表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
昏冥の空に青い鳥  作者: 音無 なの
第2部 第1章 『“ ア ツ イ ”夏になりそうですね。』
28/48

第18話〈〈瑠璃視点〉〉

前回の続きです。

…バトルが地味なのは瑠璃の能力的にご愛敬…?

では、どうぞ…!

あたし達が内心、臨戦態勢に入っていると、クズは、ゆぅちんをチラリと見た…

すると…?



「…うっ…;

はっ…腹が痛くなってきた…;」


「ゆぅちん!?;」


「すまね…トイレ行ってくる…!;」


「お~…;」

(まぁ…その方が都合が良い…かな…?

トイレじゃあ流石についていく訳にゃいかね~し…。)


「大丈夫かな…悠希…;」



そう、心配そうな顔で言う勇悟(クズ)

…やった本人のクセによく言うわね~っ!?

おねぇさん、びっくりですよ~!!


再び『跳ね返す(REFLECTO)(HERT)』が発動したのに加え、『切り開く力(THE・OPENER)』も発動したのを感じた…つまり、ゆぅちんが腹痛になったのは…まぁ…あたしのせいでもあるのだけど…

だって…あたしにも何かしたって事は…もしかしたらゆぅちんも操られかけていた…って事だし。

切り開く力(THE・OPENER)』は、ゆぅちんの操りを防ぐ為に“腹痛になる”って切り開き方をした…ってことだと思うし~…。


因みに、当然ながらあたしはエルランの効果で何も起こらないんだけどね…

それを知ってか知らずか、勇悟(クズ)はニコニコ顔であたしに話しかけてくる…あんたも懲りないわね~…;



「ところで青井さんは、何か予定はあるのかい?」


「見てのと~りゆぅちん達と~だぶるでぇとちゅ~よ~?」


「そうか一人か、なら俺と遊ぼうぜ!」


「いや~それよか、みかみ~はい~の~?

探してたんでしょ~?」


「まぁ、大した用じゃ無いから後で良いよ。

それより青井さん、行こうか♪」



…相変わらず人の話を聞かないねぇ…

そんなので女の子が付いてくると思ってんの~?

ま、チートでどうにかなるとかクズな事考えてるんだろうけど…

あんた、少しでも女の子を喜ばせようとか考えない訳~?


ま、何にせよゆぅちんとのでぇとは、邪魔されたくね~しなぁ~…。


あたしは、クズを睨む様に見据えて、言ってやる事にした~…

つ~か、

人 の 恋 路 を 邪 魔 す る 奴 は 馬 に 蹴 ら れ て 死 ん じ ま え 。

って、言葉、知ってるぅ~?



「あのさ~、普通でぇとちゅ~の女の子を~遊びに誘うかぁ~?」


「デート?

何を言ってるんだい??君は一人じゃないか。」


「・・・・・あたしを一人にしたのは誰かなぁ~?#

しかも~最初はゆぅちんが側に居たでしょ~??」



あ~もぅっ!!

ホンッッット!!このクズは人の気持ちを無視しやがるわね~っ!?

自分の都合しか考えね~男に!!女の子はついていかね~っつ~のに!!



「う~ん…何をそんなに意地を張ってるんだい??

()()()()()()()()()()()()()。」


「あっ…。」



う~ん…強力な“言霊チート”だにゃ~!!

跳ね返す(REFLECTO)(HERT)』パイセン、お疲れ様で~す。


さてさて~…『苦痛からの解放(GOOD☆LUCK)』。

クズにご退場ねがいま~す。



「~♪」


「良い買い物が出来たな、美夏。」


「はいっ!ありがとうございます立夏くん♪」


「んぉ?

みかみ~!シド~♪」



うんうん♪“実に良いタイミング”で口撃役のご登場なり~♪



「む…待たせてしまったか、すまない青井。

ところで…悠希はどうした、さっきまで一緒に居ただろう。」


「腹痛でトイレ~。」


「・・・悠希め…

彼女を放置してトイレか…、青井も悠希も体調管理がなってないな。」


「にゃはは、すまぬ~♪

それよか~みかみ~は買い物、楽しめた~?」


「ええ♪

立夏くんのセンスが素晴らしかったので♪」



そう言ったみかみ~は、確かにさっきシド~に選んでもらった服を着ていて、胸元にはシルバーのハート型の飾りが付いたネックレスをしていた~。


うんうん♪確かに実に良い仕事してますにゃ~♪



「おいおい、俺を無視するなよ~!」


「…ん。

勇悟、お前も来ていたのか。」


「まぁな♪

立夏は…美夏と一緒だったのかい?」


「勇悟くん…はい。

私は朝から立夏くん達とお買い物に…。」


「へぇー…立夏とねぇ…?」



みかみ~の返答に対してクズは気に入らないって表情(かお)してる~…


…って、みかみ~…顔が強張ってなぁい…?

あたしは、みかみ~の手をとってしゃがんでもらって、耳打ちした~



{みかみ~、こえ~なら、シド~にくっついとけ~?}


{はいっ!?///

何故ですか…?///

それに…立夏くんも迷惑では…?}


{無いなぁい♪

おにゃのこに頼られんのは、男のかいしょ~よ~?}


{・・・・・///}



「~っ///」


「―美夏?」


「すみません…しばらく、このままで…///」


「…。」



みかみ~がシド~に抱き付いたのを見てますます気に入らないって表情(かお)するクズ。

おぉ…シド~は男の顔になってんなぁ~…じゃあシド~、よろしくぅ~!



「どうしたんだ、勇悟。」


「いや…ただ、美夏が具合悪そうだな。

俺が寮まで送っていってやるよ。」


「あ…いえ、私は大丈夫ですから、勇悟くんはお気になさらずに…


「ん~?

な~んかよそよそしくないか??」


「そっそんな事はありませんよ!?」



…あっちゃあ…;

シド~が登場したのは良いけど~…

みかみ~が追い詰められちゃってるぅ~…?;


まさか『苦痛からの解放(GOOD☆LUCK)』の効果が出てないのかなぁ…?;

…あいや、シド~がみかみ~を守る様に背に隠した…?



「おい、よせよ勇悟。

美夏が恐がっているだろう。」


「えっ?

何でだよ、美夏は俺の幼馴染みだぜ?

怖がってるとかそんなの無いし。

なぁ美夏。」


「はっはい…大丈夫ですよ?

立夏くん。」



気丈に笑って見せるみかみ~に対して、シド~はため息を一つつくと、背に隠していたみかみ~に向き直って正面から抱きしめた~。


きゃ~♪シド~だいたぁ~ん♪



「無理はするな、震えているぞ?」


「…あ。」


「なっ…なっ…!?

どういう事だよ!?」



いきなりのラブコメ展開、しかも、自分が悪役な状況に狼狽えるクズ。

対するシド~はクズに冷たい視線を向ける~



「…どうもくそも無い。

お前、自分で美夏にどんな表情(かお)を向けていたか理解していないな。」


「なっ…なんだよ…?」


「ふん…とにかく、俺達の前から消えろ。

美夏が怯えているじゃないか。」


「は?

またまたぁ~♪

()()()()()?美夏!!」


(!!)


またチート!!

ったく…『希望の星(奇跡を起こせ)』対象はみかみ~!

起きる奇跡は“とりあえずそのままシド〜に甘えとく”!!




「っ…‼

うぅ…ふぇ……りっ…りっくん……すみません…いまは、この…まま……。」


「美夏…?

ったく、よしよし、俺がついている、そんなに泣くなよ。」


「は…?え…?何でだよ…?」



ふぅ…チート無効っ!!

全く、感情操作チート何て、クズな能力だよにゃ~?

でもざ~んねん。あたしが目を光らせている時に、そんなチートは使わせねー!!

でも、びみょ〜に間に合わなかったのかみかみ〜が幼児退行しちった……

防がなかったらもっと酷い事になってた事考えたらぁ〜本当にクズ過ぎねぇかぁ~?




「…すまん!瑠璃!!;」


「ゆぅち~ん!おかえり~♪」



ん~♪ないすたいみ~ん!!

さすがゆぅちん♪

あたしがゆぅちんに飛び付いたところで、シド~はゆぅちんにも冷たい視線を向ける…

うーん…さすがフェミニスト設定のされてた人~?



「悠希、彼女を放置してトイレに駆け込むとは、感心しないな。」


「うっ…;

悪い立夏…;」


「ま、当の本人が気にしていないから、俺からはもう言わないさ。」


「おう…;」



話がおわったところで、ゆぅちんはやっとクズに気付いたっぽい~?



「ん?まだ居たのか勇悟。

俺達は昨日のお詫びにダブルデート中なんだ、すまないが帰ってくれないか?」



お~…辛辣ぅ~♪

本当にクズに遠慮無くなったなぁゆぅちん♪



「は?帰れ!?俺に向かって帰れだと!?」


「ひゃぅ…りっくぅぅん…!」


「…本当にどうしたんだ美夏…。

とにかく、勇悟、美夏が怯えてしょうがないから、お前は少し頭を冷やせ。」


「なに…?

お前等…二人揃って何俺に命令してくれちゃってんの…?

脇役の分際でさぁ…??」


「またお前の妄想か…ったく…。

後すぐにキレるそのクセ、なおしたらどうだ??

お前のソレ、思い通りにならないからってぐずる子どもみたいだぜ?」


「ウルセェッ!!

お前等は主人公様の引き立て役なんだろうが!!」


「「うっ!?」」



く…ぅ…また酷いオーラね…;

()()()()気合い入れにゃ~ヤラレルゥ…;


あたしは、エルランカードをこっそりと握りしめ、あたしの星に願う…

エルランッ…『(THE・STAR)』…!

Lv.3『苦痛からの解放(GOOD☆LUCK)』起動~!!

対象はあたし、ゆぅちん、みかみ~、シド~!!

効果時間は瞬発で運命力最大~!!



「ははははは!!

さぁ!!美夏と瑠璃をこっちに寄越すんだ!!ゴミ共が!!」


「くぅ…立夏!!」


「あぁ…悠希!」


「「ッざけんな!!」」


「グッハァ!?」


「はぁ…はぁ…はぁ…なんだったんだ…今のは…?;」


「っ…はぁ…わからない…が…頭が…おかしくなりそうだった…。」



エルランが効いたのか、殴りかかってくるクズに対して、お互いに声を掛け合ったゆぅちんとシド~のダブルラリアットが決まったッ!?

う~ん…きれ~に決まったにゃ~?

さて~とどめ~!



「お巡りさぁぁ~ん!!変な男に襲われたぁぁ~!!!」


「お巡りさんこいつです!!あののびてる男が女の子を誘拐しようとしてました!!」



ちょうどクズが声を荒らげて人が集まっていたらしく、誰かが通報してくれたみたい♪

現れた警察官にクズは連行されていった~♪



「ふぅ…全く、奴も懲りないというか…;」


「警官の世話になったんだ、これで少しは懲りたのではないだろうか。」


「どうだか…逆恨みしてきそうだが…。」


「ふぇぇ…りっくぅん…怖かったよぉ…怪我は?

大丈夫??痛くない??」


「俺は大丈夫だが…美夏こそ大丈夫じゃないだろう…?」


「う…うぅん!!私は大丈夫…!

りっくんが居るもん!!」


「…そうか///」


「おー!?;

おい、立夏が照れてんぞ!?

奇跡だぞこれ!!;」


「あは…あはははは…;」

(あ、そうゆう奇跡も起きちゃうんだ!?;)

「それよか~、ゆぅちん平気かぁ~?」


「ん?そりゃあまぁ…何ともない…かな…?

むしろ、調子が良いくらいだ♪」


「そっかぁ…良かったぁ~♪」



本当に良かったぁ…

あたしが全力で甘えると、ゆぅちんは笑顔で頭を撫でてくれた~♪


こんな感じで~ゴールデンウィークのダブルデートはいちお~成功したんだよなぁ~♪

…みかみ~とシド~がもっと仲良くなった的な意味で、ねぇ~!






瑠璃のチートもある意味感情操作になるのでしょうか??

ただ、チートの特性上、勇悟の感情操作とは違って必ず良い結果にしかならない、と言う違いはありますが…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ