表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/50

第25話

 ザシュッ!!


「ガッ!」

「誰…ぐぁ!」


 盗賊殲滅戦が始まった!変態隊長が速攻で2人の見張りを沈黙させる。  


「敵しゅ…」

「死ね」


 ブシュッ!!


 ふー…危ない危ない!叫ばれる所だった! ギリギリで首掻っ切ってやったよ。


「こっちも始末終わったっす」

「ふむ。 上出来だな」

「いやー危なかったよ。間に合わないかと思ったわ。 んじゃ、行きますか」




「ソーマ氏。人質は居るか?」

「…いや。 盗賊以外の反応が…無い。 拐って犯したらすぐ殺してるのかもしれないな」

「拠点移動する時邪魔っすからね。移動する前に殺してるんすよきっと」


 ゴミ共が…殺してやるよ! 変態隊長とバルトさんが…!いや、俺だと勝てないだろ…

 俺が親玉に突貫したら瞬殺される自信あるぞ。




「上手い具合に散らばってくれてるな。 多くて10人って所かな」

「10人か…手練が居たら他の者に気付かれそうだな」

「できるだけ数を減らしたいっすね。強敵に同時にこられたらこっちがやられるっす」

「あー…なんで力あるのにダンジョンとかで稼がないのかねー」

「ソーマ氏。 殺しが好きな者。女を無理やり犯すのが好きな者。他人の物を奪うのが好きな者…食い詰めて仕方無しになった者…それが盗賊だ」

「圧政で税が払えなくなって生きる為には盗賊になるしかない!とかいうのも居るっすけどね」

「はー…色々あんだな。 仕方無し…か。それなら分からなくもないが…殺し好きとか生かしておいたらヤバイな」

「高ランク冒険者でも…殺しにハマってそのまま盗賊に…とかもある。力に飲み込まれるなよ」

「あぁ…気をつけるさ。 …左の部屋5人だ」

「了解っす」




「しっかし…気付かれないもんだねー」

「半分は殺したが…酔って寝ているのが多いかったな」

「見張りが居るから安心してなのかもしれないっすね」




「ぐあ!!て…敵襲ぅううーー!!ぐぁああ!!」

「ちっ!始末し損ねたか! 今ので気付かれたな」

「ああ。 索敵見る限りだと気付かれてるな…残り34人だ」

「ここまで気付かれなかったのが奇跡っすよ」




「こっちだ!やろう!仲間を殺しやがって!死ね! がっ…」

「ふー…俺の弓でも何とか通じるな」

「油断するなソーマ氏。 あれはタダの雑魚だ。魔闘気を使う奴には効かんぞ」

「わかってるって。 そっちは任せるよ」

「フッ!! こっちも片付いたっす」




「てめぇらか俺の部下を殺してくれたクソ共は。生かしちゃ帰さねえぞ!!」

「まずいっすね…あれはかなり強いっすよ…」

「そうだな…ソーマ氏は逃げろ。下手をすれば我等でも殺られる」

「…おいおい…マジですか…」

「マジ…だ。 貴様が親玉か!貴様の相手はこのエリックがしよう!ここじゃ狭いだろう!表へ出ろ!」

「残りは俺が相手するっすよ! 外に出るっす!!」

「いいだろう。そこのガキはてめぇらを殺してからじっくりいたぶってから殺してやる!!」


 親玉の他に3人…勝てる…のか?


「我等が相手している間に逃げるがいい。決して助けようと思うな。 …ソーマ氏の実力では…邪魔だ」

「はは…なさけねーな。…死ぬなよ? まだまだ遊び足りないんだからな!」

「フッ。 そうだな。 では行ってくる」

「俺等の事はいいっすからね。じゃあ行ってくるっす」


 そう言って変態隊長達はアジトから出て行った…

 出て行く前に親玉がニヤニヤこっちを見ながら「先にアイツ等を殺してやるよ」とか言ってた…プレッシャーがすげー。俺では一太刀も浴びせれないだろう… 



 このまま逃げるか?俺が行っても…何にもならない…



 くそっくそっ!死ぬなよ2人共!…だめだ!見に行こう…見捨てらんねーよ…




「ぐあっ!」

「ガハハハハハ!どうした!そんな物か!部下を殺したてめぇは楽に殺さねーぞ!!」

「ぐっ! 我より数段上の実力者か… それほどの実力を持って何故盗賊などをしている!!」

「あ゛ぁ!? 決まってるだろ! 殺し放題!女を犯し放題!好きな事やってるだけだろうがよ! 殺される時のあの絶望する表情! 女を犯した時の悲鳴…たまんねぇーなぁあ!!」

「…ゲスが!! このエリック!命に替えても貴様を屠る!!」

「ガハハハハハ!てめぇじゃ無理だ!!オラ!!まだまだイタブリたんねーぞ!!付き合えや!!」



 くそくそくそ!! 変態隊長押されてるじゃねーか!!変態隊長で勝てないってどんだけ強いんだよクソが!!

 バルトさんは…後1人か!! こっちも旗色悪いな…




「はぁ…はぁ…やるっすね」

「ひひひひ…避けるだけじゃ儂は倒せんぞ。」

「あー…まいったっす…攻撃が通じないっす」

「ひひひひ…儂と親分だけで本来この盗賊団はやっていけるんじゃ。他は儂等のおこぼれを狙う乞食よ」

「ははは。仲間にひどいっすね。親分の方は部下が殺されて怒ってたのに」

「ひひひひ…そこだけは儂と親分の違う所じゃのー」




 くそぉおおお!!俺は何もできないのか!?何かないか!何かないか!?

 

「!! そうだ!! ここまで盗賊団でかけりゃ…あるだろ!! 死ぬなよ2人共!!」


 急げ!急げ急げ急げ!!! 俺は盗賊のアジトに走って戻る! あるはずだ! 必ず!




「はぁ…はぁ…! あった…あったぞ!! 急げ急げ急げ! 足りてくれよ!!」


 俺は盗賊のアジトに向かって走り…溜め込んだ財宝…金を探した。 どうにかできるか分からないけど…賭けだ!隙をつければそれだけでいい!!



「!!足りた!!というか多いな!! ナビレット! 早く早く早く!! 軽トラック購入!!大金貨2枚…2000万ブッ込んで!あぁあ!!ここじゃ出せねーじゃねぇええかああ!! 外出る!!急げ急げ急げ!!」


 これに…これに賭ける!! 俺はすぐさまアジトからでて戦闘中の彼等から少し離れた所で軽トラックを呼び出す!



「でたぁあ!!! 乗り込んで… うがぁあ!!フロントガラスに説明文書いてんじゃねー!! 飛ばせねーのかこれ!!」


 憎たらしい事に、使い方や機能の説明がフロントガラスに浮かび上がる。んな事より早く動けるようになりやがれ!


「早くしろぉおー!! ん!? 金かけたら装甲上げれる? まだ盗賊の金あるから入金入金!! これは!!ステルス機能あんじゃねーか! この世界で車走ってたら目立つからな…今はこの機能ありがとう神様だ!!あー!!金ギリギリ足りる!!アブネー!! おらぁああ!発進じゃぁあああ!!!」



 説明見終わって金全部使ってステルス機能と装甲を上げる。装甲は10段階あったが3段階しか上げてない。ってか金がない! 



 ブォオン!ブォオオン!!


 アクセルを噴かすたび軽トラが吠える! 音消せねーのかステルスしてもバレるだろうが!

 あ、あった。これで気付かれずに近付ける! 待ってろ!クソ共を轢殺してやんよ!




「ぐぅうう…これ…までか…」

「ガハハハハ!楽しかったぜぇえ!!てめぇの後はあのガキだ! 死…ぐぼぉお!!」

「な…何が!? いきなり飛んで行ったぞ…」

「変態隊長!チャンスだ!!殺れぇええ!!!」

「!!ソーマ氏!? どこだ!? 居ない…? それより!! はぁああ!!風神の太刀!!」

「ぐぁあああ!! な…何が…くそ…」


 ステルスしたまま車で突っ込んでやったわ!ギリギリだったな…

 無事親玉を始末したみたいだな! んじゃ次!!あの変な笑い方してるジジイだ!




「ひひひ…儂も人の絶望する顔が好きでのぉ…どれ。まずは足を切り離して…どぅん!!」

「!! 飛んでったっす!」

「バルトさん今だ! ジジイを!!」

「ソーマ君っすか!? 声だけ…それどころじゃないっす!!死闘舞踊斬!!」


 何あれカッコいい!!踊るような動きで斬撃決めていってる!!


「ガッ!!ば…ばかな!…ぶふぉぁあああ!!」


 じじい死に方カッコいいな…




「…ソーマ氏…助かった。しかし何故逃げなかった?」

「…うるせー。…見捨てられる訳ねーだろ。俺はまだまだ遊び足りないの!変態隊長死んだら誰と遊ぶんだよ…」

「ははは…照れてるんすかね? 何はともあれ終わったっす」

「ポーションも無くなったし、俺のしょぼい回復魔法も魔力切れだから街に帰ろうぜ。まだ全然治ってないだろ?荷台で悪いけど後ろに乗った乗った!」


「おおぉ…これが車…さっきは見えなかったのに…すごいな。鉄の塊が動くのか…」

「すごいっすね…これで撥ね飛ばしたんすか…じじい飛んで行ってビックリしたっす」

「何か消える能力あったんで使ったんだよ。これの購入とそれで盗賊の金と俺の金全部使ってすっからかんだよ。んじゃ街の傍までしゅっぱーつ!」



 こうして俺達は何とか盗賊殲滅戦を完了した。正直死ぬかと思ったけど…何とかなった。軽トラも手に入ったし…よしとしよう。 後でじっくり使い方とか見ねば! しかし…身長低いからギリギリで前見えるだけだな…気を付けて運転しよう。





「さーて今日は何するかなー!」

「ソーマ氏…流石に今日は休まないか…治癒士に治療してもらったが体がダルい」

「ダルいっすー」

「あー…せっかくの海だしサーフィンってのしようと思ったんだけどなー俺とあーちゃんとセイクリッドさんで行くかな」

「何をしているソーマ氏。海が呼んでいるぞ!早くその遊びをしようではないか!」

「…ダルいっす…が、俺も行くっす」

「あーちゃんはーざぷーんてーするのですー」

「あぁ…あーちゃんなんて可愛いんだ…なでなでなで」




「ふははははは!見よ!我の波乗りを!」

「なんでアイツあんなに元気なんだ…さっきまでダルい。とか言ってたのに…」

「バカっすね」

「バカッス」

「たいちょーさんへんー?」

「シッ!あーちゃん見ちゃいけません!」




☆★☆★☆★☆★☆★☆★




「お土産も買ったし…帰るかぁあ!あ、金の建て替えありがとね。後、槍貰ってありがとね」

「フッ。 構わんさ。あの時ソーマ氏が来なければ我々は死んでいただろうからな。 それにその槍は盗賊の貯めていた物。ソーマ氏が使うがいいさ」

「そっすね。俺らは金以外の物で十分っす」

「俺ももらったッスけど悪いッスね」

「あーちゃんもー。ぴかぴかひかるいしもらったのー」


 なんやかんやありながらサディールでの5日は終わった。釣りしたりサーフィンしたり盗賊退治したり色々あったけど…総合的には十分楽しめたかな? 変態隊長とバルトさんが死にそうになった時は焦ったけど…これは奴等には秘密だ。




「んじゃしゅっぱーつ!」


 パッカパッカと馬車で来た道を戻る。


「そろそろ…いいかな?軽トラでろーっとな」


 ナビレットを操作して軽トラを出す。


「あーちゃん俺の隣に乗ってねー」

「わー…なにこれー。あーちゃんのるー」

「馬車はっと…収納…できたな重量ギリギリ!」

「俺とセイクリッドは馬でいいっすよ。帰りはかなり早く帰れるっすね」

「……我!我も車とやらに乗る!」

「あー…これ車内…中は2人乗りなんだよ。ごめんけど後ろ乗ってくれる?」

「ぐぬぬぬぬ! それなら! 屋根の上に乗る!」

「なんでだよ! …落ちるなよ?」



 馬車を収納で回収し、軽トラと馬でシルバードの街へと目指して行く。



「ふはははは!我は今風になるぅうーー!!」

「おい!あぶねーから大人しくしてろ!」

「元気っすねー」

「元気過ぎるッス」

「きゃーはやいねーすごいねー」


「ふはははは!!馬よりも速いぞぉおおお!!」

「うるせぇえ!! あ、前に段差ある!急ブレーキ!!!」

「わぁぁああああああーーーー」

「「エリックが飛んで行ったっす!!」」

「たいちょーさんとんだよー」

「…屋根に居るからだよ…ったく。面白いやつだアイツは…」






 こうして俺達のサディールへの旅は終わった…





 こうやってみんなで楽しくするのは…いいねぇー。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ