どこにでもいる中学生
作者の実体験を元にした半ノンフィクションです。
ちょこちょこ設定は変えております。
それでは。
8階の風は強い。
もし人間が簡単に飛び降りる勇気を持っていたら
この世界はとっくに壊れていたのだろうな。
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12月
私、中一
小学校時代に仲の良かった子と同じクラスになれてかなり楽しい学校生活。
本音を語り合える友達。
最近できた彼氏。
何不自由なく見えていた学校生活。
ただ一つを除いて。
そう、部活動だ。友達が入るしなんか楽しそう!
そんなふわふわした気持ちで入ったのが間違いだったんだろう。
運動部のチームスポーツ。わたしが1番苦手なことだ。
補欠ならまだ良かったものの人数がギリギリだったため強制レギュラーなのも嫌気に拍車をかけた。
辞めたい辞めたい辞めたい。部活に行く前は辞めたい以外何も考えられなかった。
今になってみると辞めたいと考えれているだけましだったのかな。
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3月
彼氏と別れた。自然消滅に限りなく近い。
中学生の恋愛なんてそんなもんだよね!
部活は相変わらず辛いけど最近新しい趣味を見つけた。
やり方は実に簡単。
コンクリートの壁に指や足を打ち付けるだけ!
痛いけどすっきりするし怪我したら部活休めるし一石二鳥!って思ってはじめた。
でも全然力が足りないのか骨折はできないんだよね〜。
楽しかった中一が終わり、中二がやってくる。