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昏冥の空に青い鳥  作者: 音無 なの
第2部 第2章『海と祭りと恋花火』
40/48

第27話

とんでもなくお久しぶりです!?;

夏 の 話 な の に 夏 終 了 し て ま す !?;

それでもなお読んでくださっている方には本当に感謝です…




~あらすじ~

夏休みに突入して数日後、友人たちとの旅行として、二泊三日で海へ行く事になった悠希逹。

事前準備の買い物で悠希の姉、桜花や、その旦那である勝也と共に買い物を済ませ、悠希逹のバイト先で桜花や勝也の同級生である天音と雫の喫茶店へ来た一行は、桜花逹の友人であり、別のゲーム『君と二人で』の主人公である“古河アリス”と遭遇する。

瑠璃は『君と二人で』の主人公のデフォルト名は“アリサ”だと知っている為、彼女は転生者だと見抜いた。


そのアリスは予想通り瑠璃と同じく転生者であり、逆に彼女は『COLOR*SEASONS』の隠しキャラであるはずの瑠璃が友人ポジションである悠希にベタ惚れなのを見て瑠璃が転生者だと見抜いたと語る、休憩室で雫を交えて“お話し”をした結果、二人は和解したのだった。







―しばらくして、瑠璃達はやたら仲良くなって帰ってきた…;

一体部屋の中で何が…?;








―翌日。

集合場所である地元の駅に来た俺と瑠璃は、残りのメンバーを待っていた、どうやら俺達が一番乗りだったようだ…まぁ、集合時間より30分以上早いしな。

因みに、今回参加するのはあすなろ学園のメンバーのみである。

…とは言うものの、智秋の彼女である篠原さんは参加するけど。

要するに俺、瑠璃、智秋、篠原さん、立夏、緑川さん、秋穂、桜庭先輩、そして保護者兼運転手で凍夜先生である。

白雪さんは不参加、理由は単純に…アレだ、『カップルばっかりで参加し辛いのです…;』ってやつ。

秋穂は最近、立夏とも仲が良いから積極的だった。

立夏も勇悟は嫌いだが秋穂に関しては満更でもないみたいだし。

勇悟クズ?アイツを誘う訳無いだろうが。

秋穂は上手い事隠し通せたのだろうか??


しばらく待っていたら、一台のワゴン車が目の前に止まった。

そして窓が下がり―



「おはよう。君達が一番乗りか、早いな。」


「あ、おはようございます桜庭先輩に凍夜先生。」


「おっは~さくらん&とぅち~ん♪」


「おはようございます、黒崎さん、青井さん。」


「おはよう。先生と先輩もおはようございます。」


「おはようございますみなさん!」


「おはようございます先輩方、白雪先生!」


「立夏と緑川さんと秋穂も来たか。」


「すまん!!;もう集まってたか!?;」


「まさか遅刻!?;

ごめんなさい!!;折角仕事をキャンセルしたのにまた入れられそうになっていたから断ってたのよ!!;」


「おはようございます皆さん。

…篠原さん、でしたか??まだ集合時間より遥かに早い時間なので大丈夫ですよ、それに、仕事があるのなら無理はしなくても良いのですよ?」


「あ…えと…あすなろ学園の保健医さん…ですよね?

大丈夫です!事務所には何があっても仕事を入れるなって言ってありますので!!」



最後に智秋とルナさんが来てメンバーは揃ったみたいだな。

皆、先生が運転する十人乗りワゴン車に乗り込んだ。

因みに座席の方は…運転手は当然凍夜先生だとして、助手席に桜庭先輩、後部座席一列目に俺と瑠璃、二列目に智秋とルナさん、三列目に立夏と緑川さんと秋穂となった。荷物は各々の横、凍夜先生と桜庭先輩の荷物は後ろだ。


…因みに、先輩が先生に『凍夜にばかり負担をかけてすまない…』と言ったのに対して先生は『いえいえ、僕は春菜と出掛けられるのなら負担なんて思いませんよ。』と返して頭を撫でる…何て一幕があった。

うん、大人の余裕って奴??ごちそうさまです。

それにしても…凍夜先生は同い歳な義兄さんや姉さんより余程大人だ…;



「それでは出発しますよ、お忘れものは無いですか??」


「「「「はーい♪」」」」

「「「問題ない。」」」




俺達皆の元気な声を合図に凍夜先生が車を発進させ、俺達の旅行がスタートした!!

行き先は隣の県の海辺の町、S市だ。

そこで海水浴と七夕祭りを楽しむ予定なんだ。

…『7/7はとっくの昔に過ぎたよな??』って訊いたら、その町は旧暦で七夕祭りをしているとか…なんか、瑠璃が『海辺の町…旧暦で七夕祭り…それ…どっかで聞いたことがあるにゃあ~…;』とか言って苦笑いしてたけど…何かあんのか??



「…そう言えば姉さん達も海に行くって言ってましたけど、凍夜先生はこっちで良かったんですか??」


「愚問ですよ黒崎さん。

友人と婚約者(春菜)、どちらと海に行くのが大事だと思いますか??

そもそも、こちらは夏休み前から話が出ていたじゃないですか。

急に僕が行けなくなったら春菜が悲しみます!!」


「とっ…凍夜…///」


「アッハイ。ゴチソウサマ。」



愚問…ね…;

まぁ確かに先約はこっちだったしな…

それに―――


「桜花~♪」


「勝也…ひっ人前で…///」


「良いじゃねーか減るもんじゃねぇだろ?」


「私の精神が…すり減る…!///」



「雫は水着姿も可愛いですぅ…///」


「あはは~♪アリスちゃんも可愛いよぉ~♪」


「やん♡雫ったら~♪」


「「ははは…相変わらずだなおい…;」」



―――うん、あんな激甘空間 (になるであろう)バカップル共(約一組(?)はユリップル(?))に男一人でついていったら…最悪だな…


俺なら間違いなく『瑠璃ぃぃぃぃっ!!』とか発狂するね!!



「ご理解いただけましたか?」


「ええそれはもう。」


「「心底彼女持ちで良かったですねお互いに。」」



そう言いつつ先生はノンルックで先輩の頭を撫で、俺も瑠璃の頬をぷにぷにした。



「あぅ…///凍夜は運転に集中しろ…///」


「んふふ~♪」



対する先輩は顔を真っ赤にして、瑠璃は楽しそうな声を上げた。



―それから数時間後。

一先ず今回の宿に到着した…!



「おー………


「テンプレな豪華宿で草。」


「あ…あれ~?;

私達が出したお金でこんな豪華な宿…泊まれましたっけ…?;」


「あ、僕と…篠原さんが奮発しておきました。

折角の春菜との旅行ですからね!

ここでお金を使わないでどこで使うんですか!!」


「そうよ!!智秋と旅行が出来るなんて(私が忙しいから)滅多に無い機会だもの!!」


「とっ…凍夜…;

そんな無理しなくても…;」


「ルナも、お前のそれは確かに結構お金を貰ってる仕事だろうけど、貯金しとけよ…;」


「「ははは、無理何てしてません♪」」


「…流石医者だな。」


「いやでも学校医って儲かるのか!?;」


「いえ、普通は学校医なんて仕事だけでは儲かりませんよ。

僕はエルラン(ある事情)があるから違うだけですが…内容は秘密です。

(※オリジンエルラン所有者特別手当て)

まぁ、少なくとも今すぐ春菜と結婚して、そのまま彼女を専業主婦にしても楽に生活させる事は出来るだけの給金はもらっている、とだけ言っておきます。」



うん、何か凍夜先生の本気を見た。

この人ガチで桜庭先輩を嫁にする事しか考えてねぇ…ってな。



チェックインを済ませて部屋に荷物を置いてきた俺達は早速海へ繰り出した!!

まぁ、例の如く女性陣の着替えは時間がかかるし、パパっと着替えた俺達男性陣で日除けテントやレジャーシートの準備をしておいた。

やっぱり男四人(智秋含む)で準備すると早いな!!

…えっ?当然智秋も男性更衣室で着替えたけど??

だって智秋は胸があんま無いから違和感ねぇし。

今も上半身は裸だ。

引き締まった身体は下手な男より男らしい。

ってか着替え中も俺と筋肉トークしながらな位だったし。



「よっしゃ!!準備完了っと!!」


「ああ、後は美夏達が来るのを待つだけだな。」


「瑠璃の奴、水着は当日のお楽しみ…とか言ってたからな…楽しみだ。」


「ええ、僕も春菜の水着姿は見ていないので楽しみです。」


「えー!?

“当日のお楽しみ!”とか何かズリーな…多分ルナは撮影で使った水着(ビキニ)にパレオだろうしよー…


「あら、撮影で使った水着で悪かったわね智秋?」


「…ハッ!?;ルルッ…ル ナ サ ン …?;」


「Oh...



声がした方に振り替えると、そこには“イイ笑顔”で仁王立ちするルナさんの姿が…!;

因みに、彼女が着用しているのはライムグリーンでトップに蝶結びのリボンでワンポイントが入り、ボトムはフリフリが付いたデザインのもの、そして腰には薄黄色のパレオ、ひまわりのコサージュが付いた麦わら帽子をかぶっている…まぁ、モデルをしているだけあって抜群に似合ってはいる。

ただ、雑誌に載っているから見慣れているってだけで。



「ふんっ…私だって、買いにいく時間さえあれば他の水着が着たかったわよ…智秋にだけ…見せたかったわよ…


「わぁぁぁ!!;すまんルナ!!;

別に悪かねぇよ!スッゲー似合ってる!!;

それに、どうせ他の海水浴客に見られるなら、寧ろ雑誌に載っている方の格好のが都合が良いしな!?」


「…フフッ♪怒ってないわよ智秋!ありがとね♪」


「お…おう…///」




「わぁ~…すごく…リア充です…。」


「あはは…;」


「美夏、秋穂。」



続いて登場したのは緑川さんと秋穂。

緑川さんは白地にひまわりがあしらわれたフリフリのワンピースに見えるセパレートタイプの水着、秋穂は薄紅で同じくセパレートタイプでフリフリ付きワンピース水着だ。

そして二人とも白い帽子をかぶっている。

お揃いの格好を意識したっぽい。



「二人とも可愛いよ。」


「ありがとうございます♪」


「ありがとう立夏兄さん♪兄さんも素敵だよ?」


「そうか?ありがとう秋穂。」


「あらら…ちょっと妬けちゃいますね…?」


「「美夏(お姉ちゃん)の方が数倍素晴らしいから問題ない!!」」


「はぅっ!?///」



うん、立夏は秋穂の兄ポジションも手に入れたっぽい。

クズの立場がねぇな…立夏…恐ろしい奴…!

あと甘ーい…;



「待たせたな凍夜。」


「春…菜…!?」


「とっ…凍夜!?///」



次に来たのは桜庭先輩、桜色でチェック柄、トップは前で縛るタイプ、ボトムは横で縛るタイプのビキニを着ていた―様に見える。

何せ一瞬で先生が抱きしめて先輩の姿が見えなくなったし。



「春菜のソレは…反則です…///

その…可愛いいですよ…凄く…///」


「あ…あぅ…ありがとう…///

凍夜も格好いいぞ…?///」


「いえ…春菜の美しさに比べたら…


「いや…凍夜の方が…


「春菜…


「凍夜…♡」


「あ…甘っ…;」



ちょっ!?;何このハチミツにメープルとココアパウダーと砂糖を混ぜてチョコレート味のパンケーキにかけた上にホイップクリームを乗せて飲み物にウィンナーココア(砂糖入り)を出されたみたいな激甘空間はッ!!;

瑠璃ぃぃぃぃっ!?;

早く来てくれ助けてヘルプミー!!;



「ゆぅちんおまたせ~♪」


「瑠璃っ!!」



願いが通じたのか丁度瑠璃が現れ…た…?



「おぉう・・・・・



―と思ったら、そこには、水着の天使が居ました。



「流石俺の嫁!!最高だな!!」


「にゃはは~♪あんがとね~♪」



因みに、彼女の水着は白のワンピースタイプ、ボトムはフリル付き。

イメージ的には白いスクール水着にフリルのスカートがくっついた様なのだ。

そして、首元には青色のリボンタイが付いているが、泳いでいる時に首が絞まらない様に水着に縫いつけてある飾りらしい。

おしりには猫の尻尾らしきプリント、更に猫耳の付いた水泳キャップを被る徹底ぶり(但し、瑠璃の長い銀髪はそのまんま出ている為、完全にアクセサリー)。

俺 を 萌 え 殺 す 気 か !?


つーかあの店でよくそんなマニアックなのが売っていたなオイ!!;


まぁそれはともかく…



「やっぱり瑠璃は最高だぜ!!」


「瑠璃ちゃん完全勝利なり~♪」






「なぁ智秋。」


「何だ立夏さんや。」


「悠希が一番バカだと思うんだが、どうだろうか。」


「あぁ、間違いなく奴が彼女馬鹿だなwww

彼女抱えて回転するとかマジパネェな悠希さんwww


「彼女をジャイアントスイングする奴を初めて見たぞ、俺は。」


「つーか悠希ってあんな奴だったかwww!?」


「・・・フゥ。夏だなぁ…智秋。」


「ふぅ…あぁ…夏だなぁ…立夏さんや…。」



おや?立夏と智秋が悟った様な表情(かお)をしているな??

何故だろう???


とりあえず瑠璃を下ろした俺は、テントの下まで来た。

勿論、打ち合わせ通り瑠璃にアレをする為だ。



「よし!!日焼け止めクリーム塗るぞ!!」


「よろ~♪」



瑠璃から日焼け止めを受け取った俺は、手にクリームを出して…っと…



「ひゃんっ!んぅ~…つめたぁ~い!!」


「はいは~い、我慢な~瑠璃。

日焼けは痛いだろ~?」


「おや…貴方達もですか?」


「あ、先生もですか?」


「はい。可愛い春菜の肌にシミなんて付いて欲しくないですから。」


「じゃあ頑張って塗りましょう先生!」


「当然です。」


「おぉぅ…;

プロや…プロが居てはる…;」


「ハァ…先生まで馬鹿丸出しか…。」


「も ち ろ ん 、智秋も塗ってくれるわよね?♪」


「立夏さんも、ですよ?」


「兄さん、わたしもよろしくお願いします♪」


「「!?」」



この後、皆テントで滅茶苦茶日焼け止めクリームを塗りまくった。



さて…いよいよ海へ…!!



次回の投稿も未定です…;

お楽しみに…!?;

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