妾は森の中変態に出会った
チートすき-(^w^)
しかし私の文才で生かしきれるかが問題です…
あと主役の口調が安定しない(笑
妾はなぜ転生しつづけるのかのう。
一回とかならともかく、十回はさすがに多いだろうて。
あるいみチートかもしれんが。
しかしの…生まれ変わっても生まれ変わっても、変態に捕まってしまうのは…
はあ…
そういうのを避けるチートの方が欲しかったわ。
耳元で声がする。父よりも若く、低めの声がなんとも心地よい。はあはあ息づかいが荒いのは気のせい。さっきの野犬の記憶が混ざっているに違いない。
「ジェーン、起きなさい。」
「ううん…まだ寝たい…」
男がため息をつくのを聞きながら、妾はまた深い眠りに落ちようとしていた。
「…起きないと、悪戯してしまいそう…」
妾は瞬時に布団から飛び出した。勇者だった頃の瞬発性は衰えていないらしい。
誰じゃこの男は…ってうん?
[サースト・ミンシク
年・25歳
職・神父
特性・LC]
男の頭の上に、文字が浮かんでみえた。これはなんであろうか。今までこのような現象はなかった故、妾はしばらく固まってしまった。
「あれ…ジェーン?どうしたんだい?そんな顔をされると、変な気になってしまうよ…」
頬を赤くしながら言いおった。いやだわ気持ち悪い。
妾は文字から目線を下ろし、神父らしき男を観察した。
黒い目は、ぱっちり二重で可愛いらしい。くせ毛の茶色の髪はふわふわしていて、昔飼っていた兎を思い出した。
確かに可愛い顔をしている。十代の頃は、美少年という言葉が似合っていたに違いない。
しかし今の発言から考えると、そんな可愛いものではないだろう。たぶん、変態。
やつの頭の上の文字、その中にある“特性”のLCというのには心当たりがある。うん、変態間違いなしじゃ。