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昏冥の空に青い鳥  作者: 音無 なの
第2部 第1章 『“ ア ツ イ ”夏になりそうですね。』
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第21話

一方、夜桜高等学校では…?

と言う訳で夜桜高等学校に行った“ゆぅちん”側です。

「おはよう、敦。」


「ん…やはり来たか()()()()。」


「…よく分かったな。」


「…お前の歩き方や気配は“暗殺者(アサシン)役割(ロール)”でもある女の悠希のソレからはかけ離れてるからな。

まぁ実戦があっても会長権限でお前は参加させないから安心しろ。」


「流石だな、実戦があるとそんなに変わるのか?」


「そうだな。

利佳が居なければ俺はとっくに精神を病んで荒んでいたかもしれない。」



…思ったよりハードだな夜桜高等学校!!;

敦の目から一瞬光が消えてたぞ!?;



「それより、悠希はまたあすなろ学園に逃げたのか。」


「まぁな、相変わらず姉さんは水泳の“授業は”嫌ってる。

休日とか夏休みだとプールや海に行ったりするクセにな。」


「まぁ、女の悠希は学校の奴等に女として認識されたくないらしいからな。」


「お陰でこうして夜桜高等学校に遊びにこれるんだから文句はないけどな!!」


「…程々にしておけよ、特に今日は現代文や科学で小テストがあるからな。」


「小テストだって!?そいつぁ腕がなるな!!」


「…女の悠希にお前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。」




…っとと、冒頭からいきなり話し込んじまったな。

俺は今、姉さんの替え玉としてかなり早い時間から夜桜高等学校の生徒会室に来ている。

学校での姉さんは男装して男のふりをして過ごしている為、制服もシャツだ(女子は本来セーラー服)。

俺には姉さんみたいな異性装趣味は無いからこの方が助かる。

が、一応姉さんのフリをするにあたって、俺には必要の無いサラシを巻いているから水泳の授業の時には取らなきゃいけない。


ちなみにこのサラシは、姉さんの彼氏であり男の娘の篠原雪華に巻いてもらった。

水泳終了後も雪華に巻いてもらうつもりだ。


で、今話してたのがこの夜桜高等学校の校長の息子である一ノ瀬敦。

彼とは俺自身も友達で、入れ替わった時にはこうして手助けをしてもらっている。

身長175㎝で烏の濡れ羽色の髪で後ろ髪を細テールに纏めている、切れ長の青い瞳なクールなイケメンだ。

幼馴染みで親友にして恋人である音無利佳って娘がいる。


音無利佳。

身長160㎝で栗色のセミロングヘア、若干つり目で茶褐色の瞳、それと二重。

少し影を感じるが基本的に明るい人だ。

敦の恋人である。


篠原雪華。

身長155㎝で銀髪のロングヘアー、たれ目な碧眼で幼い顔つきをした無邪気な女装男子。

敦と智秋と音無さんの幼馴染みで姉さんの彼氏で、智秋の彼女であるルナさんの弟である。

…化粧もしていて女装が完璧過ぎる拘りっぷりだ。

学校ではほぼ女子扱いされているらしい。


で、総合すると智秋、ルナさん、敦、音無さん、雪華は全員幼馴染み同士、と。



「…と言うか、悠希の奴、小テストも込みで逃げただろう。

えらく自信満々だったから怪しいと思っていたんだ。」


「あ、じゃあ満点にしとく?」


「…何がしたいか分かるから言っておく。

止めておけ、最悪、お前が夜桜高等学校にこれなくなる処かあすなろ学園も退学になるぞ。」


「そこはほら、一ノ瀬財閥の力で―

「どうにか出来るが(勝手にハードル上げた怨みで)悠希(従姉)に斬られたいのか。」

―ハイスミマセン。」



姉さんは“クソ兄貴”のせいで男性不信(病んでる)からなぁ…;

最近、雪華と言う名の精神安定剤(恋人)が出来たからかなりましにはなったけど…;

…ましになったって言うか、雪華さんがクソ兄貴とO☆HA☆NA☆SHI したらしい。

…狙撃銃ゼロ距離発射で。

見た目が可愛い男の娘であり、ぽわぽわしているあの雪華さんが、だ。


因みに、男の瑠璃ポジションで想像したのが彼だったりする。

※第11話参照



「それはそうと、音無さんは居ないのか?

何時も敦の側に居るイメージなんだけど。」


「利佳ならもうすぐ来るだろう。

今日は用事があるから別行動をしていただけだし。

…家まで迎えに行ったらつむぎさん(※利佳の母親)からそう聞いた。」


「ふぅん…じゃあ蓮(※利佳の弟)も遅れるのか?」


「いや、風紀委員会の手伝いに行った。

アイツはアイツで風華と仲が良いしな。」


「じゃあ、ルナさんは?」


「おはよう、敦、悠希。」


「―今来たな。おはよう、ルナ。」


「おはようルナっ♪」


「…無理はしなくいいわよ?キミは従弟の方でしょう?」


「バ レ バ レ か よ 。」


「だって、何時もの悠希なら飛び付いて胸をふにふにするもの、嫌でもわかるわよ。」


「姉さぁぁぁぁぁん!!;」



アンタやっぱり百合キャラかよ!?;

じゃあなんだ!?;俺は山(意味深)が大きい女子のおもち(意味深)を“ふにふに”せにゃならんのか!!;


言っておくが!!

俺は瑠璃の胸以外興味ねーし触りたかねぇぞコンチクショー!!#


って待てよ…?

マジで百合キャラなら瑠璃も緑川さんも白雪さんも秋穂も皆危なくね!?;


そんな俺の様子に、考えを察したルナさんが肩に手を置いてきた…?



「安心しなさい、冗談よ?」


「質 の 悪 い 冗 談 は 止 め ろ !!;」


「ふふっ♪だって、久しぶりの弟くんだもの!!

智秋の事、た~っぷり教えてもらうわよ?」


「何時も電話で話してんじゃん!!;

ったく…ほら、智秋から預かった写真だ。」


「うふふ♪ありがとう。

じゃあこれ、智秋に宜しくね♪

今回のは水着モノなの、智秋が喜んでくれれば良いけど…


「はいよ。

まぁ、智秋はルナの事が大好きだからな。

・・・むしろ、際どいヤツだったら怒るかもな。」


「それならそれで嬉しいけど。

…あはっ♪智秋のも水着じゃない♪

相変わらずの引き締まったイイ身体ね…



そう言ったルナさんは、写真をいとおしそうに抱きしめてから鞄に仕舞った。

うん、やっぱり智秋も愛されてるなぁ…


そう言えば、今回は瑠璃に内緒で交代したけど、瑠璃の奴、怒ってるかな…?

後で来るだろうLINE責めは覚悟しておこう…



「おはよう敦っ♪」


「ん…利佳、おはよう。」



おっ、音無さんも来たな?

ただ、位置的に俺とルナさんには気付いていないらしく、まっすぐに敦の所に行った。



「ごめんなさい、ちょっとお父さんと話があって…。」


「ああ、タイミング的にはあれだな…


「「『よくやった娘よ!』って話だろ。(だったわ。)」」


「ってあれ?よく分かったわね!?」


「俺も、利佳と恋仲になったって報告したその日に父さんにそう言われた。二人は親友だからな、父さんから利佳の父親に話が行ったんだろ。」


「あ、そう言えば私も言われたわ!!

なんかね、『お互いの子供が異性同士だったら結婚させね!?』って約束が実現したって!!」


「・・・仲良すぎだろオイ。ホモか、ホモなのか。オジホモとか誰得だよ。」



なんか、敦が辟易としてね…?;

なら、一応話を変えてやるか…



「あの~?利佳ちゃん…??」


「あ、気付かなくてごめんなさい!;

悠希くん、ルナちゃん!!;」


「あ、私はお構い無く、今智秋の写真見てニヤニヤしてたから。」


「ぶ れ な い な ル ナ さ ん ッ !!;」


「…あれ…?悠希くん…??;」


「ハッ!!;しまった!!;」


「そのツッコミ、もしかして従弟さん??」


「はははやだなぁ…;

僕は従弟じゃないよ?;」


「諦めろ悠希、お前には女の悠希みたいな演技は無理だ。」


「えー…;」


「やっぱり!!

べつに良いじゃない、生徒会の仲間にはバレても、私達でフォローするから!!」


「そりゃそうだろうけどさぁ敦ぃぃ…;

お前はちょっと位フォローしてくれてもいーじゃん…;

後音無さん、是非、フォローお願いします!!;」


「まっかせなさい!!

援護射撃(フォロー)は私の得意分野よ♪」


「安心しろ、クラスメイトの前では従姉として扱ってやる。」


「本当に頼んだぞ敦…;」













―で、何で僕はサラシを外されて女子の制服を着させられている訳?」


「は?忘れたのか悠希!!

お前昨日の小テストでクラス順位が下から10位以内だったら女装するって言ってたじゃねぇか!!」


(だから何時もより目茶苦茶必死に頼んできたのかよ!!#

あんのクソ姉貴ィィィッ!!#)


「…忘れてた、スマン悠希。」


(オイこら敦、そうゆうのは朝会った時に言っとけよ!?#)

「マジで何なんだよ!!#

あーもぅ!!今日は厄日だぁ~!!#」


「いやいや、似合ってるよ悠希ちゃん♪

本当の女子みたいだぜwww」


「今に見てろよー!!明日は君達だかんな!?」


「ははは♪無理無理!!

戦闘は得意でも勉強が苦手な悠希ちゃんが勝てるわけ無いだろ?」



クッッッソ!#

姉さんは後で絞めるッ!!#



「あ、因みに水泳もスク水だから。」


「ふ ざ け る な !!#」


「やったねゆぅちゃん!ボクとお揃いだよ♪」


「雪華くん、キミは黙ってなさい。」

(本物の姉さんならともかく、俺にそのフォローはフォローになってない!!;)



…ただ、俺も姉さんも中性的な顔のせいか、女装しても見た目に違和感が無い…;

と言うか、自分で言うのもなんだがすごい似合ってるのがまた、何とも言えない…;



「ハァ…まぁ仕方無いか…;」





諦めて授業を受けよう…;

















因みに、その後届いた瑠璃からのLINEは、最初にこう入った。


『ルナルナから写真送られて来たけど、

ゆぅちん…女装が似合い過ぎじゃね~…?

なんか、女の子として負けた気分になる…。』


あ、うん。

『大丈夫だって!!瑠璃は充分可愛いから!!』


『ゆぅちん、下手な慰めはむしろ、傷付くぜ~?』


『…今すぐ撫でて良いか!?つーか撫でさせろ!!』


『うぅ…ゆぅちん早く帰ってきてよぉ~(泣)

黙って居なくなるとかさぁ…泣いちゃうかんな!?

信用してくれてるとしても、それとこれとは別だかんな!?』


『スマン!!;』


『許さねー!!

罰として明日はあすなろ学園で女装な~!!』


『そ れ は や め れ !!;』


『イ ヤ だ !!』


『マジでやめて!?;』


『だが断る#』


『そこをなんとか!瑠璃さま~!』


『DA☆GA☆KO☆TO☆WA☆RU!!』


『oh...』


『じゃあ明日は悠希御姉様ね~?』


『ハイスミマセン。』


『よろしくなぁ~?御 姉 様 ?』


『・・・イエスマァム。』



と言う訳で明日はあすなろ学園の女子服かよ…


よ し 、 姉 さ ん は 絞 め る 。






次回は悠希御姉様!?

俺ッ娘な悠希ちゃん(笑)にこうご期待!?

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