表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最低男子と最高女子  作者: 猫背
42/65

42話

「ハルちゃんハルちゃん」

「なんぞ」

「海着いたよ?」

「見ればわかる」

「うむうむ。なら着替えてくるよ?」

「車でいいじゃん」

「丸見えじゃん」

「そこがいい!」

「はぁ、いくない。だからさぁ、早く2人のお手手離してくれませんかね」

「………こ、断る!」

「2人もなんか言いなさいっ」

「あわあわする春君珍しくてつい」

「あたしは物理的に無理。パワーが違う」

「もぉ!」

くっ、すまないD子。だが海の魔物はそれほどまでに強力なのだ!


宣言通り、海に遊びにやって来たわけなのだが、予定が合わないメンバーを置いて、俺と美少女3人と大人枠でミュウ兄に車を出してもらい、数時間移動して某所に到着した。のだが、


「D子、お前も俺から絶対離れんなよ」

「それじゃあ水着着れな「危なななななな!」気持ち悪いよ!」

「バカ言うな!こんな美少女達がお着替えするなんて男なら誰でも襲いに行くぞ!」

「太陽の下で堂々と覗く輩はいません。ハルちゃんくらいです」

「黙らっしゃい!俺は部屋でやるからこんなとこでするか!」

「ですよね。皆同じ気持ち。ここ外、家じゃない、つまり?」

「危険がピンチでデンジャー!」

「うっさいハゲ!」

「春君かわいい〜」

「暑い、離せ、手汗キモい」

そんな言葉ごときで俺が引き下がると思うたか!甘い!マカロンのハチミツ漬けより甘い!絶対胸やけするな。


「おいデコ離せ。そろそろマジでキモい。うざい。変態」

「いーやでーす」

「春君子供みたい。よちよち」

「ふっ、ばぶぅ!」

「いや早く更衣室行こうよ。………ハルちゃんもしかして、自分が着替えたくないだけ?」

「……………………違うよ?」

「ハゲの上にデブか。救えないな」

「ではなく、海に入りたくないとかっしょ?ハルちゃんビビり〜」

「ち、違ぇし!別に怖かねぇやい!」

「春君、更衣室の近くに居れば安心しない?変な人来ても大丈夫でしょ?」

「………まぁ、そうだけど」

「行くぞデコ助。海があたしらを待ってんぞ」

「………本当に大丈夫か?隠しカメラとか「無いっつの!このハゲぇ!」……あい」

「ハルちゃんマジで心配してたのね。きゅんきゅんするぅ」

当たり前だろが。泳がせようとする奴なんか三途の川泳がせてやるっつの。


シートやパラソルを、ずっとニヤニヤしながら見ていたミュウ兄にお願いし、3人を連れて設置してある更衣室に向かいお着替えタイム。

俺が先に着替えてから3人に付き添い、目を光らせながらじっと着替えを待つ。


「お待たせ!」

「ほれ、拝めデコ助。感謝は形にして返せよ」

「やっと着れた〜。はぁ、猛きゅんに見せたかった……」

真子はキャラに合わせてかわからんが白のビキニ、ミュウちゃんは逆に黒のビキニ、D子はチューブトップというスケベ仕様。けしからん。


「うむ、俺が何を言いたいかわかるよな」

「かわいい?」

「パイ◯リ?」

「みゆみゆあかん。オッパイがいっぱいとか?」

「皆、上を着なさい」

「なんやて!?」

「ハ、ハルちゃん?どしたの?」

「デコ助なら揉んでくると思ってたんだかな」

「動けなくなるでしょ。まぁ気にしないけど「おい」まぁつまり、エロ過ぎ。変なのが寄ってくるからダメ、絶対」


「春君………」


「ハルちゃん、そんなにウチらを大事に……」


「キモい」


「ぐはぁ!」

「さすがみゆみゆ」

「美優ひどいよ〜」

「デコ助がおかしくなってんだろ。正気に戻れ。ほれっ、ほれどうだ」

「み、美優パイが揺れて………………え?ちょい待って?マジでデカくね?」

「おかえり春君。おらぁ!」

「ぐぇ」

「ナイス腹パン。やっと起きたかデコ」

「う、うぃす。ごっつぁんです」

「……………ウチがおかしい?」

目の前でオッパイ揺らすミュウちゃんが1番おかしい。襲うって話したよね?


着替えを済ませ、ミュウ兄が取ってくれた場所に行き合流。

だが、俺の懸念通り、移動中野郎の視線を集める集める。もちろんガンくれてやった。


「おかえり。皆似合ってるよ」

「ありがとうございます」

「知ってる」

「にぃにも鼻が高い」

「やめれ!」

「ぐぅかわ。みゆみゆたまらんなぁ」

「や、やめろ!その手はなんだ!」

「え?揉むから」

「ぶっ飛ばすぞ!来んな!あっち行け!」

取っ組み合ってくれるのはありがたい。が、チン◯が太陽と同じく高く上がってしまうので、代わりに俺がそっと揉んであげ「春君ステイ」何故わかった。


「それじゃ、俺も着替えてくるよ。それまで待っててくれ」

「はいよ」

「よし、では!彼氏君、日焼け止め、塗ってくれんかね?」

「はい喜んで!どこにあんの」

「あ、カバン」

「はい。テッテレー、合法的セクハラ液ぃ〜。これを塗ったくって突っ込む事が出来「はよ」はいはい、俺も塗「やめて」はい」

「早くしろよ。次あたしだかんな」

「ミュウちゃんは絶対襲うから無理」

「春君?こっち向いて?ねぇ?」

「お姫その顔はヤバイ」

般若とはこいつの事だったか。ひえっ。


真子をうつ伏せに寝かせ、結んである紐をほどいて、背中に直で汁をぶっかける。冷たい?知ってる。

ぶーぶー言われるが無視し、全体にまんべんなく塗りたくる。ちなみに8割ほど勃◯。まだだ!まだ戦える!


「終わったぞ」

「ありゃ、お尻触るとばかり」

「チン◯痛くなるから無理」

「やめて」

「フル勃◯だかなんだか知んないけど早く交代しろよ。焼けちゃうだろ」

「いやミュウちゃん勘弁して。マジで違う汁かけちゃう」

「ころす」

「ならどこまでして良いんだよ!」

「ハルちゃん違う。しちゃダメ。というか知らない人以前に知ってる人が見てる。隣でガン見だかんね」

「ヒナは前も塗ったげる」

「ウチのちっぱいでは立たんと?萎え〜」

「いや賢者タイム。待て!待て待て!」

「は?何を?何が?なんで?」

真子がキレて、手をいきり立つ性剣に向かって一直線に伸ばしてきたのでガード。真子アームズがぷるぷるする位チカラ入ってるんですが。


「はぁ、ほんだらわてが性心性意を込めて塗らしてもらいます。美優、力抜いて」

「お前マジで変なとこぉぉぉ!!冷てぇ!おまぁぁぁ!キモい!ストップ!待っちゃぁぁぁ!!」

本気で無心になって塗りたくる事にした結果、直でぶっかけ、とにかく塗って塗って塗りまくった。心頭滅却、心頭滅却、心頭滅却。


「や、やめ!ぬぉ!うひっ!やめれ!」

「色即是空、無味無臭、生麦生米生卵、斜め77度の並びでなくな「春君ハウス」はい喜んで!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ころす」

「ハルちゃん?大丈夫?頭」

「…………何があった?」

「春君、もういい。もういいの。今は休んで」

なんで真子は俺を羽交い締めにするんだよ。今度こそマックスボルテージだぞ。


「あー、えっと、き、記念にハルちゃんにお願いしよっかな?」

「初めてが俺「やっぱ無し!お姫プリーズ!カモーンヌ!」

「へいっ、あっしにお任せくだせぇ」

「あれ、不安」

「デコ、デコ」

「何?ミュウちゃんもイッた?痛った!」

ゲンコ痛いよ。

「次やったら責任取らせるからな」

「へい美優さんいい度胸だ」

「ミュウちゃん、俺はもちろんいいぞ」

「1本じゃなくて10本全部だからな?」

「…………俺そんなチン◯生えてないよ?」

「指」

「………手マ◯出来な「指」………手ぇ握れ「全部な」へい」

涙目で凄まれると頷かざるを得ないな。どちゃくそかわいい。


D子も塗り終わり、各自全身に日焼け止めを塗り終わった。嵐は去ったな。

「春君は?塗る?」

なん………だと………。

「オッパイは使わないからな」

「なんだと!?」

「2人ともなんでそれが出てくるの?普通足だよね?ウチ普通だよね?」

「D子ちゃん、落ち着いて。流されないで」


「ちなみに春君は誰指名?」

「真子は両手でやろうとしてオッパイ強調ポーズになりそうだからダメ。D子は混乱状態だから無し。残ったミュウちゃんは何してもエロいから諦めるとして「しね!」やっぱミュウちゃんかな」

「ほう?嫁の目の前で浮気か。貴様の覚悟、しかと見たぞ!」

「お姫の浮気のライン厳しくない?」

「俺から触らなければセーフらしい」

「ではセーフ?」

「誘導してるからアウト!」

「は、春?いい?塗るね?」

「待ってマジでチン◯痛いからホントやめて」

「というか春君はうつ伏せになる必要無いじゃん!あほ!」

今のは絶対ミュウちゃんが悪い。ニヤニヤすんな!


結局何故か3人で手分けしてほぼ全身塗ってくれた。そもそも俺使わなくてよかったんだが。もちろんたった。


「お待たせ。遊びに行ってきていいよ」

「遅ぇよボケ!ナニしてたのか!?あ!?」

「美優、何してたの?でしょ。めっ」

「うっさい!キモオタ!ケツデカ!」

「春君好みのスペシャルボデーに仕上がっております」

「お姫すげぇ。てかマジであの自堕落でどうやってこんな……」

「ふっ、ラァブ、アンド、…………愛」

「思いついてから言えよ。そこはセック◯なんだろ」

「言ってないじゃん!」

「絶対言いかけたよね。お姫も毒されてりゅ〜」

俺を見たって好転せんぞ。真子とミュウちゃんは勝手にえろえろ美少女になったんだ。


促されるまま、4人でとりあえず海に向けて歩き始めた。もちろん手を繋いでます。


「んでさ、お前ら本当に上着ない?Tシャツ持ってきたぞ?」

「ハルちゃんマジどしたの?いつもなら喜んでオッパイ見るじゃん」

「さっきのは言い訳なんだが、本当のところ、襲いそう」

「バッ…………場所考えてね」

今絶対バッチコイだった。お前が考えろ。

「なんだよデコ助、興奮してんのか?」

「でら勃◯。セック◯ドッキングしそう」

「キモいな。古いし」

「えー?んじゃ、アイハブアチン◯、ユーハブアマン◯ゔぅーん!!生ハ◯セック◯」

「あほか。てか実はビビってるだろ。ほれっ、オッパイ様だぞぉ」

「美優、襲うぞ」

「あ、あぅ、あの、いや、だめっ」

「みゆみゆ!落ち着いて!ハルちゃんもマジ顔やめれ!半目!無心!お姫!」

「なんで真子だよ。なるほど真子ね。お手手痛いよ〜」

「ふんぬっ、ふんっ、うりゃ!」

潰しにくんなよ。握力弱すぎだし。にぎにぎ仕返してやる。


「ほんで、どうしよっか。俺海に入らんぞ」

「ウチも泳ぐのはあんまかな。ハルちゃんから離れたら危なそうだし」

マジでな。俺を恨めしそうに見るクソが大勢いるんだよな。しばくぞ。


「あたしに名案がある。道具ないけど」

「ビーチバレー?罰ゲームはお仕置きセック◯だけど「するかあほ!」あぁ、お仕置きじゃなくてご褒「それも違ぇ!」ほーい」

「道具って事は、ボート的な?」

「ノー。砂で遊ぶって事だよ。前にも作ったろ」

「あぁ!ガン◯ムね!」

「待って。ウチの耳おかしい。ロボットの名前が聞こえたんだけど」

「ロボットじゃなくてMSな。な!」

「お、お姫怖ぃ」

キモオタのこういうところ嫌い。3人引いてるからな。


「つまり砂のお城的なやつだろ?俺得意だぞ」

「お、珍しく乗り気じゃん。でもあたしらに勝てるかな」

「春君はどんなの作ったの?」

「ちゃんと完成出来たのはサ◯エさん家。失敗したのは万里の長城だな」

「ハルちゃんも規模すげぇ。何が失敗?」

「浜辺の端から端まで作ろうとしたら潰されたり怒られたり。夜にコソッと作ったら朝に無くなってた」

「さすがデコ。キモい」

俺は別にこだわったわけじゃないぞ。ミュウちゃんひどい。


テキトーにぶらぶらしてた所からシートに戻り、ミュウちゃん愛用の道具を持って浜辺へゴー。


「それでは、何作ろっか。やっぱ簡単な所からにして、ザ◯Ⅱ?ボル◯ャーノン?ガナーザ◯ウォーリア?」

「全部一緒じゃねぇか」

「違う!間違ってるぞ!」

「てかウチにもわかるのにしてよ。んと、雷門とか?」

「無いかな」

「無ぇよ」

「雷門、ザ◯を添えて」

「ハルちゃん聞いてる?」

ちゃんと折衷案出したろ。ツイッター映えしそうだし。


「んじゃホワ◯トベースでいいだろ」

「ならミネル◯を推します!」

「だったらヤーパ◯の天井にすっか」

「美優、それ最高」

「一個もわからんし。全部ロボット?」

「弾幕薄いぞ!何やってんの!」

「殴って何が悪い!」

「明日に向かって、エク◯ダス!」

「わかんない!ザン◯ット!?ナデ◯コ!?グレン◯イザー!?◯デオン!?ライ◯ンオー!?どれ!?」

「D子ちゃん、違うの。あとね、ごめんなさい」

なんか申し訳ない。あとD子もぷりぷり怒るんだな。


話し合いの結果、いきなり湧いて出てきたバッキンガム宮殿に決まり、作業開始。ガチやな。

俺が水を汲んで運び、D子が砂を作って固め、オッパイズが画像見ながら成形という本気具合。近くにいるちっこい子供とか目キラキラしてるぞ。


1時間ほど経ち、ざっくり形が出来たので俺も成形に加わり、ディテールを調整。わざわざ海で何やってんだろ。


さらに1時間、

「でけたー!」

「うぇーい。デコ助、写真撮って」

「つ、つかりた………ほんま、つかりた……」

「D子大丈夫か?熱中症なってねぇか?」

「うんダイジョブ。ハルちゃんしゅき〜」

「春君、ほれ、ほれ」

「はいはい。よく頑張ったな」

「うへへへ。濡れる!」

やめろ。周囲の目を見て行動と言動に気を配れ。今や野郎のみならずお子ちゃままでこっち見てんぞ。多分宮殿見てるけど。


「あのさ」

「なんだD子、お前も一緒に写るか?」

「あ、私もー」

「いや、じゃなくてね?」

「せいチーズ」

「………どうかしたの?」

「あのさ、ウチら何しに海来たのかな」

「……………」

「……………」

「………デコ助にオカズあげただけだな」

「それな」

「春君後で家族会議」

「はい」

この後、バッキンガムを放って道具を片して帰宅しました。とりあえずお姫様達がナンパされなかったのが1番良かったかね。

…………………海行った意味。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ