ラグの夢3
2人はお昼ご飯を食べ終わり、食器を片付け始めた。父親の料理は美味しいなとその頃のラグはいつも思っていた。
シャーロットは残った鹿の皮などの素材を売るために、近くの泉で洗いに行った。
一人になったラグは
(絵本は大体読んだし、どうしようかな?)
と一旦外に出て、この後どうするか悩んでいた。
(また剣の稽古したいけど、父さん忙しそうだしな… そうだ!!)
と何かを閃いて、シャーロットの方へと向かった。
シャーロットは今、泉で鹿の皮を洗っていた。そこにラグが現れた。
「父さん! 僕も村まで行って、父さんの手伝いたい!」
とラグはシャーロットの手伝いをしたいことを申し上げた。
それを聞いたシャーロットは顔をしかめた。その顔を見たラグは大丈夫だったかな?と内心不安になる。
シャーロットはしかめた顔を緩めた。その顔にラグはなんて言われるか冷や汗をかいていた。
シャーロットはニッコリと笑い、
「それじゃあ、お願いしようかな〜」
と答えた。その答えにラグはやった!と内心喜んだ。しかし、シャーロットの話はまだあった。
「だけど、条件がある! その条件は…」
と話を途中で止めて溜め始める。それにラグは
「その条件は…?」
と緊張感が出始め、その次の言葉を待った。しかし、以外に簡単な条件だった。
「ラグはフード付きのコートを着てくること!それだけだ!」
とシャーロットは溜めて言った。
その言葉にラグは、呆然とし、
「…へ? それだけでいいの父さん?」
と聞き返した。それにシャーロットは
「おう! それでいい!」
と笑顔で答えた。それを聞いたラグは
「……やぁぁぁたぁぁぁ!!」
と大喜びの大声を上げた。その姿を見たシャーロットは自身も嬉しくなっていたが、内心は息子がしたいことをやらしたいけど、息子の正体がバレた時はどうするかと考えていた。
その時のラグは自身が半獣って事を理解していなかった。
ラグは急いで家に戻り、自分専用のフード付きコートを着始めた。これはシャーロットが手作りしたコートで、ラグのお気に入りの一つだった。
シャーロットは洗い終えた鹿の皮などを、大きな荷物に入れて、いつでも出発出来る状態だった。
ラグも着替え終わり、手伝いできる事が良かった事と村に行ける事の楽しみがあった。
シャーロットとラグの二人は山頂から近くの村に向かって歩き始めた。




