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白昼夢  作者: 花村かおり
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白昼夢5

「佐衛門様、お気づきでしょうか?」

「なんであろうか?」

「この美しい景色、この景色こそ、本当の世界なのです。佐衛門様は自分をお責めになるため、自分の世界をわざと苦しいものとしてしまっているのです」

「どういう意味じゃ」

「もう説明せずとも、自分でもお分かりでしょう」

乙女は元の石の脇に戻った。

するといつの間にか、乙女は雌ギツネの姿に戻っていた。

雌ギツネは暫く五常を眺めていたが、やがて山に帰っていった。

「夢であろうか?」と首をひねって五常が周りを見やると、美しい蓮華の花があちこちに咲いていた。

この美しい蓮華を見て、「これは、決して夢ではない」と五常は確信したのだった。


それから五常は生き生きとした眼を取り戻し、自分で畑を耕すようになり、多くの死者を弔いつづけ、長寿を全うした。


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