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最低男子と最高女子  作者: 猫背
33/65

33話

「それではこれより、結果発表と参ります」

「……………わー」

「な、なんでこんな暗いんだよ。勉強会したんだろ?」

「ユーマちゃんは気にすんな。何も無い」

俺たちにはな。というか全員暗いは笑えない。


テスト後休みを挟んで訪れた月曜日。

一限を丸々使って答案の返却が行われ、各自追試の日付と時間、答え合わせをする事になった。

何故こんなわけわからん事をするか三十路に聞いたら、

「だって補習したくないでしょ?メンドくさいもの。とにかく追試させればそのうち赤点無くなるし、夏休みに仕事増やされたくないし」

という教師の事情のみで構成されていた理由だった。クソ学校だな。


「んで、まぁいないと思うが、赤点取った天才と紙一重の奴いんのか?」

…………おっと、さすがウドさん。オンリーワンですおめでとう。

「何個」

「……3つ」

もはや何も言うまい。ダブれ。


「ユーマちゃん何位?」

「今回は4位だったな。まぁ始めだし簡単だったからな」

なんで前より上がんだよショタ狂い。正志に勉強教えてたんじゃねぇのかよ。

「んじゃロリ狂いは?」

「違うって!俺は6位だよ!」

反応する辺り立派な予備軍じゃないですか。通報しました。


この辺は確実に安泰なのは知ってた。

ただビビるのが、D子とミュウちゃん。

2人とも前回は余裕の上位だったので、なんか聞くの怖い。


「先に聞くな。平均越えなかった奴挙手」

…………うん。全員ね。アホ。


「D子、お前何とちったんだよ。第1、平均切っても別に問題無いだろ」

「まぁ、うん、そだけど」

「ハッキリ言ってバカなサッキーが悪い」

「む、むむ、………むぅ」

「咲ちゃん、しっかり。咲ちゃんは頑張ってたよ」

「教えてたD子と違って教わってたけどな」

「むぅ、むぅむぅむぅ!」

はっはっは。愉快愉快。今は俺がここの支配者というわけだな。皆そんな悪かった?


「んで?」

「ウチは英語がちょっちやらかしちゃって」

「へぇ、吉澤そっちか。理系がダメだと思ってた」

「英語以外は全部あげあげー。ウチ的にはショタがめっちゃ凹むと思ってたよー」

「ふっ、まーく、……正志に恥ずかしい先輩だと思われないようにな」

すでに恥ずかしいから気にすんな。隠せてないとこを恥ずかしがれ。


「それより美優意外だな。お前がしくじるとは思わなかったぞ」

「いや、赤点なんかは別次元、例えて言うとお前にとってのノッポ弟みたいな感じなんだけど「それ挟む意味あんのか!?異次元ってなんだ!?」とにかく、平均行かなかったから萎えてんだよ」

「足立さんは順位は?なんの教科がダメだったの?」

「69位。下ネタじゃないよ?」

「大丈夫、わかってるよ。続けて?」

「地理だよ。んなもん知るか」

教科書丸々出てましたよお嬢さん。普段の授業でどんなか大体想像出来んな。きゃわわ。


「それでは、大物達にインタビューといきますかね。真子、何位?」

「………213」

「偉い。頑張った。ちゃんと見てたからな」

「……………春君。えっちしよ?」

「真子落ち着け。立花お前何した」

まず俺を疑うのやめろ。真子は勝手にドスケベホイホイになったんだぞ。むしろ母さんのせい。


真子ちゃんは残念ながら勉強の成果が出なかった様子。一夜漬けロリよりはいいと思います。


「…………サッキー」

「むぅ」

「咲、どうだった?」

「むぅ」

「咲ちゃん?教えて?」

「む、む、………むぅ」

そんなヒデェのかよ。普段のサッキーからは想像出来んな。


「咲、いいの。皆わかってる」

「……真子、ちゃん」

「私達が言いたいのはね?赤点回避、おめでとう」

「サッキーおめでとう」

「咲、おめでとう」

「パイ子、おめでとう!」

「乳神さんおめー」

「咲ちゃん、おめでとう」

「皆………私、私!」

「オッパイさんバカ露見おめ」

うわ超嬉しそう。


「美優おいで」

「ひゃぁぁぁぁぁ!!」

「咲!ストップ!」

「ユーマちゃんどいて?その子もげない」

「サッキーやめやめ。オッパイなら立派なのあるじゃんか」

「胸?首だよ?」

「退避ぃぃぃ!!」

「猛きゅん早く止めて!」

「行け乳神!クソチビやっちゃえ!」

サッキーさん鬼ギレパない。

ユーマ、猛、D子で必死に抑えてんのにジリジリ寄ってくる。

真子と抱き合いながら俺の後ろでブルブルしてるよ。やめたげて。ウド煽んな!

「首置いてけぇぇ!!」

「怖い!やめれ!」

オッパイ構わず俺にがっつりくっついて泣いちゃったよ?もうやめよ?


結局怒りが収まらない様なので、猛とユーマとD子に任せて外に連れ出してもらった。

ミュウちゃんは泣き止まないので俺と真子で必死にあやした。それはもうがんばった。

ウドは煽りウザイから表にだした。


「美優?おいで?」

「ふぅっ、ひんっ、うん」

「ほらミュウちゃん、お菓子食べよ」

「うっ、うんっ、あっ、ありっ、がとうぅぅ」

高校生にもなってこんな泣く?いやかわいいんだけどね。


真子の上に座って抱きつき、俺がお口にお菓子を運ぶという前回と逆のスタイル。

背中をさすられながらよしよしされるのが心地いいのだろう。徐々に落ち着いてきた。


猛に連絡を取ってみると向こうは全然。

4人でファミレス入って爆食いしてるらしい。またイジられる羽目になるな。南無。











「ミュウちゃん、ほれ」

「チョコじゃないの持ってこいよ。いい感じの塩系」

「もう元気なんだから自分で食えよ」

「真子っデコ助がいじめるっ」

「春君、めっ」

なーる、サッキーと真子がそうやって叱る理由はこのチビパイによく言うからか。アホか。


あやすのにまさかの小一時間。

サッキーも同様に落ち着いて、今は絶望してるらしい。後でセック◯はフルマラソンと同じくらい体力使うって教えてあげよ。痩せるかどうかはさすがにわからんけど。


その後は流れ解散。

サッキーと付き合わされたD子が萎えぽよワロスらしいので、猛がだいぶ疲れたらしい。ユーマは帰宅。ウドは知らん。


真子とミュウちゃんはなぜかそのままお泊まりというキャッキャグチュグチュの展開、とはなれず俺の部屋から追い出されソファ。

朝ごはんはもちろん俺が作った。萎え。

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