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昏冥の空に青い鳥  作者: 音無 なの
第2部 第2章『海と祭りと恋花火』
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第24話

更新間隔が不定期でごめんなさい…;

…夏休みが始まって数日が経過したが、俺はバイト、勉強、デート、遊びと、充実した毎日を過ごしている。


夏休みなのもあってか、皆実家に帰って、勇悟とは全く接触しなくなったしな。

…まかりなりにも幼馴染み、なだけに俺とも家は近いはずなんだが。

まぁ、お隣さんである如月さん(※悠希の元幼馴染み)とも会わないしなぁ…


立夏&緑川さんと会った時に緑川さんは家が隣同士なだけによく会う…と言うか、勇悟と秋穂の両親は基本的に家に居ないから緑川さん家で飯を食ってると聞いたな。

秋穂は緑川さんを手伝ってるらしいが、勇悟は何もしないらしい。

いや、料理が下手なら手伝う方が迷惑かもだから分かる。

だが、他の家事や後片付けさえもしないで食ったらさっさと居なくなるってのはどうなんだよ。

申し訳無いとか思わねぇのか??



まぁ、勇悟の事はどうでも良い。



そんな事より…

瑠璃が我が家に遊びに来た時の話をしようか!!

うん、その方が有意義だ!!



「~♪~♪」


「ん?悠希が上機嫌なんて珍しいな、どうしたんだ?」


「あ、勝也(かつや)義兄さん…いやぁ~今日は瑠璃が遊びにくるからさぁ~♪」


「あぁ…例の初彼女、ね。」


「そう!

丁度今日は桜花(おうか)姉さんも勝也義兄さんもいるし、紹介するよ!!」


「ははっ、そいつぁ楽しみだな!!

そうかぁ…あの悠希にも彼女が出来たかぁ…お兄さん、泣いちゃいそうだぜ!」



鼻歌をしながら部屋の掃除をしていたら、開けておいた扉から義兄さんが顔を出した!!


音無(おとなし) 勝也(かつや)義兄さん(25歳)。

身長168㎝、ショートのナチュラルヘアに茶褐色の猫目な活発系な感じの人。

えー…と、ちょっと複雑だが、年の離れた4人兄妹の長男で、利佳さん(17歳)と蓮(16歳)の兄で、更に妹の初音はつね(10歳)がいる。

俺の実姉である黒崎(くろさき) 桜花(おうか)姉さんの旦那さん。

(姉さんは身長171㎝、黒髪ポニーテール、漆黒で切れ長の瞳な美人、俺も姉さんみたいなイケメンだったらなぁ…)

だから今の姉さんは“音無桜花”だな。


俺のバイト先を紹介してくれたのも勝也義兄さんだったりする。

天音さんや雫さんの同級生で、桜花姉さんも同じ『風華学園』に通っていたし。

そんな二人が昔からラブラブだったのが鬱陶しかったんだが…


ただ、姉さんはちょっと厳しい所もあるけど何時も俺を気遣ってくれていたし、勝也義兄さんは基本的にノリが良くて楽しい人だからな、姉さんや義兄さん自体は嫌いじゃなかった。

それに、今は、俺の気の持ちようも変わったからな。

そんな義兄さんがふざけてハンカチで目頭を押さえるのを笑い飛ばせる位にな。

…去年までの俺は、そんな優しい姉さんや義兄さんにさえ、八つ当たりをしていたし…。



「大袈裟だなぁ義兄さんは…

まぁ、俺の彼女を見ても驚かないで話を聞いてくれよ?」


「―は?;

どういう意味だそれは!?;

まさか…彼女(男)とかか!?;」


「ちげぇよばか野郎!;瑠璃は合法ロリだッ!;

Σハッ!!;」


「なん…だと…?」


「あ…いや…そのぉ…?;」


「お前が女性不信者なのは知っていたが…まさか小児性愛(ペドフィリア)を拗らせていたとは…


「だからちげぇっての!!;

好きになった奴の見た目が子供っぽかっただけで、俺は小さい女の子に興味はねぇっ!!;」


「いや、良いんだ。

お前の性癖がどんなのでも、犯罪にさえ走らなければ。

そうさ、和○なら問題ないな、うん。」


「悟った様な表情(かお)で和○言うな!!;

つーかペドなのは決定かよ!?;」


「えっ?だってお前の周りには緑川さんとか如月さん家の娘さんが居ただろ??

なのに、同級生とは言え見た目が小さな女の子なを彼女にした。

しかもその彼女とお互いの初体験を経験。

ほら、ペドフィリアじゃないか!!

病院に行こうか!!」


「もう黙ってくれ義兄さん!!;後瑠璃は昔それで忌避されてたんだから謝れや!!;

そもそも小児性愛者全員が犯罪者って訳じゃねーよ!!;」


「良いんだぞ、そんなに必死に否定しなくても、俺も桜花も、お前を見捨てたりはしないさ、例え、幼女しか愛せなくても…!」


「幼女言っちまったぁぁぁぁぁっ!?;」


「うんうん、可愛いもんな。

俺にも年の離れた妹が居るから分かるぞ?

『にいちゃーん』って甘えられたら堕ちちゃうよな、うん。」


「アカン…この義兄さん話聞いてねぇ…;」



ピンポーン♪



「おや?誰か来たようだ。

はいはーい!!」


「多分瑠璃だろ、俺が行くよ。」


「いやいや、お兄さんに任せなさい!!」


「あのなぁ…;

まぁ…良いや、一緒にいこう。」


「おk!」



ニヤニヤしている義兄さんと一緒に、玄関の扉を開けると―



「ただいま。」


「ままー、このおいたんだぁれ?」



―銀髪碧眼の美幼女とリュックサックを抱えた桜花姉さんが立っていた。

それを見た義兄さんは、驚愕の表情(かお)(偽)をする。

知っててやってるだろその表情(かお)は。



「なっ…!?

桜花…お前、俺というものがありながら…!」


「「定番のネタご苦労様、どう見ても瑠璃だろうが。」」


「姉弟ツッコミアザーッスwwwやっぱり瑠璃ってお前の事だったかwww


「よっ…と。

こんちは~かっちん!!

ちとお~たん借りてたぜ~♪」



桜花姉さんから降りてリュックサックを受け取った瑠璃は、元気よく右手をあげて挨拶した…可愛いなオイ。

って!それより!!;



「二 人 と も 知 り 合 い か よ !?」


「それはそうだろう、私も勝也も天音や雫の友達だからな。」


「お前がバイト先に紅茶を淹れるのがやたら上手い彼女を連れてきてくれたって二人からは聞いてるぜ?

その彼女は、見た目は幼女だけどしっかりした奴だともな♪」


「で、何度か喫茶店で会った事もある。何故か毎回、悠希は居なかったが。」


「マジかよ…;」


「マジだぜ~♪因みに、二人共すでにあたしの味方~♪」


「私は瑠璃なら悠希を幸せに出来ると信じているからな。

と言うか、こんな義妹(いもうと)が出来るなら大歓迎だ。」


「そうだな!!こんな義妹(いもうと)ならお兄さん、可愛がっちゃうぞ!!」


「はっちゃん(※勝也の妹、“初音はつね”の事)もあたしになついてるしなぁ~?」



あぁ、あの義兄さんの両親が年甲斐もなく頑張っちゃったとか言う…;

本当によくヤるよな、あの両親は…;

後、こっちの外堀も既に埋まりつつあるのかよ…;



「はぁ…;

まぁ良いや、既に知り合いなら説明の手間が省けるな…;

とりあえず中に入れよ。」


「そうだな、瑠璃、悠希の部屋は狭い部屋だろうがどうぞ。」


「は~い♪おじゃましま~す♪」


「狭い言うな!!姉さんの部屋も同じだろうが!!;」


「フッ…確かに私の実家はここだが、私には勝也と二人で借りたマンションの部屋があるからな。」


「まぁここはここで大切な場所だけどな!!」


「…ああ、そうだな…///」



義兄さんが笑いかけると、顔を赤くして乙女の表情(かお)になる姉さん…

アンタ等結婚したはずなのにまだ恋人同士ッぽいな!?;



「アァハイハイゴチソウサマ。

んじゃ瑠璃、俺の部屋に行くか?」


「えっ…いきなり…?///

ゆぅちんのえっち…///」


「何でそこで頬を染めるかなぁッ!?;」


「にゃはは~冗談ですよぉ~♪

じゃあ、また後でね~桜花お姉ちゃん、勝也お兄ちゃん♪」


「「・・・!?」」


「…うにゃ…?」


「わー…見事にフリーズしてらぁ…;」



瑠璃がいい笑顔で二人にそう言うと、二人とも顔を赤くして止まっちまった…;

全く、このバカップルは…;

ため息をついて、部屋に行こうとしたら、いち早く復帰した桜花姉さんが何時もの優しい笑顔…になる。



「…後で私が作ったケーキを持っていこう。

楽しみにしていてくれ。」


「えっ!?

姉さんがお菓子を作るなんて久々じゃないのか?」


「まぁな。

だが、瑠璃が来ると聞いて作りたくなって作っておいた。」


「そっか…ありがとう姉さん。」


「なに、私がやりたくてやっているんだ。」



姉さんはそう言って茶目っ気のある表情(かお)でウィンクすると、今だにフリーズする義兄さんの…



「勝也…お前が固まっていると私は寂しいんだが…。」


「はぁい!!桜花を悲しませるわけにゃいかねぇなぁ!?」


「フフッ♪それでこそ勝也だ。」



耳元で囁いた…つーかそれで復帰すんのかよ!?;



「じゃあケーキの仕上げをするから手伝ってくれ、勝也。」


「おうよ!!じゃ、また後でな!!義弟(おとうと)達よ!!」



そう言って奥へ行った二人を見送ってから2階の自分の部屋へ向か―



「あ、ゆぅちん!!

折角だしあたし達は紅茶淹れようぜ~?

二人きりになんのは~その後の楽しみにって事でさぁ~?」


「ん?もしかして、茶葉でも持ってきてたか??」


「そ~♪“偶然にも”リュックの中に茶缶を入れてきてたんよ~♪」



―おうとしたら、瑠璃がリュックサックから茶缶(オリジナルブレンドと書いてある)を取り出した。

やったぜ!!どうせなら瑠璃の紅茶を飲みたいって思ってたんだ!!



「んじゃ、キッチン借りるぜ~?」


「あ…でも、キッチンって今姉さん達がケーキの仕上げをしてねーか?」


「ん~…どちらにせよケーキ作りならコンロは空いてるよな~?

あたしゃ湯を沸かせりゃ~良いかんな~。」


「あ、それもそうか―



―何て話ながらノックもせずにキッチンへ続くリビングの扉を開けたのがいけなかったんだ。



「ん…ふぅ…♡」


「ほらほら…ここはもうこんなになってるぜ~?」


「や…ぁん…それは…勝也が…上手すぎるから…ぁあっ…♡」


「「ほんの少し目をはなした隙に真っ昼間のリビングでナニやっとるんだこの馬鹿夫婦(バカップル)ッ!!;」」


「ふぇっ!?///

ゆゆゆっ悠希!?///」


「ん?お前ら部屋に行ったんじゃねぇのか??」


「―って、アレ…?;」


「あ~…うん。

再びの定番ネタ乙~…?;」



―そこには、ソファーに座る姉さんの肩を揉む義兄さんが居た…;

まぁ…振 り 向 い た 姉 さ ん は ト ロ 顔 だ け ど な 。



「まっ…紛らわしい…;」


「にゃはははは…;

さて~…じゃああたしは二人の為にも茶を沸かしてくるぜ~?」


「あ…俺も行く…;

じゃあ姉さん、ごゆっくり…;」


「あぅ…///

すまない…///」



・・・・・我が姉ながら可愛いなちくせぅ。

普段がイケメン姐さんなだけに、ギャップ萌え…?
















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