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第34話


「ごめんねあーちゃん。人殺す所見せちゃって…」

「ううん。ゴブリンで慣れてるから平気だよ?」


 ゴブ太郎…お前…ここでも素晴らしい活躍してくれるな…


「んー…あんま平気でも…なんというか…。あーちゃんには人殺しをして欲しくない…んー。でもイザという時に何もできずに殺されるとか…あっちゃなんねーしな…んー」

「大丈夫だよお兄ちゃん。自分の身を守る時にしか…しないから」

「それでも…逃げれるなら…逃げてね?ほんっとーにどうしようもない時だけね?」

「むー。わかってるよー」



 んな事言いながら俺達はギルドへと向かった…しかしあーちゃん頭いいな…俺が8歳の頃…何してたっけな?

 学校の帰りに石蹴りながら帰ってた事ぐらいしか思い出せん…

 んで、ちょろちょろするから犬のウンコ結構踏むんだよな…

 そう言えば…低学年のウンコ踏む率って凄い高かったな…

 大人になって一回も踏んでないし…

 あれ? 何考えてたんだっけな?

 あーそうそう。ギルドへ行こう!



 んでギルドに到着ー…したはいいが…ジロジロ見られるな…これはどこのギルドでも同じか。

 めちゃくちゃ変な格好して入ったら…コイツらどんな反応するのかな…?

 やばい…やってみたい…が!我慢だ俺! 


 んー…美人受付嬢の所に行ったら変なのに絡まれそうだしな…

 おっちゃんいないかな…んー…奥に居たな。突撃だー!


「すいません。ソーマと言いますが伝言等きてないでしょうか?」

「おや? 美人受付嬢な所に行かなくていいのかい?ちょっと待ってな。今調べるから」


 ダリスさんといい…この人といい…何故行かせようとするんだよ。

 

「えーっと…伝言は無いな」

「あー…じゃあ、ソーマ宛に連絡があった場合、精霊の宿って所に居る。ってお願いできますか?依頼って事でお願いします。 えー…依頼日数は…6日でお願いしますね」

「依頼料は…これだけだな。 確かに受け取った。じゃあ今から6日間依頼を受け付けとくよ」

「お願いしますね。 あーちゃん行くよー」

「はぁーい」


 絡まれる事もなくギルドから脱出。

 オッサンは偉大だな。


「さーって…何しようかな?何か王都!って感じの物ないかな?」

「お肉っ!」

「あーちゃん…んー…そうだな…何か珍しい肉とかないかな?屋台じゃなくて店内なら…あるんじゃね?」

「探そーよー探検探検!」

「んー…そうだな。 ギルドで聞くか。広い王都で自力で探してたら…どれだけかかるか…」




「って訳で、珍しい肉を扱ってる店知りませんか?」

「すぐ戻って来たかと思えば…そうだな…ギルドを出て左に行って、大通りをしばらく真っ直ぐ行って、服を売ってる店があるから…そこを」

「地図書いてください…」

「お…おう…わかった。待ってろ」


 ギルドへ戻ってオッサンに店を聞く。解りにくいわい!




「ここかー…何の肉かは教えてくれなかったからな…お楽しみだ。とかキメ顔で言いやがって…」

「何のお肉かなー?おっ肉っおっ肉っ!」

「あーちゃん…肉ばっか食べてると、うんちっちが臭くなるよ?」

「もー! お兄ちゃん女の子にそんな事言ったらダメだよ?」


 デリカシーは前の世界に捨てました。 あれ?元からあったかな?


「すんませーん。珍しい肉料理あるって聞いたんで来たんですけどー」

「いらっしゃいませ。珍しい肉料理ですね?ええ。当店で扱っておりますよ」


 やだ!言葉遣いが丁寧! いつもは…おう!とかしか聞いた事ないのに!


「それじゃあ…その肉料理を2人分お願いします。何の肉かは楽しみにしてますね」

「おっ肉っおっ肉っ!」

「美味いのかな?何の肉かなー?」


 んで、アリスと会話しながらしばし待つ。



「お待たせしました。こちらクロコダネークの肉になります」

「おっきたきた」

「食べよっ食べよっ」


 んじゃ、いたらきまーす。

 モグモグ…ほうほう…美味いではないか…

 鶏肉をかなり美味しくした感じかな?


「美味かった…」

「美味しかったねー」

「クロコダネークか…どんな姿なんだ…見つけたらゲットしたいな」

「定員さんに聞いてみようよー」


 そうだな…それが一番早いじゃないか!


「ってな訳で、クロコダネークって見る事できませんかね?美味かったんで見てみたいんですよ」

「そうですね…わかりました。こちらへどうぞ」


 テクテクテク…


「こちらがクロコダネークでございます」

「おぉ…ワニのしっぽが蛇だ…これがクロコダネーク…ってまんま!そのまんまっ!」

「これがあんなに美味しくなるんだねー」

「そうですね。筋張ってあまり見向きをされないのですが…丁寧にスジ切りをしてお客様の前に出させて頂いております。それが美味しさの秘訣ですね」


 あ…秘訣言っちゃったよこの人…


「クロコダネーク美味かったです。また王都に来ることあったら寄らせてもらいますね」

「やったー」

「それはありがとうございます」


 んで会計を支払って店を出た。うん。中々のお値段でしたよオホホ。


「んー…何しよっかなー?そうだ。魔導具見に行こうかあーちゃん」

「んー。いいよー」


 お手々繋いで魔導具へ。道はその辺の人に聞きましたとな。




「んー…色々あるけど…攻撃したりするものしか見当たらないなぁ…生活に対する物はないのか…」

「お兄ちゃんこれこれー」

「んー? 浄めの水筒? あー何々? この水筒に水を入れると水が綺麗になります。しょぼっ! いや、すごいんだろうけどー…」

「じゃあこれこれー」

「魔導コンロじゃん。 …なんだと!? 火力を調整できるようになってるだと!?これ買おう!」

「これはこれはー?」

「えー…この筒からは風が出ます…か」


 そよそよそよー


「よわっ! もう少し強ければドライヤーとかいけそうだな…温風でたら完璧だけど」

「んー…じゃあこれはこれはー?」

「えー…何々? これを外で使えば弱い魔物が寄らなくなります。 おお!すごいじゃないか!…あれ?臭いダケの臭を周りに撒き散らすだと? だめ! 魔物近寄らなくなってもこっちが吐きっぱなしになるわ!」


 んー…何このイロモノ商品ばっかなのは…魔導コンロは最高だけどな!

 んー…やっぱ自分で作りたいな。

 夢のウォシュレット…尻の安息…尻の休息…

 ドライヤーとかも作りたいな…

 売ったら…儲かるだろうな…売るなら変態隊長の兄に任せるか。


「あーちゃん帰ろっかー。魔導コンロだけは買うけどー」

「そだねー。良い物なかったしねー」


 んで俺達は魔導コンロを買って精霊の宿にお手々繋いで帰る。


「おや。おかえりなさい。ユナンって人から手紙預かってるよ」

「ただいまっす。ユナンから手紙?」

「たーだいまー」


 俺達は部屋へ戻ってユナンからの手紙を見る。


「やぁソーマ。王都は楽しんでるかな? 僕は実家へ帰ったんだけど…何とか勘当を解いてもらえたよ。ウットリする癖を抑える事ができるようになったからだと思うけど…。それでね、この4年間の事を聞かれて、ソーマの事を話したら、連れてきなさいって事になったんだ。で、明日の朝。精霊の宿に馬車を手配しておいたから、それに乗って来て欲しい。ってな感じに書かれてるな。 後はグダグダと書いてあるから放置だ」

「明日はゆー兄ちゃんの所いくのー?」

「そうなるねー。んじゃ体洗ってから寝ますかー」



 明日は…剣聖とご対面か?怖い人だったら嫌だな…まぁ寝るか。

 おやすみー。

 おはよう!



「ふぁあ…あー…そう言えばユナン所行くんだったな…だるっ」

「むにゅむにゅ…」

「おぉ…いつみてもあーちゃんは天使だなぁ…つんつん」

「むにゅ…んぁ…おはよー」

「おはようあーちゃん。準備してユナン所に行こうか」

「ふぁーい」


 んで朝飯食って宿の外に出る。


「ソーマ様とアリス様ですね?こちらの馬車にお乗りください」

「うぉ! あ、はい。そうですけど…よくわかりましたね」

「はい。赤髪のお二人と聞いてましたので」

「あー…そうですか。じゃあお願いしますね」

「しばらくかかりますので中でくつろいでいてください」


 宿でたらいきなり声かけられたからビックリしたわ!

 ナイス老害…ナイスミドル…ん?どう言うんだ?

 とにかくナイスなお爺さんに連れられ馬でパッカパッカとユナンの元へ。

 名前セバスチャンだったらどうしよう…雰囲気がそれっぽいんだよね。鑑定したろっと。


 

 セバス・サン

 年齢 58歳



 おしい! 

 …どう呼べばいいか困るな。セバスさーん!って言ったらフルネームだしな…

 サンさん…いやだ。これは違う。うん。執事さんって事にしよう。それがいい。



 パッカパッカ…



「こちらがクライン邸でございます」

「おぉ…でけぇ…入口から邸宅?まで…500mくらいあるんでない?」

「ふぁー…おっきいねー噴水もあるよー」


 さすがは剣聖の家って所だな…ユナン見てたらそんな気しないのに…



 パッカパッカ…


 

 うん。広すぎも問題だね。


「では、あちらのメイドが案内しますので着いていってください」

「あ、わかりました。ありがとうございました」

「ありがとうございましたー」


「では私に着いて来てくださいね。ご案内いたします」


 メイドか…いいな。



 テクテクテク…



 広いよ!もう無駄に広いよ!玄関開けたら1分で端っこぐらいがいいよ!


「こちらでございます」


 コンコンっとメイドさんが扉を叩いて中の人に合図をする。どうぞーってユナンの声がしたから中に居るんだろう。


「やぁソーマにアリスちゃん。来てくれたんだね」

「あ…あぁ。お前の家…デカ過ぎだろ…俺がおじいちゃんだったら倒れてるぞ」

「おうちおっきいねー」

「あはは。そうだね」

「で、家に招かれたはいいけど…何すんの?親と面談とか?やだよ…緊張するじゃん」

「ソーマの話してたら…一度会っておきたいってさ」

「うぇー…何話したんだよお前…」

「んー…一緒にダンジョン潜ってるとか、一緒に住んでるとかかな?」


 まさか…おホモダチに思われてるんだろうか…それは嫌だ!


 メイドさんに紅茶を入れてもらって飲みながら話していたら…


 コンコン…


 うぉおお!来たぁあ!緊張するぅう!


「お初にお目にかかる。私がユナンの父、ライオネル・ジール・クラインと言う。愚息が大変世話になった」


 そう言ってライオネルさんが頭を下げる…おぉ…いかつい…

 白髪オールバックに顎に沿ってヒゲ生やしてる…

 んで体長190くらいでムキムキマッチョ…

 俺…じいさんになったらこんな風になりたいって思ってたんだ…

 軍服着せたい…


「いえ、こちらこそユナンには大変お世話になっています。俺はソーマと言います」

「アリスって言いまーす」






 ユナンの実家で剣聖と出会った…父なんだけどー!




 すでに…帰りたかったりする…


 

 堅苦しいのは…苦手です。




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