ファーストモンスター
お読みいただきありがとうございます。
前回までに送られたアドバイスを参考に少し読みやすいようにと、視点、誰が話しているのかなどわかりやすいようにしました。無い方がいい、など、他に何かアドバイスがある方は是非メッセージを送ってもらえると助かります。
ーハルマ視点ー
ハ「クレハ、ニュースは見たか?」
ク「ああ、いよいよだな。今日からモンスターが出てくるらしいな。一体、どういったやつなんだろうな?」
『ワンライフ』リリースから二週間。最初の大型アップデートとしてモンスターが追加された。運営はプレイヤーの体験を損なわないようにとモンスターが出現するようになった、とだけ発表した。そのためプレイヤーはどのようなモンスターが出てくるのか一切知らない。完全に想像の域になる。
ハ「俺はゾンビだったりするんじゃないかなって思ってるんだけど、どうかな?」
ク「かなりベタだな。だけど可能性としては高いだろうな。どうやら出現する場所によって強さが違うらしいけど…」
拠点製作もひと段落し、日も沈み、焚火を囲みアップデート情報を共有している時だった。
ガサガサッ
「!!??」
突然、近くの森から物音がした。その瞬間、二人の間に静寂が走る。このような瞬間は何も珍しくはない。何せこの一週間、このゲームを始めてからこのような物音は何回も聞いてきた。大抵は動物だ。しかし、モンスターが追加された、という確定している事項が脳裏によぎり、モンスターではないか、という不安が二人の緊張を最高潮にさせた。
俺は血が引いていくような感覚を覚え、瞬間、冷や汗をかく。
クレハはというと音の聞こえた方を凝視したまま、焚火の横に置いていた調理用のナイフを握る。こんなものでは護身もできないだろう、という冗談も言えないほど場は緊張状態。そして、その音の主はヌッと姿を現した。
「グォォォァァ……」
気味の悪い声と共に姿を現したのはモンスター。顔は豚、とも言い難い容姿をしており、額には角が生えている。体色は暗くてよく分からないが焚火の薄暗い光で灯され、橙色に見える。三本指であり、その指先には人の爪をそのまま尖らせ、伸ばしたような鋭い爪が月光と焚火の光でギラリと光る。
姿が見えた瞬間行動したのはクレハ。素早い動きで間合いをすぐに詰めモンスターに斬りかかる。
モンスターはその瞬間的な動きに翻弄され、反応ができずナイフで腕を斬られる。
しかしナイフは調理用であり、戦闘には向かない。身は切れるものの射程も短く、威力も弱い。モンスターの腕を切断するには至らず、モンスターはそれを理解したかのように攻撃を恐れずクレハに攻撃を仕掛ける。
しかし、そこでようやく槍を持ち参戦した俺に胸を貫かれ、やがて動かなくなった。
「…あ、危ないところだった…。」
モンスターが動かなくなってから静寂を破ったのはクレハ。モンスターが動かなくなったことに安堵してか戦闘態勢を解き、一気に脱力する。
俺は槍が胸に突き刺さったままのモンスターを静かに見守っている。
ク「ハルマ、ナイスアシストだった!なにか習っていたのか?」
俺は汗を拭い応える。
ハ「いや、全く。完全に勘だ。昔やってたゲームみたいに動こうって思ってやっただけさ。ま、上手くいって良かった…。」
ク「ところでこのモンスター…、ゴブリンってとこか?角に鋭い爪…、まあゴブリンってことでいいだろ!このモンスターはゴブリン!文句は受け付けない!」
ハ「角に鋭い爪か…何か使えそうだな。」
ク「そうだな…。取っておくか?」
ハ「そうしよう。クレハ、ナイフを貸してくれ。」
こうして、モンスター…ゴブリンを討伐しゴブリンの角と爪を入手したのだった。
お読みいただきありがとうございます。
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