第13話
最低でも週一更新はしたいですね…;
「ッ!!はぁ…はぁ…!!;」
何故か自分の部屋まで身体が勝手に動きやがって帰ってきちまった…!
ここまで来てやっと身体が自由になったのは良いが…瑠璃はどこだ!?
すぐにスマホを取り出して電話をかけた。
幸いな事にすぐに出てくれたから急いで声をかける。
「…瑠璃!無事か!?」
『ゆぅち~ん♪あたしは~無事よ~ん?
今~あたしからも~電話~しようと~してた~!
ん~ふ~ふ~ゆぅちんから~電話~う~れしぃ~にゃあ~ん♪』
…あれ…?;
瑠璃は変わり無い…?
むしろ、語尾的に何時もより上機嫌っぽい!?;
いや…それなら良いんだけど、今はそうじゃなくて…!
「勇悟の奴はどうした!?瑠璃は何もされてないか!?」
『だいじょびよ~。
勇悟は~ち~っと~言葉攻め~し~たったら~逃げたぁ~♪』
「瑠璃の口が強くて草。」
『いやぁ~そ~れほ~どでも~♪』
「正しく褒めてるからもっと誇って良いぞ!マジでGJ!」
瑠璃が無事で本当に良かった…
ただ、瑠璃と口喧嘩したら勝てなさそう…だがな…;
『ところで~ゆぅちん?』
「ん?どうした??」
『……あたしはちゃんとあんたの事、好きなままだからね?』
「なんだよ突然…まぁ、分かってるよ。
俺は瑠璃を信じているからな。」
『(!)ん~…やっぱり~ゆぅちん好きぃ~♪らぶ~♡』
「おっおう…///
俺も、好きだぞ、瑠璃。」
なんだよ…甘い声を出しやがって…!///
惚れなおしちまっただろうが!!///
やっぱり瑠璃は最高だぜ!!
『ん~ふ~ふ~♪あたし達~さいこ~のカップル~だぁ~ねぇ~?』
「…おう!
そうだ、迎えに行くから居場所を教えてくれ!!」
『ん~…今~商店街の~チアーの家~駄菓子屋さ~ん。
さ~すがに~あぶね~し~、ゆぅちんに~迎えに来てもらお~と~思ってた~。
そっちから言ってくれてうれしいです♡』
だから甘い声を出すな!!///
可愛過ぎんだろちくせう!!///
「分かった!すぐに行くから駄菓子でも食って待ってろ!!良いな!?///」
『はぁ~い♡』
何か瑠璃の奴、俺に対して糖度が上がってねぇか!?///
クソッ…会ったらいっぱい撫で撫でしてやる!!///
…と、誰かが勢いよく部屋に入ってきた―って智秋!!
「悠希!!大丈夫か!?」
「智秋!!お前も無事だったか!!」
「おうよ!それより瑠璃は!?」
「無事だ!今お前の家に居る!!」
「オレん家か!よし、すぐ行くぞ悠希!!」
「ああッ!行こう!」
智秋と共に駆け出し、学園の土地を出た所で勇悟に出くわした!!
クッソ…クズ野郎がッ!!
「勇悟テメェ!後で覚えてろよ!?」
「っ!!黙れ悪魔めッ!!#」
「悪魔ぁ~!?
ハッ…自分は棚上げか!?見下げた奴だな勇悟さんよぉ!!」
「智秋…お前も悪魔の仲間かよ…!」
「悪魔はテメェだろ!?妙な事しやがって!!」
「瑠璃に襲い掛かって返り討ちにあったアホなんか今はほっとけ智秋!!
さっさと瑠璃を迎えに行くぞ!!」
「そうだったな!!」
「待てよ!!また逃げるのか!?」
「ハァァッ!?#
面倒な奴だな!!先に行け悠希!!」
智秋はそう言って踵をかえしたが…
嫌な予感がするし、冷静に考えると瑠璃が居る場所は安全地帯だ。
俺も同じく踵をかえした。
「…チッ。
なら、相手をしてやろうじゃねぇか勇悟………
「最初からそうしやがれ!
卑怯者が!!」
「テメェにだけは言われたかねぇな?」
「テメェにだけは言われたくねー‼#」
ったく…コイツ、どんどんメンドクセー奴になってくな…
「ハァ…んじゃ、とりあえず言い分があるなら聞くぜ?クズ野郎。」
「クズだと!?
…いや、それより!!テメェは瑠璃に何をした!?
脅しか!?洗脳か!?催眠術か!?
俺の知る瑠璃と全くの別人になってるじゃねぇか!!#」
「「は…?」」
いや…別人も何も…瑠璃は出会った時からあんな奴…だったような…?
「いや…待て勇悟。
瑠璃は最初からあんな奴だぞ。」
「嘘だっ!!
瑠璃は…無口で無表情だけど甘々で優しい娘なんだよ!!
間違っても狂った笑顔で罵声を浴びせる様な娘何かじゃねぇっ!!」
「「いやそらそうだろ。」」
瑠璃は口が強いみたいだから罵声は分かる、
だが狂った笑顔って…誰 だ そ れ は 。
まぁ確かに瑠璃は甘々だな…さっきからは特に。
無 口 で 無 表 情 で は な い が 。
とりあえず俺が知る瑠璃は眠そうな表情をしているひょうきんものだ。
…ただ、その時々で性格が変わるから飄々としている、の方が正しいかも知れないが。
「…お前、幻でも見たんじゃねぇの?」
「瑠璃が狂った笑顔って…言っちゃ悪いが見た目小学生な瑠璃がそんな表情してたら軽くホラーだぜ!?」
「そもそも、無口で無表情になるのは大嫌いなテメェの前だけだ。
本来の瑠璃はいつも飄々としてる奴だよ。」
ひょうきんだと思えば根は真面目だし、優等生…と言っても案外窓から出てったり、罵声を浴びせたりもする…
かと思えば俺に甘えてくるスキンシップ好き、逆に甘えられるのも大好きで…
いや…自分で言ってて瑠璃が何なのか分からなくなってきたな…;
…それはともかく、勇悟の奴は鬼神迫る表情で俺に詰め寄る。
「そんなはずがねぇ…!
俺の知る瑠璃は…公式設定では…無口で無表情で、心を開いた相手にはベッタベタに甘えてくる最強の萌えキャラなんだよ!!#」
「はぁ…?」
「は?あの…悠希?
コイツは一体何を言ってるんだ?;」
「智秋は知らなくて良いぞ。」
「おっ…おう…?;」
俺はイイ笑顔で智秋に応え、勇悟を睨み付ける。
「何なんだテメェのその言い方は…?
まるで瑠璃がギャルゲーの登場人物みてぇな言い方じゃねぇか。」
「実際そうだからだ!!#
テメェも!只の親友ポジションのクセに俺のゲームにしゃしゃり出やがって!!#」
「…なぁ悠希、今のはオレでも分かるぜ…?
コイツ…悠希をバカにしたな…?」
「あぁそうだな。」
いや…確かに勇悟はギャルゲーみたいな人生送ってるなとは思っていたが…
マジでこの世界がギャルゲーだと思い込んでいるとはな…
痛い…と言うか…現実とゲームの区別がつかなくなっちまってる危険人物じゃねぇか…
「オイクズ野郎。」
「俺はクズじゃねぇっ!!#
選ばれし者だ!!美少女選び放題の主人公様だぞ!?#」
「いや…マジでクズ発言だな今のは。」
美少女選び放題って…自分を主人公様って…
マジで頭おかしいんじゃねぇの…?
「テメェ等だってな!!主人公権限でどうにでも出来るんだよ!!こんな風にな!!」
勇悟が空中で何か操作する素振りをみせると…
「ん…?
なっ…また、身体が…!
クッソ…俺は…瑠璃を…迎えに行くんだ…!」
身体がまた学園に向かって歩きだそうとしだす…!?
「ウォォオッ!!」
「ガハッ!?」
「ハァ…ハァ…クッソ…また妙な真似しやがって…!」
…何とか今度は打ち破って勇悟の奴を勢いで殴ってやった!!
…やべ…またやっちまった。
やっぱり冷静なフリしてもダメだな。立夏の様には行かねぇや。
「人の事を悪魔だのなんだの言っといてテメェのやってる事の方が悪魔じみてんじゃねぇかクズが……
「うっ…ウルサイウルサイ!!#
クソッ!!何でだよ!?俺は主人公なんだぞ!?
サブキャラの分際で何でそんな―
「知るかよクズが…………
「いい加減にしろよ!?」
「グェッ!?」
止めとばかりに智秋が殴ると、潰れたカエルみたいな声を出して勇悟は沈んだ…
「…行くか…智秋…。」
「はぁ…そうだな。」
何だか後味が悪いが俺達は早々にその場から立ち去った…
「グ…ゾ…許さねぇ…絶対…瑠璃は…取り戻してやる…!」
あれからすぐに智秋の家についた。
駄菓子屋のスペースに入ると―
「瑠璃ッ!!」
「あ~♪ゆぅち~ん♪」
「…えっ?ああ、髪型を変えたのか…?;」
「んふふ~♪い~でしょ~♪」
長い髪を二つの三つ編みにした瑠璃が練り飴を食べていた…;
のんきな奴だな…何か力が抜けたぞ…?
「ばあちゃん、友達を保護しておいてくれてありがとな。」
「おや…智秋かぃ?お帰り。
なぁに、友達の事ならいいさね~。
ここは子供達が安心できる場所だからねぇ…。」
「あ…俺からもお礼を言います。
ありがとうございました。」
「あら…貴方にはウチの智秋が世話になってるからねぇ~。
困った時はお互い様よ~?」
「…ですかね。
さて、帰るか、瑠璃。」
「そ~だにゃ~。
そろそろ~門限だもんなぁ~?」
「ああ…手を繋いで行こうか?」
「んぅ~♪ゆぅちんさっすがぁ〜♪すきぃ~!」
「ははっ…見せ付けてくれるなおふたりさんは…;」
「うっせぇ、お前も篠原さんとはそんなもんだろ?」
「…ゆぅちん…?」
「ん…?どうした瑠璃。」
「ありがとな~?もちろ~ん~チアーも~。」
「ハハッ、オレは悠希と瑠璃の友達だからな!!」
…まぁ、この笑顔が見れるなら…俺はまだ頑張れるな。
後、すまない智秋…この礼は必ずするからな?
はい、と言うわけで、勇悟が暴走し出しました…
瑠璃もある意味化けの皮(今世人格)が剥がれてきた…?;




