Episode 6: 2818年3月 桜の樹の蕾の下
人を信じることの美しさは、満開の桜に似ている。
まだ冬の寒さが顔を覗かせる三月の半ば。徐々にオレンジ色に染まりつつある空の下で、人の気配の無い遊歩道のベンチに一人の男が腰掛けていた。
大きな体躯を隠すようにグレーのスーツを着込んでいる。背中を丸めながら、自販機で買ってきたコーヒーの紙コップを両手で持ち、温かい中身が外気で冷えていくのに任せていた。
藤堂は、アシビの参与としてミューズ側との停戦交渉会議に臨んでいた。頭を使うよりは体を動かす方に自信がある藤堂としては、交渉の責任者という肩書は本意ではなかった。本来であれば小石川が適役なのだが、彼は今、停戦交渉よりも最優先の”仕事”があるため、藤堂に役が回ってきたのだった。不安げな藤堂に対し、小石川はこう声をかけていた。
「大丈夫。うまくいくように取り計らいますから」
しかし現実はそう甘くはなかった。停戦交渉が始まってから既に一ヶ月ほど経ったが、未だ議論の着地点を見出だせてはいない。
その会議の休憩時間に、藤堂は会議場近くの遊歩道へと一人で足を運び、何か打開策は無いものかと思案していたのだった。その結果は、言わずもがなである。
藤堂は深い溜め息をついて立ち上がると、コーヒーを一気に飲み干し、やるせなさをぶつけるように紙コップを握りつぶした。
藤堂が会議場へ戻ると、大方のメンバーは揃っているようだった。会議場はミューズ側が用意したもので、本来は学芸課の所管であるらしい。壁の一面がガラス張りになっており、外庭が一望できるようになっていた。
藤堂が席につくと、部下の平沢がやってきて何かをテーブルの上に置いた。卓上ライトに照らされたそれは、想定問答集などの書類の束だった。
「次の会議での我々の基本的な主張と、注意点についてご連絡致します」
平沢が小声で話す伝達事項を、藤堂はただただ頷いて了承した。正直、藤堂にはそうした指示が何を意味しているのか分からなかったのである。
「それから、くどいようですが汚い言葉は慎んで下さい。粛々と進めることが最善ですから」
「分かってるよ。『死ね』だの『殺す』だのは言ってないだろう?」
「過去になさった拷問の内容についても控えて頂けると嬉しいのですが」
「『下手に出るな』というのは小石川からのアドバイスだ」
「我々の仕事はケンカを売ることではなく、手と手を取り合うことなのですから、そこはお間違えの無いように」
藤堂は、平和的解決こそ望んでいるが、残念ながら不器用な男だった。藤堂にとっての交渉とは、刀と銃を相手に突きつけて要求を伝えることなのである。もちろんそんなことをすれば停戦交渉が破談になってしまうことは分かっていた。だから上層部との意思疎通や交渉の方針は、平沢に一任していた。
平沢は、藤堂とは対照的に細身の男だった。黒髪をビジネスマン風に整えて、黒縁の眼鏡をかけている。元は小石川の部下であり、アシビの活動に必要な物資を裏ルートから手に入れるための交渉を担当していた。かの有名なスミルノフ商会とも切った張ったの交渉を繰り広げていたというから、人は見た目によらないものである。
その平沢の辣腕をもってしても、この交渉は一筋縄ではいかないようだった。
それは必然であり、また不可思議でもあった。
その時、会議場に二人の人物が現れた。何やら話し込んでいる。
一人は深い紺色のスーツを纏った初老の男で、牛のようにゆっくりと席へと向かっている。
もう一人は若い男で、スーツに似合わない長髪が目立つ。初老の男に何やら耳打ちをすると、お互いに目配せをしてニヤリと笑った。初老の男が座ると、その隣に並んで座った。
この初老の男こそが、フランシス・スウィフト。ミューズ評議会の議長である。
そしてその傍らに座る男は、ケント・バンクス評議員。またの名を小石川賢人。藤堂と同じくアシビの参与であるが、今はその素性を隠してミューズ評議会の交渉責任者となっている。
無論、それは偶然などではない。小石川をミューズ側の責任者とすることで、アシビに有利な交渉をするための作戦なのである。この盤面を作った段階で、アシビ側の勝利は決まったはずだった。
ところが蓋を開けてみれば、交渉は難航することになってしまった。アシビにとって想定外だったのは、フランシス・スウィフトが交渉の最高責任者に自ら名乗り出たことだった。
実質的な交渉は小石川に任されているようだったが、会議には必ず議長が顔を出し、その場で議論に口を出した。こっそり議論をまとめることは不可能に近かった。
さらに悪いことに、交渉が始まって以来、小石川との連絡手段は無くなっていた。内通がばれるのを恐れて、小石川の手元にはアシビと通信できる機器は一切無い。直接接触するにしても、小石川は宿泊先のホテルと会議場を往復する日々を送っており、その周りにはSPがついていた。これでは手紙を渡すことすら難しい。毎日のように顔を合わせているのにコミュニケーションが取れないという、もどかしい状態が続いていた。
藤堂は小石川に尋ねたいことが山ほどあった。
なぜ交渉がスムーズにいかないのか?
スウィフト議長を会議から外せないのか?
なぜスウィフト議長と親しげに会話をしている?
お前は本当にアシビの味方なのか?
もはや小石川への信頼だけが、藤堂にとっての頼みの綱だった。
そしてそれが崩れ落ちるのではないかという不安が、藤堂の心の中に渦巻いていた。
藤堂は思い返していた。かつて小石川と会って間もない頃の、つまり彼のことを全く信用していなかった頃の思い出を。
タイガーがアシビを創設した当時、藤堂は実行部隊の現場指揮官だった。この頃はミューズで暗躍する他の組織との利権争いが激しく、武力抗争が絶えなかった。それらを勝利に導いてきたのは、藤堂を始めとした武官たちだった。アシビという組織が大きくなったのは自分たちの働きによるものだという自負があった。
そんな折、アシビへ極秘に足を運んできたのが小石川だった。ミューズ内部の、しかも評議員の離反者は珍しかった。タイガーは彼の社会的立場の利用価値だけでなく、彼の才能も見抜き、幹部として重用した。人を見抜く力は、タイガーの天賦の才能と言って良い。
この新参者の台頭を、武官たちは心良く思わなかった。藤堂もその一人だった。小石川への風当たりは、日増しに強くなっていった。しかしそれは、小石川本人も自覚していたようだった。
そしてある時、小石川は藤堂を呼び止めた。
「私を現場に連れて行って下さい」
唐突な願い出に藤堂は戸惑った。
「ひよっこを戦場に出せるわけ無いだろう」
「私はこれでも剣術には自信があるのです。文官としての仕事に活かすために、一度は戦いの場も経験しておきたいのです」
藤堂はタイガーにやめさせるように相談したが、最終的には一度だけ連れて行ってやってくれ、ということになった。気分を害した周りの武官たちは、こぞって「奴をしごいてやれ」と藤堂に言った。藤堂自身も、手荒くもてなすつもりだった。
藤堂が部下たちとともに小石川を連れて向かったのは、地下組織のシルバーコブラだった。シルバーコブラは、電子ドラッグの密売を手がけており、多額の資金源をバックに一つの地下都市を占拠していた。首領の名前はバルタザール・パンサといった。
電子ドラッグというのは、体内に神経と接続させた機器を埋め込み、そこにドラッグ・カードをかざすことで快楽を得るという代物である。容易に多種のドラッグを製造でき、ドラッグ自体はただのデータを偽装しているため、摘発が追いついていなかった。
アシビがシルバーコブラに乗り込んだのは、無論、摘発などではない。その膨れた財布から少しばかりの金を”融資”してもらうことである。
武装した藤堂たちは、シルバーコブラが経営するナイトクラブに車で乗り付けると、正面から堂々と入っていった。入り口に立っていたスキンヘッドのガードマン二人は、拳銃を手にする前に地面に転がった。
中では、電子ドラッグを大量に読み込んだ人々が、大音量の音楽の中で狂ったように舞い踊っていた。酒と大麻が混ざった匂いの中、藤堂たちは平然と銃やら刀やらを手に進んでいった。狂人たちは、その姿を見ても恐怖の色を見せず、笑顔で踊り続けていた。群衆を掻き分けてカウンターに辿り着いたところで、藤堂がマスターに声をかけた。
「おい、焼酎をロックで頼む」
マスターは不思議な顔をした後、藤堂の腰に佩いた刀に気付いて、青ざめた顔をして奥へ逃げようとした。
しかしすかさず藤堂は拳銃を懐から抜いて、一発ぶっ放した。棚に置かれていたビンテージもののワイン瓶が、まるで風船のように弾けた。
「ひぃっ!?」
「酒も出せねぇのかよ」
部下に顎で指示をして、カウンターの奥を確認に行かせた。
しかしその時、踊り狂う群衆に紛れたガードマンが手にした拳銃によって狙われていることに、藤堂は気付いていなかった。
ガードマンの男がニヤリと笑みを浮かべながら引き金を引こうとしたその時、一人の兵士が藤堂をかばって射線上に入った。乾いた銃声とともに放たれた銃弾は、兵士の左腕に命中した。
「おい、大丈夫か?」
藤堂が撃たれた兵士に駆け寄る。そしてその顔を見て驚いた。その兵士は小石川だったのだ。
小石川は血が滴るのをもろともせず、イタチの如く敏捷に男へと接近して抜刀した。拳銃を握っていた右手は手首から先が吹き飛んだ。体内に埋め込まれた電子ドラッグの読み取り機器は、真っ二つになっていた。続いて振り下ろした刃は、男の左肩から斜めに身体を切り裂いた。男はあっけなく床に突っ伏した。
しかしそれもダンスミュージックと電子ドラッグ中毒者たちの狂乱に掻き消されてしまった。
「あまり騒がれても困りますな、サムライ諸君」
声のする方を見遣ると、カウンターの奥から恰幅のいい中年の男が出てきた。口ひげを生やしており、口を開くと金歯が光った。
「どうも、私がバルタザール・パンサだ。私に話があるのだろう? さぁ、奥へ。撃たれた君も治療しよう」
招かれるままに、藤堂たちは奥へと進んでいった。
「小石川、大丈夫か」
「この程度の傷、どうということはありません」
「すまなかったな。まあ、その、なんだ……感謝する」
「私は私のやるべきことをしただけですから」
小石川は笑ってそう言った。
藤堂たちが通されたのは、応接間のようだった。恐らくはパンサが知人をもてなすための部屋なのだろう。趣味の良い調度品が並んでいた。
パンサの部下が小石川の治療のために呼ばれていた。銃弾は幸い皮膚をえぐった程度のようだった。
その間、パンサはソファに座り、向かい側に座るように藤堂に勧めた。
「君達はアシビだね? どうせ用件は金だろう」
「その通りだ。こちらは部下が負傷したんだ。支払いは高く付くぞ」
「僕の方もも部下三人とワインが一本ダメになったんだがね」
藤堂はそんなことは知らないというように表情を変えなかった。それを見たパンサは口元に笑みを浮かべた。
「まあ、いいよ。それとこれでチャラということにしよう」
「では本題に入ろう。シルバーコブラには、ぜひ我々に”融資”をお願いしたい」
パンサが首を横に振れば、藤堂は懐から拳銃を取り出すつもりだった。
「いいよ。僕もそのつもりだったんだ。言ってくれれば、その分の金を用意しよう。もちろんこっちで困ったことがあったら助けてもらうけどね」
意外にすんなりと交渉が成立したことに、藤堂はいささか拍子抜けしていた。
「……いいのか?」
藤堂の反応を見て楽しむように、パンサは声を上げて笑った。
「ハッハッハッ、そりゃあそうだよね。じゃあ教えてあげよう。僕が融資に応じる理由ってやつを」
パンサはソファの背もたれに寄りかかりながら、足を組んだ。
「僕の母方の姓は『ハポン』というんだ。知っているかい?」
藤堂は顔をしかめた。そういう教養は、てんで持ち合わせていない。
「有名人の名前なのか?」
「有名人というわけではないかな。どちらかというと有名な無名の人かな」
そこに腕を包帯で巻かれている最中の小石川が口を挟んだ。
「ハポン(Japon)は、スペイン語で日本という意味ですね。確か、かつて伊達政宗が派遣した支倉常長率いる慶長遣欧使節団がスペインに立ち寄った折に、一部がそこに留まり、ハポン姓を名乗るようになったと聞いたことがあります」
「そう。つまり僕の血の中には日本人の血がちっとばかり混じっているという訳さ。アシビが日本の再興のために立ち上がったというのは聞いている。僕もそれに貢献できるのなら、本望さ」
パンサは金歯を光らせてニカッと笑った。
この一件によって起きた変化が二つある。
一つは、アシビとシルバーコブラとの同盟関係が結ばれたこと。
そしてもう一つは、アシビの多くのメンバーが小石川を正当に評価するようになったことだ。藤堂もその一人である。
あれから時が経ち、気が付けば二人はタイガーを支える幹部として、一緒に行動することも増えていた。プライベートもよく知る親しい関係、とまではいかないが、ビジネスライクな関係よりも距離が近いように藤堂は感じていた。
「藤堂さん、明日の会議で提案する条件について、早急に確認したいのですが」
平沢の声で我に返ると、既に会議は終わっていた。気もそぞろに答えた藤堂は、そのままホテルへと向かい、食事も取らずにベッドに横たわった。
翌朝。夢のない眠りから覚めた藤堂は、シャワーを浴び、朝食を摂った。あまり食事は進まなかった。それから会議までは少し時間があったので、コーヒーを飲むついでに、再びあの遊歩道へと向かった。
遊歩道へ朝の時間帯に来るのは初めてだったが、やはり人があまり通るところではないようだった。
ベンチに腰掛けて、コーヒーを口にしながら周囲の樹々に目をやった。樹々の多くは葉を落としたままで、風が吹くと細い枝と枝がこすれる音がした。
ふとそこに複数人の足音が近付いてきた。
「おや、会議室の外でお会いするとは珍しい」
現れたのは、二人のSPを連れた小石川だった。
「藤堂さんもお散歩ですか?」
「ええ、そうですね」
本当なら小石川に色々なことを尋ねたかった。しかし小石川がアシビの人間であることは、このSP達にも悟られてはいけない。藤堂はぐっと我慢した。
すると不意に小石川が近くに生えた樹に近付くと、それを見上げた。
「これはソメイヨシノですね。アシビの方々にとっては思い入れのある植物だと存じ上げております」
ソメイヨシノの樹にはあちこちに蕾がついており、花開く時を今か今かと待っていた。
「私たちミューズと、あなた方アシビとの関係も、今はこの蕾のようなものなのかもしれません。春が来れば美しい花が咲くはずです。ともに平和を目指して手を携えましょう」
小石川は蕾を眺めているふりをしながら、SP達には死角になるようにして左腕を少しまくり上げ、あの時の傷跡を藤堂へ見せ、そしてすぐに戻した。
一瞬、藤堂は言葉に詰まった。
「……えぇ、平和に向けて共に努力しましょう」
「それでは、また会議場で」
何事もなかったかのように、小石川はSPを連れてその場を去っていった。
残された藤堂は、さっきの小石川の行動が目に焼き付いて離れなかった。
小石川があの傷跡を見せたという事実。それは藤堂の小石川への疑いをあっという間に吹き飛ばしてみせた。
藤堂は深く息を吐いて、それからソメイヨシノの樹を見上げた。満開になった桜の樹が目に見えるようだった。
会議の開始予定時刻の少し前に会議場に入った藤堂を、平沢が待ち構えていた。
「藤堂さん、どこ行ってたんですか。探しましたよ」
「すまんな。散歩に行っていた」
「今日の会議はご説明することが多いので、ちゃんと頭に入れておいて下さい」
平沢は、持ってきた書類を卓上ライトの灯りの下に広げた。いつもは平沢の説明を聞き流していたが、今日だけは少し真面目に頭に入れた。
開始予定時刻を少し過ぎたところで、最後にスウィフト議長が姿を現し、ようやく会議が始まった。
小石川が仕切り役として立ち上がり、説明を始めた。
「本日の会議に先立ちまして、私の方から一つお話があります」
一体何の話だろうと、出席者の多くが視線を小石川へ向けた。
「時は来ました。”復活した神の子”が決断を下したのです。今日という日が歴史的な一日となることを祝福しましょう」
そして小石川はテーブルの下に手を伸ばして、何か細長い物を取り出した。
それが何なのか最初に気付いたのは藤堂だった。
「やめろ! 何をしている!」
叫ぶ藤堂を横目で見遣りながら、小石川は素早く半身になって刀を構え、刃を内側へ向けながら右隣に座るスウィフト議長目がけて突きを放った。
座っていたスウィフト議長はすんでのところでテーブルに飛びついて急所を免れた。しかし、もはや逃げ場はない。
小石川は恐ろしく冷静な表情で、突いた刀をそのまま横へ薙ぎ払い、卓上のライトもろとも、議長を背中から斬り伏せた。
「流石は燭台切といったところか」
そう小石川がそう呟いている間に、会議の出席者たちは悲鳴を上げて、我先に逃げ出そうとしていた。
しかしそれは無駄な行為だった。会議場の入り口という入り口から、無数のアンドロイドたちが流れ込んできていた。その手に握られた刀で、アンドロイドたちは出席者たちに襲いかかった。
会議場の中がパニック状態に陥っている中で、藤堂だけは落ち着いていた。その場に身を屈めながら状況を素早く把握し、逃げ道を探していた。
しかし藤堂の背中に固い物が触れた。
「藤堂さん、動かないで下さい」
声の主は平沢だった。銃の引き金に指をかけている。
「お前もグルだったか」
「割と簡単でしたね、藤堂さんを騙すのは」
「そうかい。それなら良いことを教えてやろう」
「?」
「相手の銃口の位置から、相手の位置を推測するのはもっと簡単だ」
こもった銃声が会議場に響き、平沢が床に倒れた。藤堂はスーツの下に隠していた拳銃に手を伸ばし、背中を向いたまま、スーツを貫通させて平沢を撃ったのである。
すかさず藤堂は駆け出し、外庭に面した窓ガラスへとダイブした。ガラスが四方八方へ飛び散り、藤堂の体は落下していった。
お読み頂きありがとうございました。
ついに彼が本性を現しましたね。これからどうなっていくのか、ご注目ください。
回想シーンはあまりプランが無かったので、書きながら設定を作っていきました。
実は、ハポンのネタは即興で入れました(笑)。
バルタザールというキャラクターも偶然生まれたものです。
でもこれから活躍するシーンがあったら面白いですね。
それと、今回は割と小ネタが多かったかもしれません。
タイトルは、坂口安吾の「桜の森の満開の下」から。
小石川のセリフにあった燭台切は、燭台切光忠のことですね。慶長使節団を送った伊達政宗の刀であり、また東京の小石川に所蔵されていた歴史もあります。
パンサは「ドン・キホーテ」のキャラクターから。
次回は「終わらせる者」。1月7日更新予定です。予定を守れなかったらゴメンナサイ。
それでは。
葦沢
2017/12/24 初稿