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強すぎるおねえちゃんと一緒!~立てば剣聖 振るうは魔剣 共に行くのは俺の姉~  作者: ランドリ
第三章 救国の新婚旅行・勇者の行進 ~奪われた空~
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【水泳訓練】体操の姉

 ローズの鶴の一声により急遽暗い森から午前の明るい湖畔に帰ってきた俺達は水泳の練習をする事になった。


 実戦では使えないが練習には使うべきという事で商船に寄って水着と呼ばれる水泳の練習服を購入した後、浅瀬船と言うらしい安全な水泳の練習のために一定の深さの水場を再現している船を貸し切りにして乗船する。


「ガルトの海や河はウォータードラゴンパピーの巣窟だから出来なかったけど、浅瀬で泳げなくて溺死なんていうのは戦士として恥だわ。やれる時に練習しておく! 」


 金の髪を紐で纏めてヘソや太腿の出ているネグリジェよりも露出の多い赤色の水着を着た才女が理由を説明しているがレベルアップ直後の煌めく金髪や輝く肌が眩しくて目に毒だ、鋼の相棒の司令により目線をずらすと愛しい人の艶姿がが目に映り相棒が膝をつく。


 おねえちゃんは桃色のショートヘアをいつもの黒いリボンで抑えてるのはいつも通りだが、ローズに比べれば露出は少ないがサイズが合わないのか着ている紺の水着がはち切れそうになっていて胸の深い谷間に目線が吸い寄せられてしまう。


「クロ〜! 楽しみだね! 」

 それを知ってか知らずにか嬉しそうに微笑まれて短パンだけでほぼ裸の俺に抱きつかれると鋼の相棒が罅割れる。


「そうだね」

 表情を取り繕って答え、他の仲間を見て落ち着こうと考えるが肌色ばかりで落着く所が無い……!?


「どした〜?何時もの自信は! ワハハ!! 」

「明るいのに鎧を着てないのは落ち着かないのだ」

「リゾート気分だよ! 役得だよ! 」

 エルフ二人は華奢な体に白い水着を着ていて落ち着かなそうなエテルナをアルテがからかって遊んでいるし、ベクターまでもが何時もの黒マントでは無く黒い水着を着て蒼の眼を細めて楽しそうだ。


 解ってはいたがおねえちゃんに集まった仲間だから女の子ばかりだぞ!?




 ドローンと呼ばれるイーグルの分身から映し出される二頭身おねえちゃんの姿も帽子の縁をサングラスに変えたような物を被り服も水着に変わっていて芸が細かい。


 □水温は問題無し準備運動をしましょう□


 そのまま水に入ろうとすると何やら軍の水泳準備プログラムとやらを熱心に勧めるイーグルに言われるがまま、水に入る前にジュンビタイソーとやらを始めることになった。


 二人組みを作れと言うので俺は勿論おねえちゃんと一緒だ。

 □イチニ! 〜♪□

 二頭身おねえちゃんの動きを真似て体を動かしていくと確かにこの動きは体の節々が伸ばされて運動時の事故防止になりそうだ。

 運動前に体操はするけど、水に入るときも体操をするのね。


 □二人組みで体の筋を伸ばします! イチニ! 〜♪□

 唐突に二頭身おねえちゃんが分身して1人が押され1人が押す格好になった。


「グッ! ……っ! 」

 後ろからおねえちゃんに押されて背筋が延ばされるが普段からやらない事だからか、これはかなりきつめだ。


 □交代して体の筋を伸ばします! イチニ! ~♪□


「ん……っ! う……っ! ちょっと痛いよ~?」

 今度は俺がおねえちゃんを押すとおねえちゃんの上げる声に相棒が砕けていくが静止の声に相棒が再起動して優し目に無心でやり切った。


 体操の後は皆で水面の縁に座って、体に水をかけていく隣のローズやおねえちゃんから水をかけられたりかけ返したりしてはしゃいだり、顔を水面につけてみたりしてここまでは普通の水浴びだが体全体を入水させると不思議な浮遊感と共に、昨日のお湯とは違って足がついてないのに沈んでいかない。


 イーグル以外の他の皆も同じみたいで不思議そうな顔をしている。


 □人の体は空気が入ってる分水より軽いから浮きます。もし戦闘中に水に落ちたらパニックにならず軽量の武器以外の重い装備を捨ててください。そうすれば浮いていられます□


 □装備は後で回収すれば良いです□ と二頭身おねえちゃんが浮く理由と知ってるのと知らないのとでは全然違う水上戦闘時の心得を伝授してくれる。


 皆で縁につかまり安定しているとイーグルが更に教導を施してくれる。


 □皆さん、縁につかまって体を伸ばしてみてください。水面に体が浮きます□


 言われるままに体を伸ばすと浮き上がってくるが、これは経験があるぞ! おねえちゃんに引っ張られているときに似ている!


 □体を浮かせたまま、足を上下に振ってみてください。推進力が得られます□


 足を振るうと確かに足が水を掴んで押される感覚がある不思議だ。


 □手足を使い体を水面に浮かせたまま推進力を得て進むのが泳ぐと言う事です□


「そうなんだ~! 」

 理解したらしいおねえちゃんが縁を軽く蹴って広い人口浅瀬へ進んでいくのを追いかける。

「あぶないよおねえちゃん!? 」

 焦り力を入れて水を蹴ると一気に推進しておねえちゃんに並んでしまう。

「上手だねぇ! クロ! 」「意外と楽しいかもしれない! 」

 お互い顔を付けるのが怖くて半身を浮かせたままだけど、多分泳ぐことが出来てるぞ! 気持ちいいな!


 □なんという力技でしょうか……浮ければ勇者に水泳法は不要だった……? □


 俺たちは本格的に泳ぎ始める!


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