三人家族 2
フローラを含めた三人家族の生活は始まった。
初めはシャーレが
「私がお世話するからガートは依頼所で仕事してきて良いよ」
と言っていたが、ガートはやはりシャーレ一人だけだと不安なので、依頼所に子どもが出来たことでシャーレ一人にお世話するが大変だから、暫く子どものお世話をすることを話した。
その話を聞いた依頼所の役員はガートの気持ちを理解し、一旦王様に連絡し、生活の補助をつけることの申請を進めるようにした。
そのことを聞いたガートは、深く感謝した。
生活の補助は無事に出来るようになり、ガートとシャーレは子育てに専念した。
子育てするとその過酷さが二人にやっと分かった。
フローラの夜泣きに対応、オムツの交換等、それを毎日している。それに家事もやることを含めて一日一日過酷だった。
やはりシャーレ一人だと大変だったなと思い、ガートは生活の補助の申請して良かったと思った。
フローラの世話や家事をこなすのは大変だが、ガートとシャーレはその分嬉しく、お互い愛し合っていることが理解できた。
生活補助を受けながら、そんな日々を暮して、フローラは両親の愛を受けて大きく育っていた。
「父さん! 母さん! こっちこっち!」
とフローラは人が集まっている市場に興奮して、来てほしいとガートとシャーレに伝えた。
フローラは4、5歳になり、髪は茶髪のロングで、性格は活発な女の子になった。
二人の愛が表れた姿だった。
「フローラ! あまり遠くに行かないで!」
「フローラ! こっち来なさい!」
とシャーレとガートは言い、フローラは「は〜い!」と言い、二人の元へと戻ってきた。
「もう! 一人で行くと危ないから手を繋ぎましょう!」
と少し怒った感じのシャーレは、手を繋ぎながら市場を回ることを決め、フローラに右手を差し出した。
「ほら! 父さんの手も繋ごうか!」
とガートもフローラに左手を差し出した。
それにフローラは
「うん!!」
と勢いよくその両親のそれぞれの手を掴んだ。
ガートとシャーレは今、この生活がとても幸せだった。
三人は市場を見て回り、ご飯の食材を揃えるのを楽しく買い物をしていた。




