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妾の十回目の転生人生録  作者: なか
2/10

妾の親は旅に出た

お気に入り登録ありがとうございます(*^^*)

文章力低いですが、がんばります!汗


「ととさま、かかさま、どこに行くのですか?何の準備をしてるのです?わら…私はしなくてもいいのでしょうか?」


朝起きたら父と母が、外着を着て大きな鞄を持っていた。


「ああ、ジェーン。言ってなかったかい?父と母は今から旅に出るんだよ。ジェーンは体が弱いからね…一緒に行きたいけれどいい子でお留守番しておくんだよ。」


な ん で そ ん な 大 事 な こ と を 言 い 忘 れ る の か!!!!


「ジェーン、ジェーン…きっとすぐに帰ってくるわ…かかさまの事忘れないでね…」

「…どこに行くのかは決まっているのですか?」


さすがに7歳になったばかりの子供を捨てるなんて事はしないだろう。きっと妾は隣の叔母さんの家に預けられるはず。しかしなぜか得体の知れない不安を感じていた。


「隣の隣の街に行くのよ…」


それは旅ではなく外出という。

「ああ、やっぱり置いていきたくないわ…!!!あなた、ジェーンも連れて行きましょ」


「マリー!駄目だよジェーンを連れて行っても、中には入れないだろう。未成年は入れない。」

「そんな…」


どこに行くんですか何をするんですか限りなく桃色の予感がするのですが、妾の気のせいなのですか? あえて触れまい…。

横で濃厚なキッスをしているのは気のせい気のせい気のせい…

妾は空気を読むからの。そこらの幼子とは違うのじゃ。


それが終わった頃に、絶妙なタイミングで妾は聞いた。

「ととさま、私はどこにお世話になればいいのですか?隣の叔母さんの家ですか?」


叔母さんの料理は壊滅的だからなあ…

いつもあれを食べている従兄姉に同情していたが…妾もここまでか…

病弱な妾があのダークマターを食べたらどうなってしまうのかのう…。

いやな予感がとまらない。


「いいえ、教会の神父様の所よ。会ったこと、あるでしょう?」

神父様…ああ、あの髭のじいのことだの。妾にいつもお菓子をくれる良き老人である。悪くないの。


「わかりました。教会には自分で行けますから、いってらっしゃいませ。ととさまかかさま、早く迎えにいらしてくださいね。」

「ジェーン…!!」



感動の親子の別れをして2人が出て行った後、妾は教会に行く準備を始めた。

まだ7歳ゆえ余り重いものはもってゆけぬの…

妾は着替えを2着と、護身用に小刀をもって行くことにした。教会まで幼子の足で一時間。町の端から端まで歩かなければならぬ。

昔の記憶の中にある異国の歌を口ずさみながら足を進めた。


そういえば妾は修道女だったこともあったのう。

結婚はできんと言うておるのに何度も何度も求婚してきた男がいたのを思い出した。

結局なあなあで結婚したが、あやつも変な性癖を持っていた事も思い出し、顔をしかめた。


変態は滅びればいいのにのう


次回 最初の変態が出てくる予定(笑)

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