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テーマ詩集:ROCK'N'ROLL

ROCK'N'ROLL LIGHTNING

作者: 歌川 詩季

 またもや、ロックンロールってつけちゃいました。

 首のつけねから 背すじを駆けおりた

 両脚をつたって地面に散るまでは一瞬

 ハートは灼かれ ひざはがくがくしてる

 頬濡らす しめっぽさも焦げついた


 器用に生きるやつらには

 依るべきところ 他にいくらでもあるだろう

 笑わば笑えよ 理解に苦しめ

 ちっぽけなおれはこいつにすがるしかない


 ROCK'N'ROLL LIGHTNING


 閃光が先走り 追随する雷鳴

 天啓のような 目醒めのイナズマ

 電光が(ほとばし)り 新たなる黎明

 幕開けを告げる 兆しのイカヅチ



 肋が軋んで 息継ぎままならぬ

 冷や汗がたれては床に落ちるまでが一連

 まぶたの裏で 火花ちかちかしてる

 腹くだす 生煮えさえ消し炭だ


 優しく強いやつらには

 護るべきもの 胸に()いて死ねるんだろう

 (さげす)んでくれ 誤解にいそしめ

 戻れないおれはこいつに魅入られたまま


 ROCK'N'ROLL LIGHTNING


 閃光に置き去られ 困惑する雷鳴

 導きのように 手招くイナズマ

 電光に追いやられ 嘆いても短命

 餞別がわりだ たむけのイカヅチ

「サンダー」じゃなくて「ライトニング」なのです。

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