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第2話

 

「ん…んん…」


 寝てたのか…?意識失ってたのかわからないが無事?異世界に到着したのかな?っと現状を確認しないとな…まず持ち物はっと…んん!?


「おいおいおい…なんだこれ…手が小さい?いや…背も縮んでる?はぁ?」


 まてまてまて!どうなってるこれ!聞いてないぞ!え!?若返ったの俺!?えっ?そうだ!タブレットあったな!あーナビレットだっけ?確認だ!


 ガサゴソゴソ…


 ないやん!どこにあるのよ!硬貨ぽいのがあったけどナビレットはどこ!?なんだ!?念じるのか!?


「な…ナビレットでろー」 


 ボフンッ


 で…でた!よーしよーし!おーけーおーけー。んで?どうやって使うんだ?

えーっと。電源?は…入ってんな。


「なになに?使用者を登録完了。名前を記述してください?PS.年齢は10歳になってます。容姿も変わってるので確認してくださいね。生まれ変わったので名前も変えてみては?ナビレットに鏡モードもあるので容姿確認してね♪女神より。…だと!?」


 おいおい…おいおいおい女神様よ…先に言っといてくれよ…10歳て…力とか子供じゃなの!?魔物でるんでっしゃろ!?


「はぁあー…もうどうしようにもならないんだろうな…容姿確認してみるか…えー…鏡もぉおおどっ!」


 もうね、ヤケになりますよ!んー…これが今の俺か…赤髪に長さは耳にかかっててー。ウルフカットっての?そんな感じで…目はクリッとして…細身…うん。あれだわ。イケメン乙ってやつだわ。いえすっ!ありがとう女神様!イケメン最高!


「っと、名前か…大事だな。第2のイケメン人生にふさわしい名前にしなければ…セシル。カイン。んー。よし!ソーマにしよう。…ソーマっと」


 んでんでお次はっと。登録完了しました…か。とりあえず地図開くか…ポチっとな。んんー?自分の周辺しかないじゃないですかー。これはあれだね。自分で歩いてた所が載るってやつかな。まぁいい。お次はっと。確か女神様が収納とか言ってたな。えー収納収納…これか?


 無限収納 大金貨1枚


「え!?使うのに金とるの!?…あー!言ってた!そう言えば言ってた!ちくしょう!となると他のもそうなのかよ!」


 鑑定 銀貨20枚

 

 索敵 金貨1枚


 収納10キロ 銀貨1枚


 ………………


 …………


 ……


 軽トラ 大金貨2枚 


「んー色々あるなー…?…え?軽トラ!?軽トラあんの!?まじで!?中世ファンタジーじゃないのかよ!?馬車とかじゃないの!?…いいけどさぁ」


 さっき体調べた時に貨幣あったから今の持ち金調べてみるか。

 銀貨30枚か…多いのか少ないのかわからんな…鑑定と収納10キロとっとこうかな。確かナピレットにチャージって念じながらお金をくっつけるんだったかな?


 にゅるーん


 おお!入った!んでんで?さっきの画面にやってと。鑑定と収納を…購入!ゲッツ!どうやって使うのかな?えー説明はっと。


 鑑定:ナビレットを対象に向けて鑑定と念じると詳細がわかります。


 ふんふん。なるほど。足元の草に向けてみるか。あ、ちなみに今居る所は草原だったりする。んで結構先かな?には街っぽい城壁があるんだな。縮んだり顔が変わってたりで混乱してたのね。んだば鑑定ー!


 雑草:どこにでもある草


「しょぼっ!」


 説明雑だなおい!雑草だけに!…んん!他にも色々鑑定してみるかな。薬草とかあったら収納してみたいしな。んで10分くらい探してみた結果。


 雑草:どこにでもある草


 雑草:どこにでもある草


 雑草:どこに…


「だぁーー!!ないじゃないか!薬草ってそこら辺にあるんじゃなの!?こーなったらイジじゃ!見つかるまで探す!」


 雑草:どこにでもある草 


 雑草:どこにでもある草 


 薬草:ポーションを作るのに必要な草。そのまま使えるが効果は低い。


「きたぁあぁああああ!!ありがとうございます!」


 ふぅー。テンション上がった。俺はやりきったよママン!ではでは収納してみますかねー。


「収納!」


 たぶん言葉に出さなくてもいいんだろうけど気分的には出したかったのさ!


 にゅるーん


 おぉ!入った!にゅるーんって入った!げへへ!

 取り出してもみようかな。んー画像付きで見れるな。


 薬草×1 【ナビ】


 ナビってのがあるけど…とりあえず取り出し!っと。


 ポン!


 おぉぉおお!こんな風にでるのか!収納いいな!いや、ナビレットいいな!ありがとう女神様!んだばしまっときますか。収納っと。

 さっきあった薬草の隣にあったナビってのも調べとこうか。えーっと何々。


 薬草を1つ消費する事により地図マップに薬草の位置を示す。


 なんですと!これは…まさに…チートじゃないですかー!もちろん消費!うほ!ナビレットの地図に薬草の位置が!なんと便利な!


「さてと…一通り終わったから視界の端に見えるあの街っぽい所に行くかな!途中の薬草も刈って行けば小遣いくらいにはなるだろ」


 ふんふんふーん。鼻歌歌いながら草原を歩く事30分。やっと街っぽい所に着きました。薬草も10束程ゲットしております。

 門番ぽい人居るけどこのまま入っていいのかな?んー。並んでる人が居るから並ばないとだめか…身分証とかいるのかな…まぁいい。なるようになれだ。


「次。そこの赤い髪のお前だ」


 ボケーっとしてたら順番が来たらしい。それでは突撃!


「身分証を出しなさい」

「あー。すいません持ってないです。持ってないと入れないですかね?」

「持ってないのか。仮身分証の発行に銀貨1枚必要だがもってるか?」

「はい。なんとかあります。」

「ではあちらで名前などを書いて仮身分証を発行してもらいなさい。冒険者ギルドなどで登録すれば身分証としてカードが作ってもらえるぞ。子供でも魔物と戦わなくとも薬草ぐらいならとってこれるだろう」

「わかりました。ギルドで作ってもらいます。ご丁寧にありがとうございました」


 この門番の人丁寧に教えてくれたな。門番のイメージは賄賂でズブズブだったけど違ったようだ。


「身分証を作ったら仮身分証と一緒に持って来なさい。銀貨1枚を返金しよう」

「わかりました。作ったら持ってきますね」

「うむ。銀貨1枚は中々に大金だからな。それでは…」





「ようこそシルバードへ!」




こうして俺は初めての街へ辿りついた。

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