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登場

ハンター達は絶望していた。それは、村の一番の希望になるハンター、リードが巨大野獣のその拳で潰されたからである。

それを見ていたハンター達は


やはり俺も行けばよかった…

無謀でも立ち向かえばよかった…


という後悔の思いがハンター達にいっぱい積もっていた。

野獣達はリードが潰れた事を カカカッ という笑い声みたいな鳴き声を出していた。

その鳴き声は、その場の空気を暗く、重くさせていった。

しかし、その空気を変える出来事が起きた。


「リードさん、大丈夫ですか?」


という言葉を聞こえた。その声にハンター達、野獣達は一斉に目を向けた。そこには、

「見た感じ、怪我がなくてよかったですけど、かなり疲労してますね… 心配ですよ…」

とレンガの家の壁にリードを座らせて話し掛ける少年、ラグがいた。


突然のラグの登場と共にリードが生きているのを見たハンター達は、生きていた事を喜ぶより、どうやってあの場面から救ったか気になり、頭の中が困惑していた。野獣達も同じ状態だった。


巨大野獣は自身の拳の下が気になり、右手を上げた。そこには、砕かれた地面しか残っていなかった。

それを見た巨大野獣は目を見開いて、すぐにラグの方を見た。

(コイツ… ナニモノ…!?)

と思い、巨大野獣は初めてラグに対して警戒した。

たった一人の少年にだ。


ラグはリードを座らせる状態にして、立ち上がり、巨大野獣へと向き合う。巨大野獣を見ても恐怖を感じていなかった。

「リードさんと皆さんは手を出さないで下さい。

次は僕がやります」

とラグは腰に装備している剣を抜き、巨大野獣に剣先を向けた。

それを見たハンター達は焦って、ラグを止めようとしたが、

「では、お願いしますラグ君」

とリードが言った。それを聞いたハンター達は

「正気か!?」

「あの少年、殺られるぞ!?」

と次々にラグを止める為の言葉を話す。しかし、その言葉を止めさせる為にリードは

「彼を信じましょう。 彼はとても強いです。」

とハンター達に真剣な顔でそう言った。

その顔と言葉のお陰で、半信半疑になりながらも、ラグを止める事を止めた。


巨大野獣は剣先を自身に向けられた事により、舐められていると思い、頭に血が昇り、

「コドモ… ヨウシャシナイゾ…!!」

と言い、殺意のオーラを出しながら戦闘の構えを取った。

ラグは巨大野獣が人語を話した事により驚いたが、すぐに剣を構えた。


ハンター達は、大丈夫か不安になる中、ラグと巨大野獣の戦いが始まろうとしていた。その中でリードは

(ラグ君… 君は私達と同じですよね…?) 

という今の状況とは違う考えをしていた。

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