャーレとフローラはいってらっしゃい!とガートを見送った。
ガートは久しぶりに依頼所に着くと、懐かしい雰囲気と緊張感がきた。
(この感覚は本当に懐かしいな…)
とその懐かしい感覚をガートは浸り、よし!やるぞ!と気合を入れた。
依頼所はまるで役所みたいな作りをしていて、中では沢山の人が仕事の紹介を受けている。
依頼所では、仕事を紹介する役員が窓口で対応しており、紹介する仕事は、狩りや建築、海が近いこともあり漁獲など様々な仕事がある。
依頼所の中がわいわいと話している中、ガートは進んでいき、窓口の方に向かった。
窓口に着くと、対応する役員が出てきて、
「ガートさん、お久しぶりです! 元気にしていましたか?」
と優しく、明るい声で女性役員が話しかけてきた。
「はい、生活の補助の件、本当に助かりました。
ありがとうございます。これから仕事復帰します!」
とガートは仕事の復帰をすることを伝え、女性役員もそれにウンウンと頷いた。
「わかりました! では、今日から仕事復帰のことを上に伝えて、いくつか仕事の紹介をするのでお待ちください!」
と女性役員は上の人にガートの仕事復帰の事を伝えると同時にただいまどんな仕事があるか確認しに、窓口から離れた。
(久しぶりで不安だけど、愛する妻と娘の為に頑張らないとな)
ガートは久しぶりに働くから不安感が来ているが、家に待っているシャーレとフローラの為に仕事をより頑張る事を決意した。
先程話していた役員が戻ってき、ガートの仕事の日が再び始まった。




