第6話
残りのキャラをフルオープン!!
瑠璃視点的にギャルゲー版の攻略対象が一人、乙女ゲーム版の攻略対象一人です!!
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それと別作品の流れを汲んで新キャラをプチ介入します!
俺と瑠璃が、校舎までの道を歩いていると、後ろから小さな女の子が駆けてきた…と言っても、瑠璃よりは大きい。
「黒崎さ~ん!るりちゃ~ん!」
「ん…?」
「あ~まふまふ~おはよぉ~♪」
「おはようなのです!
るりちゃん、彼氏の怪我が大した事なくて良かったなのですよ♪」
「おはよう白雪さん。」
「黒崎さんもおはようなのです!
元気そうでなによりなのです♪」
…うん。
瑠璃とは違う方向性のロリキャラ…
今話しかけてきたのが『白雪 真冬』
147㎝
黒髪のさらさらロングヘアーを、ツインテールに纏めていて、黒目がちで円ら瞳に小さな鼻、ピンク色の薄い唇で八重歯が見える…見た目は瑠璃同様に幼女…だな。
身長が高い分瑠璃よりは年上に見られるが…中身は瑠璃以上に子供っぽい無邪気で人懐っこい性格だ。
…後、瑠璃みたいに語尾に『にゃ~』がついたりする事は無いが、『なのです』が口癖だ。
…話は変わるが、瑠璃と最初に出逢った時は語尾に『にゃ~』とか頭おかしいって思っていたのに、今や耳に心地良いのだから慣れとは恐ろしい。
閑話休題。
白雪さんには瑠璃と合わせて校内にロリコン共のファンクラブ(本人の幸せを第一に考える穏健派と、熱狂的な過激派)が存在する。
…俺は何気に、過激派の奴等に絡まれそうになった時に穏健派の奴等に助けられたりしてるんだよな…;
勇悟?
アイツは過激派の奴等を屈服させて従わせているらしいし(穏健派の人達が教えてくれた)穏健派には嫌われてる。
どちらかと言えば奴も過激派だろう。
今回の俺の怪我も、過激派の奴等が裏工作したのだろうとふんでいる。
「まふもふ~♪」
「るりちゃんももふもふ~なのです♪」
おおぅ…お互いに抱きついて頬擦りとか…なんか和む…
『うむ、幼女がイチャイチャしてるのは目の保養になるな。』
『彼氏のお兄さんが暖かい目で見ているのも絵になるわぁ~…///』
アッハイ…;
たまたま通りかかった穏健派の人達が“微笑ましいものをありがとう”的な表情で通り過ぎていった…;
さて、俺達もそろそろ行かねば。
「二人共、そろそろ行こうぜ?」
「「は~い♪」」
フム…穏健派の人達の気持ちがよーくわかるぜ。
守りたい、この笑顔。
瑠璃はスキンシップはしたいけど、俺の負担にならない程度に…と考えてくれてるのか、そっと右腕をつかんで歩く。
ここら辺、瑠璃は見た目より大人なんだよな。
ひょうきん者なのも…周りの状況を見て作った人格なのだろうか…?
「瑠璃、抱き付きたかったら抱き付いてもいいんだぞ?」
「ん~?
あたしは~今~こっちのほ~が~い~の~。
ありがとね、ゆぅちん♪」
「…なら、良いけどさ。」
「ふふっ…
「…なんだよ白雪さん。」
「なんでもないのですよ♪
わたしもこうゆう、素敵な人に出会いたいものなのです。
…赤坂さんは、見た目や表面的な部分だけ、だったのです。」
「…まぁ、な。」
アイツのメッキはドンドン剥げ落ちていっている…な。
どういう訳か、瑠璃と俺が出逢った辺りから。
今年に入ってからは特に…この3日ほどで。
何も起こらなけりゃ良いんだが…な。
無事に教室に辿り着いた俺達(白雪さんも同じクラスだった)は、それぞれ自分の席(俺の席はド真ん中らしい)に着いて荷を出す。
…隣は…左に瑠璃で右は立夏か。
「おっ、立夏じゃん。同じクラスだったんだな。」
「おはよぉ~シド~♪」
「おはよう悠希、青井、…災難だったな。
すまない、俺が来るのが、もう少し早ければ……
「なんだよ、立夏は悪くねぇじゃん。
駆け付けてくれなければもっと酷い目にあってたんだから感謝しかねぇよ。」
「…すまない。」
「気にするなって!」
立夏の奴は本当に俺達をよく気にかけてくれている。
緑川のやつが奴がクズより立夏に惹かれてるっぽいのは当然の流れなんだろうな。
それに引替えあのクズは、俺達を都合の良いコマか何かみたいな扱いをしてるし。
女の子と遊べなかった時の保険、みたいな感覚だったんだろうな。
俺達が誘っても『女の子との約束がある』だとかで来ないくせに、俺達には招集をかけるんだよ。
しかも集まらないと文句を言う。
他にも、宿題写させて的なヤツとかな。
そんな奴だから評判は悪い、特に、この学園に入ってからは。
仮にも進学校だぞ?ここは。
遊ぶな、とは言わねぇが、暇さえあれば何時も女の子と遊んでばっかで、そのクセ他人の宿題を丸写しで誤魔化して…テストは一夜漬け。
それでよく落第しなかったもんだ。
ってか一夜漬けでどうにかなってるのが逆にスゲーな。
「にしても…狙った様に皆同じクラスなんだな?」
緑川さんと勇悟も同じクラスだった様だ。
それと―
「春人も居るな。」
『櫻井 春人』
160㎝
茶髪(地毛)のベリーショート、茶褐色の瞳な子犬系男子。
温厚で若干気弱と、俺とは方向性の違う奴だがたまに遊ぶな。
…女子受けも悪くないが、いかんせん勇悟が根こそぎ持ってっていたから今まで“いいおともだち”止まりだったが…どうだろう?
…とは言え、アイツにも最近は"イイ人"が見つかったみたいだが。
確かあの人は……
秋葉 橙子
身長172cm
黒髪の艶やなロングヘア、クールな印象を受ける切れ長の黒い瞳。
クールな大和撫子と言った雰囲気の美人…だけど性格は男勝り…だったんだがなんか春人と居る彼女は甘々な雰囲気だ。
「おーい春人ー。」
「あっ、悠希くん♪
ごめん、すこし悠希くんと話してくるね?」
「…んっ。私も行く。」
「そっか!じゃあ行こう♪」
仲のいい友達…いや、雰囲気的にはもう彼女…?なのだろう…秋葉と喋っていたが、俺が声をかけたら彼女の手を引きつつ嬉しそうに寄ってきた。
彼女も付いてくるなら俺が行けばよかったな………
「どうしたの?
あ、退院おめでとう!
大変だったね…。」
「また、アレ…?」
「まぁな…;
でも、瑠璃が毎日来てくれたからそれなりに充実してた。」
「そっか♪」
「後、呼んだ理由はコレ。」
「「なにコレ?」」
「スイパラのチケット。
病院の帰りに商店街の福引に寄ったら当たったんだが…俺は甘いの食わねぇからな。」
「えっ?僕も橙子ちゃんも甘いものが好きだから嬉しいけど…
でも、彼女の瑠璃ちゃんと一緒に行けば良くない??」
「あ~…あたしが~いらね~って~言ったぁ~。
とうにゃんと一緒に行ってきなぁ~♪」
「…あれ?;
瑠璃ちゃんってそんな口調じゃなかったよね…?;」
「…んっ?そうだっけ……?」
「いやぁ~
あたし~もぅ自分偽んの~やめたからさぁ~
まぁ、とうにゃんとはよく素で話してたけどぉ〜!」
「ほぇ~…じゃあそっちが素なんだ?」
「そ~♪
あ~らためて~よろしくなぁ~?」
「うんっ♪」
「…瑠璃、また後で。ね?」
話を終えると、春人は秋葉さんと一緒に元の席に戻った。
さて…勇悟は性懲りもなく女子と喋ってるな…
まぁ、俺に関わらないならそれで良い。
…時たま睨んでくるが。
「オイ、悠希。」
「ん?
どうした立夏。」
「今の奴は危険だ、なるべく一人になるなよ。」
「分かってるさ、必ず瑠璃と行動すっから。」
「それではダメだ、青井も標的なんだろう?
尤も、意味は違うが。」
「…お前も一緒にってか?」
「そんな顔をするな…別に俺だって好き好んでお前達の邪魔をしたい訳ではないんだ。
昨日までだって緑川に頼まれて青井と三人で行動していたしな。」
「そうなのか…すまねぇ…。
はぁ…しっかし情けねぇなぁ…俺もそれなりには強かったはずなんだが…。」
「それは仕方無いだろう。
そもそも、青井と付き合い始めてからのお前は勉強とバイト漬けじゃないか。
しかもその中から青井とのデートや俺達と遊ぶ時間を捻出してるのだろう?
それに、お前の強さは“頭脳と技”にあるからな。
奴の力押しには体格差もあるから不利だ。」
「まぁ…そうだよなぁ…。
…ありがとな立夏。」
「フン…気にするな、ただの俺のお節介さ。」
立夏は眼鏡をクイッと押し上げて笑った。
うん、キザっぽいのに何か似合うからスゲーなコイツ。
そして、昼休み。
皆が食堂に向かったり自作の弁当を用意したりする中、俺も瑠璃や立夏と共に食堂へ向かおうとしたら緑川さんがやって来た。
「瑠璃ちゃん、悠希くん、紫藤くん。
私も一緒に良いですか?」
「もち~♪」
「構わないぞ。」
「あれ?勇悟は良いのかよ。」
「…勇くんは先に…なので、今日もこちらが良いかな…と思いまして♪」
確かに、教室には既に勇悟の姿は無かった。
緑川さんはなんだか暗い表情だ。
無理して笑ってる様にも見える。
こんな時は人肌の温もりが良いんだよな…瑠璃の件で借りもあるし、頭を撫でるか?
そう思っていたら、先に立夏が動いた。
「…緑川、すこし良いか?」
「はい…?あ…。」
立夏は徐に緑川さんの頭へ手を伸ばすと、ぽんぽんと撫でた。
先を越されたか。だが、彼女持ちの俺が“義理でやってやる”よりは効果がありそうだ。
「えっ…あの…?///」
「…すまないな、お前の不安そうな顔を見ていたら、こうされると安心していた事を思い出したから、やってみた。」
「…っ。
ありがとう…ございます…///」
「…一番勇悟の近くに居たお前が、最近の奴の暴挙に一番心を痛めているのは分かってる。
だからな。たまには勇悟以外にも…俺に頼ってみても、良いんじゃないか?」
「紫藤くん…。」
(うんうん♪順調に『紫藤立夏ルートのフラグ』が育ってるわね♪
流石乙女ゲーム版の主人公っ♪)
「ん?瑠璃…?」
何か瑠璃がニヤニヤしてるんだが…今の立夏達、何か変だったか?
あ、何か瑠璃を愛でたい。
「んにゃ?ゆぅちん??」
「いや、何となく瑠璃を撫でたくなった。」
「そ~なのかぁ~?」
(思わぬ副産物っ♪
良いよ~もっとやって!!紫藤さん!!)
「あの…ありがとうございます…///」
「もう大丈夫か?」
「はい♪」
「みかみ~、シド~は~い~奴だにゃ~?♪」
(美夏みたいな優しい娘、あんなクズには勿体無いわ。
次はどうしようかしら?)
「そう…ですね…///」
(…男の人に優しくされたのなんて…久しぶりです…///
やっぱり勇くんは、ただの手のかかる幼馴染み…私が一方的に世話を焼いていただけなんですよね…。)
「お前も案外やるじゃん。」
「…なんの事だ?
俺は自分がやられて嬉しい事をしただけだ。
ホラ、行くぞ。」
…そういえばお前はそんな奴だったよ…
勇悟さえいなけりゃ、お前もモテそうな奴なんだよなぁ…。
ご覧の通り瑠璃は緑川美夏と紫藤立夏をくっつけようと画策しておりますハイ。
勇悟の奴は…どうしたんだかねぇ…?




