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疑問

ラグはこの村で初めて泊まった宿に戻ってきた。

すぐにラグは荷物を降ろし、ベットへとダイブした。

そのベットはとても弾力があり、ラグを温かく包んだ。その弾力にラグは

(これは落ち着くな…)

と今日の疲れが忘れるような感覚に浸ってた。

ラグはベットに横になりながら考え事をした。

それは野獣討伐の森での出来事。


ラグが先手必勝として、マルス達3人と離れて先に音の鳴った方へ走り出していた。しかし、ラグは走りながら野獣を探していたが、見つけられなかった。

それにラグは

(おかしいな… ここまで来たのに見つけられない…)

と疑問に思った。なぜそう思ったのかは、ラグが音の方向に全速力で5分間走り、マルス達の声が届かない距離まで走ったが、一匹も見つけられなかったからである。

そこでラグは

(しょうがない… 少し力を使おう)

と思い、ラグは目を閉じ、五感を鋭くした。五感を鋭くしたお陰で、

体に当たる微かな風の感触、木々の小さな擦れる音を感じ取れた。しかし、その中で異様な音を感じ取った。

何かが折れる音、何かを咀嚼する音が聞こえた。

それもマルス達がいる方向だ。

「…まさか!?」

とラグは悪い予感がし、急いでマルス達の方へ戻った。


その事をラグは頭に引っ掛かっていた。それは、

(まるで自分を誘い出すために考えていたみたいだ)

とラグはそう思った。

ラグは野獣はそこまでできるのか? なぜ自分一人の時を狙わなかったのか?と頭の中をぐるぐる考えていたが、結構頭を使ったのか、だんだんと思考が落ちていき、そのままベットの優しい温かさの上で眠った。

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