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最低男子と最高女子  作者: 猫背
64/65

64話

お久しブリーフ

『今日は、待ちに待った、体育祭です。皆さん、練習の成果を、存分に発揮し、成績を、勝ち取ってください。それでは、各競技毎に、準備と試合を、開始してください』

放送うぜぇ。あと周りのガチ的な空気もうぜぇ。


ホームルーム無しに始まった体育祭初日。

土日と予備日含めて1週間、終わったり雨天中止は文化祭準備とクソメンドくさい。というか何故2週連続で祭りやるんだよバカかよ。


「おい春、イライラするなよ。みんな怖がってるだろ?」

「違う。寝そう」

「だからって貧乏ゆすりするなよ。しかも高速」

「徹夜でしにそう」

「なんで徹夜してるんだよ!俺たちの試合はやいんだぞ!」

「真子ちゃんが久々にガチギレしてよ。前夜祭という」

「お、お前バカか!何してんだよ!」

「いやくに◯くんの方」

「………いや、バカかよ」

そう思うよな?俺もずっと思ってるから。


サボり浮気で鬼ギレした真子ちゃんにボコボコにされた挙句、勝ったら寝ていいぞって言われて全敗しましたよね。ミュウちゃんなんか一緒にやってたし泊まったし俺のベットで寝てたよ?なんかおかしくね?


「春君、もうすぐ試合だね?がんばってっ」

「鬼!悪魔!バぁカ!」

「は?」

「つうかお前なんで元気なんだよ!頑張れ?お前が色々頑張れや!」

「ちゅうしてやんねぇぞ?」

「ごめんなさい」

「ハルちゃん弱〜」

仕方ないじゃん?というか目がヤバイからとりあえず謝るよね。


「ヒナちゃんさぁ、暇なら真子連れてどっか行ってくんね?ストレスとストレスとストレスで猛殴りそう」

「なんでだよ!」

「残念ながらウチももちょいしたら準備なのよさ。あとお姫から甘やかすなとお達しがね?」

「甘やかされてる奴が何言ってんだよって笑ってやれよ」

「お前が甘やかしてるの美優だけだろ」

この子あかん!徹夜で沸点無くなってる!頼むから半泣きでガン飛ばすな。ごめんて。


お助け隊のユーマちゃんもミーたんも準備でいないし、サッキーは猛とデヘデヘしててキモいし、他の奴らはガンつけながら集中してるしクソ最悪な環境なんですが。真子ちゃんは早く準備しにいけよ。ミーたん怒るぞ。


結局真子をなだめてヘイトを集めながらも準備しに行きましたよね。1番泣きたい俺を誰がなだめてくれるんだよ。というかしぬわ。


準備といってももはや試合を待ってるくらいで、作戦会議とコートの確認とボールどっちからよってだけ。

ただ試合が延長無しの20分ぶっ通しだから本格的にゲロ吐きそうな勢い。何遍猛に交代っつっても無理の一点張り。辛すぎてつい殴るよね。


「よお立花。お互い頑張ろうな」

「お、お前は!顔とサッカー以外全てクズと噂の振られ川粗◯ン!」

「そんな噂もあだ名も無い!あと睨むな。フェアプレーする気ないだろ」

「いや寝不足で。つうか何しに来た」

「はぁ?お前達と試合だからだろ?というか後輩のお前から先輩の俺に挨拶するのが筋だろ?」

「知らんしキモいしウザい。あと先輩面したかったら土下座してワザと負けろ」

「誰がするか!」

当然の行動だろ。その程度で先輩って呼んでもらえる事にありがたみ感じろよ。猛だって挨拶するか迷ってるだろが。


ブツブツ言いながら自分のチームに戻る粗◯ン。

早速作戦会議といくところ、我慢出来なくて8割意識を夢の中に送って時間を潰してると、試合が終わり、入れ替わり。


「みんな!頑張ろう!」

「おう!」「絶対勝つぞ!」「勝てなかったら留年かもしれないからな!」「もうこれしかチャンスがないぞ!」

お前らもっと勉強しろよ。文化祭捨てるな。全員で俺を見るな。


『ピーーーー!!』

ホイッスルが鳴り試合開始。俺たちの気合いの入り具合を見てかは知らんがボールを譲ってくれたらしく、マイボールで始まった。が、速攻振られ川に取られた。さっきのヤル気どこいったよ。


バンバン抜かれてってんですが。ドンドンこっち来てるんですが。ワザワザ俺の方来てるし猛は止めろ止めろうるさいし眠いしもうどうすればいいんだよ。

「立花ぁ!止めてみろよ!」

「止まんねぇとコロスぞ」

「お前最低だな!?うぉっ!」

「っしゃしねぇ!」

脅してみるもんだな。一瞬止まった隙にボール奪って思いっきりクリアしてやったわ。というかビビりすぎ。


だがこのせいで俺が振られ川に徹底マークつかなきゃならなくなり、マジでお花畑見えるくらい走り回らされた。絶対仕返ししてやるぁ!


しかし、俺がガンつけたり、ささやき戦術で振られ川を邪魔してやってるにもかかわらず、他の気合いだけ一丁前軍団は全然点取ってくれない。一進一退の攻防?バカか。よく俺に向かって頑張れよ的な目線寄越したな。今は誰もこっち見ねぇし。


その後もどっちも攻めきれずPK戦に。俺ずっと変態と走り回っただけなんだけど。

なんだかんだで勝利。俺と振られ川は疲れすぎて枠にすらボール入らなかったが、猛が奇跡的にボールを弾くファインプレーをやりだした。つまり、2回戦進出。本気でしぬ。


「なんだデコ勝っ「ミュウちゃんミュウちゃんミュウちゃぁぁぁぁぁ!!」キモっ!!くんな!!いやマジでお前ぇぇぁぁぁぁぁ!!」

「おい」

「最低君お座り」

「は!?なんで!?ミュウちゃん抱っこの何がダメなんだ!?」

「美優たんが嫌がってます。みんな見てます。真子たんが怒ってます」

「真子こっち来ねぇじゃん!ハグしたら怒るじゃん!ミュウちゃんは許してくれるじゃん!!俺今しんどいじゃん!?」

「………おい」

「真子たん、優しくしてあげましょう?」

「………春君、ごめん。だから血走った目で見ないで」

「あ?本当に悪いと思ってんのか?お前もミュウちゃんみたいにちゃんとギュってし返してくれんのか?」

「いや、あの、ごめんね?お家でね?だか「言ったな!?聞いたなお前ら!忘れんなよ!?」あ、うん、ホントごめん」

「立花……お前も苦労してるんだな……」

「つうかバグってんぞ。おらデコ離せ」

背中ヨシヨシしてくれるミュウちゃんしゅき!同情してるユーマには全く共感出来ないけど。


「ところでそっちは?こっちは残念ながら勝った」

「あたしは負けた!いぇーい!」

「負けて喜ぶの2人だけだろ」

「ユーマに何がわかる。こき使われて初めて同じ領域に至れるんだぞ」

「ミュウずっと応援してたよね?」

「オッパイさんはオッパイしてたな。やめろ!離せ!」

「いやいやオッパイじゃなくて腹だろ?やめろ!離痛ぇぇぁぁぁぁぁ!!」

「咲たんやりすぎはダメですよ。美優たんめっ」

そうじゃない止めてぇぇぇぇ!!腹肉千切られりゅぅぅぅぅ!!


「そういやD子は?生理?」

「最低君めっ」

「D子ちゃんは違う競技だよ。って立花君なんで知らないの?」

「ミュウちゃんに関係してないと覚えないよな」

「というか春君半分意識無いよね?大丈夫?」

「え?無理だよ?だから一緒にベッド行こ?」

「立花もうダメだな。私にそんな事言うとかヤバイだろ」

せやな。真子とミュウちゃんのビビった顔見て意識戻ったけど流石にショタ神は無いな。いや見た目タイプだけどね?


その後保健室で2回戦まで寝こけるつもりが丸一日寝腐ってしまった。付き添いの真子抱っこしながら。

ニコニコしながらプリプリ怒られたけどお前のせいだからな?

ちなみに寝てる間にサッカーもバレーも勝ってたという残念。人足りないから不戦敗とかにしろよ。

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