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最低男子と最高女子  作者: 猫背
38/65

38話

「あのさ、俺ん家相談室じゃねぇんだわ。なんで集まんの」

「立花君が1番猛君の事知ってるから」

「まー君に聞けよ」

「………口聞いてくれない」

「お前マジで何やってんの」

「………昨日キスしようとして怒られた」

「アホか」

「こっちは本気だ!!」

「悠真ちゃん、公共の場でしようとしたら怒られるってわかるよね」

「…………でもぉ」

本気でアホだな。


今朝は真子が出かけると言い、兄貴はミュウちゃん家に呼ばれ、母さんはお仕事、猛も来ない。

真の休日が訪れていた午前10時。

突然インターホンが鳴ったので無視すると、鬼連打でピンポンされた。ウザ〜い。

イライラでトサカきたのでドアを開けると、見るだけで鬱モード突入しかねない3人娘が待ち受けていた。怖〜い。


「ユーマちゃんがアホなのはわかった。2人は何してんの。猛は?」

「お姫とデートしてます」

「あ〜、昨日連れてけって言っちゃった」

「立花君、アホなの?」

「サッキーよりマシかな」

「普通に心が痛いから言わないで」

自覚あるなら少しは頑張って頭使え。


「ハルちゃんにお聞きしたいんですが、オッケー牧場?」

「ノーサンキューで」

「立花ぁ、まー君はどうすれば心を開いてくれるんだぁ」

「ユーマちゃんには無理」

「立花君、相談聞いて」

「1人だけ圧が強い」

「引いてダメなら押せって言うでしょ?」

意味をわかってて言ってるよね。だと思いたい。


「んじゃメンドくさい2人から。大物さんは待ってて」

「背の事は地味に気にしてるんだから言うなよ」

「俺も正志もユーマちゃんタイプだから喜べ」

「な、何が!?何の!?何で!?」

「うるさい!背の高いすらっとしてるやつだ!中身が伴ってないからダメなんだよ!」

「お、押忍。恐縮っす」

話聞けよ。


「んで、D子どしたの」

「私は?」

「怖い。んで「怖くないよ?」怖いよ。D「怖くないよ?」わざとならそれが猛に壁を作らせてるってわかるよな」

「……………怖くないよっ」

「ごめんパイ子。マジホラー」

「咲は前よりかわいいぞ」

「前よりって」

「怖くないもん……」

「サッキーに質問です。目の前で猛が知らない女の子といちゃいちゃしています。どんな気持ち」

「チッ」

アウト。わざわざガンつけるとこまでしてくれてありがとう。


「予想だけど、最近猛と距離が縮まらないなぁ。肝心なところで避けられるなぁ。結構いい雰囲気なのになぁ。ってとこか」

「立花君監視でもしてる?」

「それはユーマだろ」

「お、お前最低だぞ!」

「正志にしてないよな?な?」

「………最低だぞ!」

「あぁ、泣かないでショタ〜」

追撃してる時点で慰める気無いだろ。


「一応の確認だけど、汚ギャルは続けんのな」

「その言い方嫌ぁい。汚くないもーん。猛きゅんもかわいいって言ってたしぃ。………そう思われてるかなぁ」

「思ってないけど距離感でわかるだろ。あいつの嫌いなタイプだぞ。オタクの最大の敵だからな」

「もうそんな時代じゃナッシングじゃない?」

「それはオタク以外の見方だな。真子なんか未だにチャラ男滅びろってテレビに呟いてる」

「それ単純にナンパで困ってるのでは?ハルちゃんといないと良く声掛けられてるよ?」

……………なんで言わないかな。なんか申し訳ない気持ち倍プッシュ。


「昨日買い物してる時も酷かったな」

「は?なんで?皆で行ったんしょ?えー、6人?なのにナンパされんの?」

「ノンノンですよ。ハルちゃんはされる側だからわからないよねぇ。やっぱお姫とパイ子は粉かけたくなるんですよ。はいオッパイオッパイ」

「ミュウと悠真ちゃんのおかげで何事も無く」

そこで正志が出てこない辺り泣きそう。そしてよくサッキーがキレなかったな。南無。


「そういえば水着写真はよ」

「おぉ!忘れてたや。んでも良いの?実物のがいくない?」

「………誰がすごい?」

「女の子的にお姫がぱない。多分ハルちゃん的にみゆみゆが神」

「ふむ、予想通りの出来レースだな。サッキー腹大丈夫?」

「言わないでっ。今すごく気にしてるからっ」

「ユーマちゃんはどうなんだよ」

「……まー君には笑われましたが何か?」

「良かったな。照れ笑いだ」

「マジで!?ホントに!?信じるぞ!?」

俺は勝手にそう思ってるだけ、とはもう言えないな。


「D子はどんなのにしたんだよ」

「え?ウチ?むふふ〜、えっちぃのっ」

「よし。俺がオイル塗ってやろう」

「猛きゅん専用なのでお断り〜」

「チッ、サッキーは腹回り中心に「いりませんから!」友情のシルシだというのに」

「そんな友情いらねぇな」

「ユーマちゃんの美脚には丹念に塗って差し上げたい」

「自分で出来る範囲をお願いするほど馬鹿じゃない」

「正志にはお願いするなよ」

「なんで!?」

がっつき方が凄すぎて引くな。そこ誰も注意してやんねぇのかよ。


「正志には、感想を聞かない。塗らせない。一緒に行動しない。が今1番効果のある行動と見た」

「く、詳しく、お願いしゃす」

「キモい。今ユーマちゃんのアタックがエグすぎるから、同じくらい引いてみる、つまり、サッキーが言ってた様に、ってな」

「な、なるほど」

「というわけで、ミュウちゃんと行動するようにしろ。ナンパされたら俺か猛を呼べたら呼ぶように」

「……ナンパされた事ないけど」

隣にロリパイパイ連れてりゃ速攻だって。俺も1回拝みたい。


「結局ハルちゃんは海行くの?めためた行きたくなさそうだったよね?」

「行く」

「真子ちゃん心配だもんね」

「イエス」

「最近モロにラブラブ具合見せる感じなんなん?特にお姫すごいんだけど」

「そっちは知らん」

「真子ちゃんずっと立花君の話してるんだよ?最近デートしてないーとか、ゲームもアニメも集中できないーとか」

「クレームすげぇな」

「全部にやけて言われるから腹立つのり」

好評価でなにより。


「俺よか自分の事に集中してくれや。普段お前らどんな風にしてんの」

「………最近は課題かな」

「ウチもでーす。デートしてませーん」

「ストレス解消にでも出かけてこいよ」

「肝心の猛君がいないんですが。立花君の彼女さんと2人でお出かけしているのですが」

「悪いのは俺じゃない」

「おっとハルちゃんが何か言いたそうだ!何かな何かな?」

「お前らが猛を落とせないのが悪い」

「うぐぅ」

「しょぼーん」

ふっ、勝ったな。にらむな。


「お前らはもう少しユーマちゃんを見習うんだな」

「ウチは痴女にはなれないよっ」

「誰が痴女だ!」

「ショタにもなれないよっ」

「だから違う!」

「どんなのが好きなんだよ」

「………小さくてかわいい子」

「はい逮捕」

「違う!ただの好みだ!立花だってイケるぞ!」

「言葉に真実味が無いなぁ」

「ハルちゃんってところが余計にね」

「ただ悠真ちゃんを見習うっていうのはちょっと納得」

「パイ子のパイパイが火を噴くの!?」

「いや、パイ汁ブシャーだろ!」

「そしておチン◯汁ブシャーだね!もぐぞ!」

「首?」

「ごめんなさい調子乗りました」

「俺は悪くねぇ!悪いのは全部D子先生だ!」

「ウチ先生なの?」

サッキーの方が完全にラスボスだけどね。


「それで、具体案を頂きたいんですが」

「少しは自分で考えてくんね。そんなだから発展しないんじゃないですかぁ。オッパイしか武器ないんですかぁ。メンチ切れば乗り切れると思っているんですかぁ」

「………大抵は」

「オッパイさん気を確かに」

「立花君だって人の事言えないんじゃないですかぁ」

「俺は他にも解決策ありますぅ。オッパイさんと一緒にしないで下さ〜い。また怒るぞ?すぐ怒るぞ?絶対怒るぞ?ほら怒るぞ」

「呆れましたぁ」

いやおこてるやん。めちゃおこてるやん。


「2人に質問、おてて繋ぎます?」

「………時々」

「ウチは2人の時は毎回」

「え!?嘘!?」

「ふっ、これがぎじゅちゅだよパイパイちゃん」

「むむっ、先生もうちょい詳しく」

「むふん。ちょっといい気分かも。まぁ実際はいっつも手が当たる距離にいるとか、めっちゃ見つめるとか」

「結局力技では?」

「そうともゆー」

こんくらいやってくれれば、い、いいん、だよな?つ、繋ぐぞ?繋ぐ、つ、繋げた!ってなるやん。


「で、でも、それ付き合ってからじゃないと普通しないと思うんだけど」

「普通はな。猛にそれは通じない。正志にしようとしたら嫌がるっしょ?」

「彼女面すんなって事か!?」

「ただただ嫌がられてる」

「ちくしょー!!」

もうちょい勢い落とせないの。


「猛きゅんにハグってありかね?ワトソン君」

「少々刺激が強いなホームズ。尻を撫で回すくらいが丁度いい」

「それやったらまー君に蹴られたぞ」

「訂正、喘ぎ声を録音して送りつけるくらいだな」

「あ゛あぁぁぁぁぁぁぁ、みたいな?」

「マジもんやんけ」

「お手本ぷりーず」

「アヘっアヘっアヘっシュゴィィィィィ!さんはい」

「やりません!」

お手本っつったろ。文句しか言わないなぁ。


「ワトソン君ならどんな風に攻められるのがしゅきかなぁ?」

「シック◯ナ◯ンで顔にマン◯押し付けられながらバキュームフェ◯はたまりませんなぁ」

「そんなプレイ要求してるの?ドン引き」

「サッキーも知っての通り、真子ちゃんはガチの時めっちゃイヤイヤするからしてくれません。最近ちゅうすら逃げられますが何か?」

「へ、へぇ、そう、なんだぁ、へぇ」

「立花が変な要求ばっかするから嫌がられてるんじゃねえの?」

「初めてはさすがに普通にしたいに決まってるだろ。ハグも抵抗あるようで萎えてますが何か」

「ふっ、別れる前兆、かな?」

「ウゾダドンドコドーン!!」

「そういうのじゃない?」

これは逆に好感持ってほしいけどねぇ。


「もしかしてお尻触ったりオッパイ触ったりしすぎじゃない?どすけべちゃんめ」

「嫌がるってわかってて触るかい」

「お前まさか、下半身触らせたり「そっちの方が嫌だろ」まぁ確かに」

「…………本格的に、距離置かれてる?」

サッキーさんそれは言わない約束だろ。俺だって人間だぞ。


「ハルちゃん振られたら引きずりそー」

「え?嘘?絶対ミュウに声かけると思ってた」

「さすがサッキーさん大当たり」

「うわ最悪」

「お前本当に振られるぞ?」

「俺が振られるが先か、お前らが振られるが先か」

「………海いつにしよっか」

「皆生理大丈夫?」

「最悪」

「サーイテー」

「立花君、そういうところ」

知ってる。でも言うと思ってたっしょ。


「ハルちゃん水着は?」

「あ」

「買い行く?」

「あー、猛は?」

「買っちゃっちゃ」

「おいふざけんな。男同士のハッハ!ドゥフフ!が無いじゃんか」

「初耳かつキモい」

「どいひー。んじゃデートしよっか」

「あ、ウチ用事」

「私と咲は課題だな」

「なので、お一人様で。今日はありがとうね。お友達さん」

辛たんわろた。まぁ初のお友達認定もらったしいっか。

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