#1天使
ーー20XX年、戦争は起きてしまった。ここは戦場第五病院だった。ーーー
私はそんな戦場第五病院の医者だった。
医者の経験はないのに、戦えないからって、ここに派遣された。鉄の匂い、排泄物、患者の悲鳴、目をふさいでも、耳をふさいでも聞こえて来る、見えて来る
あぁーいてぇいたい、 また患者の悲鳴が聞こえる
私はその人の元へ行く
「どうしましたか?」
「手首が、痛い、、」
私は右手首をさすった
だが、、
「違う、左だ」
私は困惑した。左手首はこの人にはもうないのに
そしてだんだんとその人の息が荒くなっていく、、
「助けてくれぇ、苦しい」
そうすると天使が、舞い降りてきた。
天使は亡くなりそうな人の元へ行き、命も頂き、
帰っていく。それを私たちは邪魔をしてはいけない
「おい!出ていけ」
そう言って入ってきたのは医者の田村さんだ
天使は壁にぶつかり驚いた顔で田村さんに聞いた
「なにがしたいのです?」
田村さんは「人を助けたい、邪魔すんなら羽を切り落とすぞ」
そして、私は驚いたので田村さんに聞いてみた
「なぜ?天使の邪魔をするんですか?天使は運命です。」
田村さんは「俺たちは医者だ。死なせない、それならどんな運命だって変えてやる。」
でも私は「天使は運命。そう小学校の頃からおそわってきました。もう死ぬという事なのです」
田村さんは「患者が死にたいって言ったのか?」
私は何も言えなかった
その間に田村さんは患者を助けた
田村さんは「はぁーやっと終わった、、っていてて」
私は大丈夫?と背中をさすると、肩に大きなこぶが両方についていた
田村さんは「俺はいやだからな天使の名を被った、死神になるのは」
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アホドットの世界 #1天使