第29話
「じゃあタバサさんアリスの事お願いしますね。あーちゃんいい子してるんだよ。なでなで」
「ソーマ君任せといてー」
「あーちゃんいいこだもーん」
タバサさんにアリスを任せてギルドへ行く。
「あれ?ユナンが居ない? あ、居た…うわぁ…ウットリしてるぅーしかも変態隊長と一緒に…何なのあの2人…」
「ソーマ君おはよっす」
「おはよッスー」
「バルトさんセイクリッドさんおはようございます。 このキモイ2人どうしたんですか?」
「さっきマリアさんをジロジロ見て怒られたっす」
「それからウットリしてるッス」
どうしてくれよう…口を開けてボケーっとしてるな…
「あー…バルトさんセイクリッドさん。ちょっと離れててくださいね。腹立つんで臭いダケを口の中に放り込んでやりますよ」
うんうん。このバカ2人にはいい気付けだな。 ポイっとな。
「ぐぅあああ!くさぃいいい!! おぼろろろろ」
「ソーマ…ひどいじゃないか! げろろろろ」
「朝から2人してキモイ顔してるからだ! その吐いたもん掃除したらユナンはダンジョン行くぞ!」
悲しそうに床を掃除してるのを見て、俺とユナンはダンジョンへ。
あ、そうそう。今日で借金返済の目処が経つんだ。
軽トラはすでに復活してたりもする。
パッカパッカとダンジョンへ。
「お!ユナン階段だ。下層へ行くか?」
「そうだね。 まだ2人なら行けると思うよ。次で31層か…かなり早いペースだね」
「んー…ユナン来るまでゴブリン相手してたからなー…他の人のペースが分かんないんだよね」
「そういえばそうだったね。ソーマならかなり下層へ行けたと思うんだけど」
「あー…俺ってマップに頼って気配とか読めないんだわ」
「じゃあ…明日から手伝ってあげるよ。今日で借金も返済できそうだし。この街は落ち着くから気に入ったんだ」
「あー…じゃあ手伝って貰おうかな。 良い街だろ?俺もこの街好きなんだよ」
出会いは最悪だったがユナンとは結構気が合う。このままパーティー組んでくれるなら組んでもいいかとも思う。
何はともあれ31層に行こうじゃないか!
ドッタッドッタッ!
「ぐ…な…なんだ!下層に降りただけなのに…」
「く…臭いね…23層でスッパイダー居たから…ここの魔物はなんだろうね」
「くせぇええ! やっぱ魔物なのか!? マップ…には知らない敵だな…くそ!さっさと5匹倒して吸収して32層に行くぞ! こんな階層じゃやってらんねー!」
ナビレットのマップの索敵を見て速攻で魔物に近付く! 鑑定!
クサイクロプス
年齢 60日
「なんだよクサイクロプスってぇええ!臭いの大好きだなオイ!ダンジョンにしては結構生きてるし!臭いから冒険者も相手しないか!」
「くさぁー! ソーマ! くっさー!」
「俺が臭いみたいに聞こえるからやめろぉおお!!」
クサイクロプスが巨体を揺らしながら突撃してくる!俺とユナンは横っ飛びで躱し…
「ぐぁああ!こいつ過ぎ去りざまに、うんちっちしていきやがったぁあ!」
「臭い!臭いよソーマ!」
「お前ワザとその言い方してるだろぉお!!」
ユナンが剣で切りつけ、俺が雷槍で突く! 1度では倒せなくて何度も繰り返してやっと倒した。
「うぅ…こんな臭いのを収納か…ギリギリ入った…吸収…」
「臭かったねソーマ!」
「朝の恨みかこのやろー!」
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「んじゃ、完済にカンパーイ!」
「やっと完済だよ…いや、もうって言った方が言いのかな?」
クサイクロプスを残り4体倒した俺達は下層を見つけると速攻でしたの階へ行き魔法陣でダンジョンを出た。
他の階層で魔物を倒した素材で返済額に届いたので助かった…今日はもう行く気がしなかったからね…
で、乗合馬車乗ろうとしたら、クサイクロプスの臭いが染み付いてるからって…乗車拒否くらったよ。
軽トラのステルスで帰りたかったが人の往来もあるので断念し2時間かけて歩いて帰ってきた。
クサイクロプス…なんて恐ろしい魔物なんだ!
「で、ユナンはどうすんの?」
「なにがだい?」
「あー…見聞をなんたらって言って旅してんだろ?」
「あぁ…その事か。そうだね…よかったらこのまま僕とダンジョン潜らないか?ソーマの索敵で魔物探さなくてもいいからかなりのペースで強敵と戦ってるから実力も付いてきてるし、何より…楽しいんだ」
「あー…俺でよければ、こちらこそだな。 んー…他の冒険者ってあんまり魔物と戦わないのか?」
「よかった。 よろしくね。 他の冒険者は…魔物を探すからしないといけないからね。全然違うよ。ソーマの索敵は待ち伏せの心配も全くないから戦いだけに集中できるしね。収納で大量の素材を持ち帰れるのも大きいかな」
さらっとした会話の中で俺はパーティーを組んだ。
「へー…あー。そうだ。次から5対5の分配な。戦いではユナンのおかげでかなり助かってるしな」
「ソーマがそれでいいなら…そうしようか」
「んじゃ、改めまして…俺達のパーティー結成に…」
「「かんぱーい!」」
やっぱりちゃんとパーティー組んだ。これ大事!
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「「わーい」」
「子供たちよ!我のブランコから飛ぶ姿を見るがいい!」
「ふふふ…僕の距離を越えられるかな!」
「………」
「とぉおおお! ふははは!我!の!勝ちぃいい!」
「くっ! なら僕が!剣聖飛び!」
「………」
「ば!ばかな!剣聖飛びだと!?我の距離を越えるとは!」
「ふふっ…僕の!勝ちだぁああ!!」
「「わーい」」
怖い…怖いよママン。家の外に出たら…子供と一緒に大人がブランコ飛びで遊んでるんだ…
「あーちゃん…あれ…なんだろね?」
「ばーかばーか」
「うん。あの2人にはやっていいよ…」
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「マリアさん。どっかに土地だけ売ってる所ないですかね?」
「え?どうしたのソーマ君」
「うちの庭…遊具結構あるけど…手狭になっちゃって…どうせならもっと広い土地買ってもっと遊び道具も作ろうかなと」
「あー…なるほどね。ソーマ君の家の庭って子供達の遊び場になってるけど…もういっぱいだからね」
「ダメな大人も庭で遊んでますけどね」
「はぁー…あの2人ね…わかったわ。ちょっと待ってて。資料見てみるわ」
「あったわよ。土地だけで…えーっと。縦50m横100m…えー…ここから30分て所ね。ソーマ君の家からまだ先に行った所にあるわ」
「あー…じゃあそれで」
「あら?見なくていいの?」
「マリアさんが選んだ所なんで大丈夫です」
「そう言って見に行くのが面倒なんでしょ」
「あ、バレました?」
ってな訳で土地購入!日本の家っぽくしたいなー…瓦は面倒だけど一枚一枚土魔法で作るかな…
「さて…木も欲しいから木を切るわけなんだけど…労働力1号と2号に手伝わせるか…」
「2人ーともっ!あーそびーましょ!」
「わーはははは! ん?ソーマ氏ではないか!ブランコか!?我とブランコか!?」
「ふふふ!ソーマ!僕の剣聖飛びを越えられるかな!」
「あー…森に行って、木を切る遊びでーす!木の密集しすぎた所を間引く遊びでーす!あ、太い木がいりまーす!」
「む。それは遊びなのかソーマ氏」
「そうでーす!数を競ってくださーっい!軽トラで行きまーす!」
「エリックさん!行こう!勝負だ!」
「む。勝負か!負けぬぞ!ふははは!」
うん。バカ2人ゲットです。
「あーちゃん軽トラ乗るよー隣おいでー」
「はぁーい。ぶーんぶーん」
「あ、じゃあ我は屋根とったぁあ!」
「ズルいよエリックさん!僕も屋根に乗るぞ!」
「あー…お前ら暴れんなよー?」
草原に出て軽トラを出して乗り込む。やっぱ車はいいねぇ。
ブォオーン…
「我!風なり!」
「僕は鳥だ!」
「「あはははは」」
うるせぇ…しかし木を切らせるために我慢だ…
「我、今風神ー!」
「僕、不死鳥ー!」
「着いたから急ブレーキっと」
「「わぁぁあああああああ」」
うん。風神と不死鳥は飛んでった。
「うぅ…ひどい目にあった…」
不死鳥だから死なないだろ?
「か…風になったぞ」
お前、風神様だもんな。
「じゃあ、よーいドン。って言ったら始まりな!勝ったらマリアさんと食事できる券をやるよ。よーいドン!」
家作ったらみんな呼ぶんだけどね…
「我は負けぬぅううう!!!」
「僕だってぇええええ!!!」
うぅ…なんか罪悪感が…頑張れ2人共!
「はぁ…はぁ…同点か…」
「ユナン…やるな…」
「いや、切ったら俺呼べよ収納あるんだから…担いで持ってくるとか…どんだけだよ」
切った木を軽トラの荷台と俺の収納に入れて街の近くまで運ぶ。
また屋根で騒いでたので、最後に急ブレーキしてやった。
憎たらしい事に2人とも読んでたのか着地を決めやがった。
ドンッ!
ドヤ顔してきたので腹立ったから軽く撥ねてやった。
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「おぉー…ここが俺の土地になるのか…いいな」
「もう。しっかり確認して買いなさいよね」
「ははは。まぁまぁマリアさん。ほら、マリアさんが選んだ所だから大丈夫だったじゃないですか」
「しっかり選んだのよ?じゃあ戻るわね」
「ありがとうございましたー」
うんうん。広いな…。草が生えてるから火の魔法で焼き尽くすかな。
「ファイアスワロー!ファイアスワロー!」
地面ギリギリに魔法を撃って草を燃やす。ちょっと残るけど…まぁいっかな。
家建てるのはいいけど…んー。露天風呂っぽくしようかな?んー…全体の家の大きさは前より少し広いくらいにしよう。
「大きさは…これくらいかなー。木も水分飛ばさないと使えないしな…そこは魔法でゆっくり水分飛ばすか」
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1ヶ月程かけて家を完成させた。庭にはブランコ、シーソー、滑り台などがある。広くなったから…今度はあれ作ろっかな。
「んじゃ、新築祝いで…カンパーイ!」
「「カンパーイ!」」
「いいわねぇ…木の家って。畳?だったかしら?これもいいわねー」
「畳もどきですよ。土足とか…嫌なんで。ぐてーんって寝転がれますしね」
「ぐぬぬぬ!マリアさんと食事できる券が実はここでの事とは…謀ったなソーマ氏!」
「え?じゃあ帰る?」
「我は帰らないっ!」
「ソーマ。いい家になったねー」
「ああ。ユナンも手伝ってくれたからな」
「ケーキが美味いっす」
「ピザも美味いッス」
「どんどん食ってくださいねー」
ワイワイしながら新築祝い?で騒いだ。あー…次は何しよっかなー。
バカやるのも楽しいけど…そろそろウォシュレットを作らねば!!
魔導具作り…真剣に考えよう。 お尻の為に…




