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第18話


 マリアさんがエクスプロージョンを放つと1000匹以上の魔物が消えた…

 圧倒的な力…数は力とは言うけれど…それは似たり寄ったりの力をもった場合でしか通じないと思う。


「エクスプロージョン!!!」


 もう一度マリアさんが太陽の様に輝く魔法を放つ。大轟音を響かせるとまたもや1000匹以上の魔物が消えた…


「ははは…屋台のおじさんが魔物が攻めて来ても全く焦らない訳だ…」


 うん。この世界の高ランク冒険者…または力を持った人に喧嘩を売ってはダメだな…一瞬で塵とかすわ…


「ふー。2回もしちゃったから魔力が残り少ないわ。後は任せるわね」


 マリアさん…しちゃったとか言ったら勘違いするぞ!


「マリアさん…」


 ほらー…変態隊長なんかいい例じゃないか!


「変態隊長…顔キモイ事になってんぞ。せっかく美形なのに残念すぎるなコイツ…。 おい!変態隊長!ここでカッコいい

所見せないでどうする!!いけー!そして散ってこい!」

「ぽー…はっ!そうであった!我の力をマリアさんに見せてあんな事やこんな事…!!いくぞー!!」

「ダメだアイツ!!変態じゃねぇ! ただのバカだった!!」


 残り1000近い魔物に変態隊長達高ランクの冒険者が突撃する。 確かBランク以上は、変な壁みたいな障壁使えないと慣れないって言ってたから…大丈夫だろう…きっと。


「うわぁ…高ランク冒険者って…どんだけ強いんだよ…相手が弱いんだろうけど…剣の一振りでなんで10匹とか切れんだよ…あ!攻撃されたのに全くのダメージがない! 俺には奴等が魔物に見えるよママン!!」


 なんて事言いながら最前線という特等席での殲滅見学ツアー…怖いっす…


「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」


 なんだ!! 何かの雄叫びが!! 冷や汗が止まらない!!体が震えまくる…


「きたわね。 ソーマ君。あれがゴブリンキングよ。 冒険者ランクで言えばBランク6人くらい居てで倒せるくらいの強さよ」


 え!? ゴブ太郎の親玉ってそんなに強いの!?ゴブ太郎のくせに!!


 ゴブリンキングが雄叫びを上げながらどこから持ってきたのかわからないが体験を地面に一振り。



 ズドォオオオオオオーーン!!


 クレーターができた。 剣なのにクレーターができた。


「いやいやいや…マリアさんあれはまずいでしょ!色々おかしいですって!」

「うふふ。大丈夫よ。 見てなさい。ダリスさんが行ったわ」


 そう言ってマリアさんが言うとダリスさんがゴブリンキングに一人で突っ込んで行ってた。

 武器は斧…戦斧ってやつか? どデカイの持ってる…。


「はははは!ゴブリンキングよ!かかってくるがよい!」


 声でけーな。ここまで聞こえるぞ!


「グォオオオオオオオ!!!!」


 それに応えるかのようにゴブリンキングがダリスさんに大剣を振り下ろす!


 ガッ!


「はぁー?」


 ゴブリンキングの一撃はクレーターを作るほどの一撃だ。それをダリスさんは戦斧を地面に置き仁王だちしてノーガードで受けきった。


「もはや意味わかんねぇええ!!!」

「うふふ。 鉄壁のダリス。それがダリスさんの2つ名…。ポンコツマスターだけど、こと戦闘においては絶大なる信頼を置いてもいいわ」

「やべー…だりえもんとか言ってたのに俺ー!!」


 うふふと楽しそうに笑うマリアさん…おっぱいもんだろか!!やったら一瞬で消し炭だろうけどー!


 チラッチラッこっちを見るダリスさん。 ゴブリンキングの攻撃受けたのは俺すごいんだよアピールしたかっただけかぁあ! ポンコツ言われるわっ!!


「さて!!ゴブリンキングよ!相手が悪かったな!! それでは…死ね!!」 


 大声で聞こえるように言うダリスさん…もはや微笑ましくなってきたよ… 


 戦斧を一振り…たったそれだけでゴブリンキングは真っ二つになって死んだ…どんだけ強いんだよ!

 そして残りの魔物は他の上級冒険者がゴミ掃除をするかの如く消していった…




 色々と…この世界の強者はおかしい…







☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆








「ダーちゃんきらーい」

「ぐはぁあ!!」


 魔物襲撃から数日たった。俺とアリスはギルドへ来ていた。 魔物襲撃あった日はちょっとしたお祭り騒ぎだったがそれは割愛だ。


「ふっふっふ!鉄壁という2つ名を持ってしても…ダメージが通る…最強はアリスだな!!」

「ぐ!お前の差金かソーマ!」

「ダーちゃん…やー」

「ぐぅあああ!!」

「ゴブリンキングの時にチラチラこっち見ながら俺すげぇんだよってしたから罰なのだー」

「なのだー」


 一頻りダリスさんをいじって遊んで俺とアリスは街へプラプラ。ギルドへはイジリに行っただけなのだ。


「あーちゃんっ」

「おにーちゃんっ」

「あーちゃんっ」

「おにーちゃんっ」


 恋人よろしくイチャイチャする俺達。そんな10歳と3歳…どうですか?


「そーいえば…新鮮な魚って見ないなー。 刺身は好きだけど焼き魚嫌いなんだよなー。 んー…どっかに川でもないかな?釣りしたくなってきたぞ。」

「うー?」

「あーちゃんお魚食べたいかい?」

「おさかなー?」

「んー…ヌルヌルしてピチピチしたやつ…どう説明したらいいんだ!!」

「うー?」


 そんな訳で市場を散策し糸と針を探す。 うん。ねーわ。 仕方ないので弓に使う弦を買って細工しよう。 針は…布を縫うやつを買って火で炙って曲げるとして…返しもいるな…熱した所を剣でアタックして返し作るか。もろくなるが大丈夫だろう。 竿は…しなるやつがいいけど…ないよなー。収納できるように何段階かの太さの木で作れば…見えるようにはなるだろう。  



「ってな訳で、マリアさん。今日は川へ釣りに行きましょう」

「どんな訳かしら?今日はダンジョンいいの?釣り?」

「マリアさんが居る時の方がアリスも安全なので、マリアさんが休みの日に川へ行くことにしたのです」

「んー…釣りが分からないけど…いいわ。たまには外に出るのも悪くないわね」


 って訳で街から東へ2時間。俺が行ってる草原は南なのだー。


「ソーマ氏。そろそろ川に着くぞ」

「「川だー」」


 街を出る所で変態隊長に会い、どこ行くの?川行くの。我も我もー!って付いて来た…子供か!


「おぉー…予想よりでかい川だな…幅は20mくらいか? 川の透明度も…いいな。汚くない。」

「おっきーねー」

「うふふ。川の音が癒されるわね」

「ふっ。我はマリアさんが」

「うるせー変態隊長!」

「ソーマ氏しどいっ!」


 ワイワイ言いながら釣りをする準備。 虫…ミミズ的な物は森で回収してきたからばっちりだ。


「これで…針にぶっ刺して…浮きは…木の軽いのを使って…っと。さて…竿が上手く機能しますかなーっと。ていっ」


 よし。浮きが浮かんだ…浮き下も…大丈夫だろう。後は竿が壊れなければ…上出来だ!


「ほう。 ソーマ氏。これが釣りというものか。こんな物で魚が捕れるのか?」

「んー…大丈夫だと思うけど…お!!キタキター!!ぶるんぶるんイってるぜ! ほいっ!!」


 ぉお…30cmオーバーの魚が釣れたぞ!何の魚か知らないけど! 竿も壊れて…ないな!


「おお!本当に捕れたなソーマ氏!」

「「すごいぞー」」

「あらあら…すごいわねー」

「ほー…おにーちゃんすごーい」


 アリスよ!すごいだろうすごいだろうお兄ちゃん大好きって言ってもいいんだぞ! 


「あー…竿も壊れなかったし…みんなもやる?壊れるかもしれないからって10本竿作ったんだよ」

「「やるー」」

「あーちゃんもー」

「あーちゃんはおにーちゃんとしよーねー。川は危ないんだぞー」



 んで30分後…


「ふははははは!!我のが1番大きいのではないか?ん?ん?」

「うるせー!!見てみろ!俺の方がデカいですー!ほら!しっぽ!しっぽもサイズに入りますー!」

「な!ずるいぞソーマ氏! わ…我の魚の方が…こう!威厳がありますー!」

「魚に威厳求めてどーすんだ!」

「あらあら…あ…ヒット?だったかしら?したわね。えいっ」


 ザパーン


「「でかっ!!」」

「あらあら…うふふ。私が1番かしら?」

「ぐぬぬぬ…変態隊長!魚の威厳勝負は一先ずお預けだ! マリアさんよりデカいの釣るぞ!」

「マリアしゃん…」

「キモッ! オラ!デカいの釣るぞ!」

「ぬぉお!何をするソーマ氏! でかいの勝負だな!我は敗けん!」


 そんなこんなで楽しく釣りをした。 結局マリアさんのが1番デカかった…おのれ!


「ふー釣った釣った…というか釣り過ぎだな…」

「そうねぇ…どうしましょ」

「我は…カッとなってやった。反省はしてない」

「「楽しかったッス」」

「くー…くー…」


 変態隊長が何か言ってるが無視無視。 アリスが寝てる…可愛いなぁもう。働くパパさんが頑張れるのがわかるわー。


「んー…まだ戻るにも早いし…ここで捌いて食べる?新鮮だし」

「いいわね」

「我もそれでいいぞ」

「「さっそく準備ッス」」


 んだば準備なり! んー…


「ストーンウォール!!…よし。簡易竈ができた…机とテーブルも作るか。ストーンウォール!!」

「あら…便利ねぇ」

「ふむ。 では我らは魚を捌こうか」

「「了解」」


「ん?変態隊長料理とかできんの?」

「我も冒険者だからな。外の依頼などで野営などしなくてはならない時にやっている」

「へー。 俺この街で薬草採るくらいしかないからなー。後ダンジョンくらい?」

「ふむ。 ソーマ氏は護衛任務とかはしないのかな?」

「無理無理。 そこらの雑魚ならいざ知らず、山賊とか来ても守れんだろうし。何よりアリスから離れたくはない」

「なるほど。 一度王都へ遊びに行くのもいいかもしれないぞ。ソーマ氏の歳なら学園に通うとかだな… しかしソーマ氏は本当にアリス嬢が好きだな」

「王都ねー…その内ね。学園か…魔道具の作り方は知りたいけど…他はいらんな。 え?アリスがどんだけ好きか聞きたいの?ねぇ?聞きたいの?泊まる?今日家に泊まって一晩中聞く?」

「わ…我は用事があるんだなー! 魔道具か…学園に行くことも考えてみればいいさ。まだ若いのだからな。」

「ち!話そらしたな。 まぁ…アリスと一緒に居られないなら行くことはないさ」


 なんて事を話しながら魚を焼く準備する…あ…そういえばホーンラビットの肉が収納にあるわ…バーベキューにしよう。


「肉あるの忘れてたから…肉も焼くぞー!」



「うふふ…魚美味しいわぁ…」

「うむうむ。 釣ったばかりの魚を食べる…良い物だな」

「「美味い美味い」」

「おいしーねー」

「ふふふ…俺はあーちゃんの幸せそうな顔見てるだけでお腹がいっぱいだよ」

「ふむ。ならばソーマ氏の魚は我が貰おう」

「え? いいよ。俺魚好きじゃないし」

「まさかの回答! 魚好きじゃないのに釣りをするこれいかに!」

「え?釣りは好きだから。おわり」

「ぐぬぬぬ」



 なんてワイワイしながらバーベキューは終わった。魚は食べたよ。いっぱいあったしね。


 んで家に帰った。


「あーちゃんお風呂入るよー」

「はぁーい」

「綺麗綺麗しようねー」

「きゃーあわあわー」


 そう。俺は石鹸の開発に成功していたのだ! 肌に問題ないのが作れたのでアリスを泡々にしてやるのだーふふふ。

 石鹸の開発に成功したが売るつもりはない…どっかのバカに狙われたらたまったもんじゃないからな。ウォシュレットも作るぞ! アリスのプリチーなお尻を守るのだ!


「ふーいい湯だったー。マリアさん上がりましたよー。どうぞー」

「いつも悪いわね。 でもソーマ君がいけないのよ?お風呂なんて作るから…やみつきになっちゃった。石鹸もすごい良い香りするしね」


 アリスを預けてるのでその代わりとは言ってはなんだがマリアさんとタバサさんは風呂にほぼ毎日来る。 拭くだけじゃあ…いかんわな… もちろん石鹸の事は秘密にしてもらってる。




「で? なんでまだ居るの?」

「そそそそ…それはだなソーマ氏。ままままマリアさんがお風呂に」

「マリアさぁああああああん!!変態隊長が覗こうとしてますよぉおおおお!!!」

「うわぁああああ!!! ななな…何を言うんだソーマ氏!!」


 バタン!!!


「あ、変態隊長マリアさんくるよ?」

「あわわわわ…ソーマ氏の…うっ裏切り者ぉおおおお!!!」


 ピューンって音を出しそうな勢いで変態隊長は帰って行った。


「裏切るも何も手を組んでねーよ…」

「ソーマ君あの変態は?うふふふふふ…」

「そ…速攻で逃げました…」


 こ…こわひ…








 なんやかんやあったけど…楽しい1日でした。まる。




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