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強すぎるおねえちゃんと一緒!~立てば剣聖 振るうは魔剣 共に行くのは俺の姉~  作者: ランドリ
第三章 救国の新婚旅行・勇者の行進 ~奪われた空~
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【作戦評価】橋国の姉

 大きな橋の前に備え付けられた門の前で門番に止められて待っている。

 門の向こう側では大きな橋から小さめの橋が伸びて湖に浮く浮橋に繋がっていて、浮橋の周りには大きな船と小さな船がそれぞれの場所で忙しそうに発着している。


「勇者様方、申し訳ありませんが、歓待の準備ができるまでお待ちください」

 門番はしきりにイーグルとエテルナをチラチラ見て落ち着きがない。


「どうしたのだ?」

 白鎧が気さくに尋ねると、門番は懐から木の板とペンを取り出して頭を下げる。


「ファンでしたので!サインを頂けませんでしょうかっ!」

「構わないのだ」

 オーヴァシーに来ても人気のエテルナは快諾してペンを受け取るとサラサラと手慣れた様子でサインを書いている。


 その様子を横から眺めて茶化すのはアルテだ。

「ペン捌きが前にも増して早くなってるじゃないか!どれだけの研鑽を積んだんだ?ん?んんん?」

「やめるのだ、ファンが見てるのだ」


 一応、ファンサービスとして格好をつけることにしているみたいで常に鎧を付けているのも「いめーじ保護」らしい。


 後ろからイーグルの呟く声が聞こえる。

 □広報兼衛生兵と…□

 イーグルは設立した勇者チェルシー軍の役職を埋めるのに忙しいみたいでどんどん更新される。

 俺に与えられた役職は勇者補佐だ!

 俺と同じくおねえちゃんを頂点に頂くモノ同士、良くわかってるみたいなので俺の不利にならない範囲で助けようと思う。


「オーヴァシーってどこ~?」おねえちゃんがローズに絡んで聞いて、才女が嬉しそうにジョーシキ語り込みで答える。


「ダイマジュの南の国で、見ての通り大きな湖と橋が特徴の国ね。水と木工が特産なのは常識だけど、器の予備でも買っておく?」

「大きな器が欲しいよ?」

「イーグルのお陰で積載量が多いから、大丈夫よ」

 おねえちゃんの要望にイーグルの置いたコンテナを見て許可する。


 □残念なお知らせなんだけど□

「どうしたの〜?」

 イーグルの不穏なお知らせにおねえちゃんが聞き返すと、当然といえば当然なお知らせを二頭身おねえちゃんが告げる。


 □今回の作戦評価が出たんだ、さっきみたいに撃墜数を積み上げるのは、旅程からすると弾切れになっちゃうからやめろって評価されちゃいました…□

「大丈夫なの〜?」

「現実だからね、当然だよ?」

 おねえちゃんは心配そうだけど、ベクターは安心したみたいだ、自己判断以外に状況把握出来るなんて便利だな!


□情けないけど今後は皆に戦ってもらって、私は只の運び屋に転職します…□


 戦えないことにションボリしているイーグル。

 でも、今までは嵩張る荷物を避けて準備してきたけど、ローズの提案で俺達の足として活躍してくれることになったイーグルはこんな森でも機動力があって旅の予定を短縮したし、工場から持ってきたコンテナを使った荷物運びだけでも大活躍だ。


「荷物運びも立派な仕事よ?助かるわ」

「頑張ろう〜!」

 □チェルシー軍輸送科所属イーグルをよろしく!□

 二人の言葉に銀の鳥はさっさと転科して蘇った。


「お待たせして申し訳ありませんでした!どうぞお通り下さい!協議の結果、そちらの銀の鳥様は橋へのご着陸は避けていただき、魔樹や許可のある船のみのご着地でお願いします!」

 □わかったよ〜□


 勇者なのに随分、待たされると思ったら原因はイーグルだった、こんな来客は想定しないか。


 責任者だという衛兵に連れられてふよふよと浮かぶイーグルを連れ、門を潜った俺達を迎えたのは中空からも眺めることの出来た湖に架かる大きな橋だ。


「凄い場所だよ〜!?」

「本で読むのとはまた、違うわね!」

「凄いところだね!」

□近くで観ると凄いな〜□

 エルフ二人とベクターは見たことがあるみたいだが俺たち3人と1機は大興奮だ。

 

 魔樹の侵食で建造に不利な陸地ではなく、橋の周りに船みたいな家を浮かべて暮らしているみたいだ。


 その中の特に大きな船に連れられて責任者に告げられる。

「この宿と行政船は着船許可済みです!どうぞご着地下さい」

□ありがと〜!□


 衛兵さんの先導でイーグルが着地して歩きだしても小揺るぎもしない大きな船の庭みたいな場所に俺達は乗船していくと、並んだ宿の従業員に歓迎される。


「いらっしゃいませ勇者様御一行様!」

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