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公民で泣き叫ぶ者よ!我を崇めよ奉れ!  作者: 氷桜羽蓮夜
第一部 民主主義の基本原理〜日本国憲法の基本原理
7/14

[第7話]中国の政治体制

登場人物


フェリシア···某王国の女王


マリナ···某王国の為政者

フェリシア「皆様ごきげんよう、優雅に解説フェリシアですわ」


マリナ「ご機嫌麗しゅうことと存じます、マリナにございます」 


フェリシア「さて、今回は私たちが優雅に解説させていただきますわ」


マリナ「と、思いましたが。まずは前回の不祥事、心よりお詫び申し上げます」


フェリシア「これが映像生放送でなくて良かったと、心より思っております」 


マリナ「と、いうわけで。誠意込めて土下座しろ、姫様」


フェリシア「それが上司に向かって言うセリフ!?」


マリナ「はぁ、分かりました。言い直しましょう」

 

マリナ「土下座して笑い者になりあそばせ!」


フェリシア「もう一度幼年学校に落としてやろうかしら」


マリナ「……はい!中国の政治体制でしたね!中国と言えば!はい、姫様!」


フェリシア「権力集中制、ですわね。私がこのチンピラを幼稚園に入学させることのできる権力ですわ♪」


マリナ「え、えーと!中国の憲法では、中華人民共和国憲法というものがありますが!」


フェリシア「本文中に中国共産党に指導を仰ぐとされており、事実上中国共産党が憲法より力を持っていますわ」


マリナ「それでは一応、建前で分けられた中国の三権分立を見ていきましょう!」


フェリシア「まずは立法権ですわね」


マリナ「全国人民代表大会、略して全人代、年1回3月頃に開催され、一院制になっています」


フェリシア「ちなみに、一院制のメリットは素早い意思決定、予算の削減。デメリットは議論が深まらないこと。二院制はこの裏返し。割りと出ますわよ♪」


マリナ「全人代は省(日本でいう県)や自治区、直轄市(日本でいう制令指定都市 北京市、上海市、重慶市、天津市の4つが省と同格)、軍隊からの代表によって構成されます」


フェリシア「任期は5年、議員の定数は3000人までですが、約70パーセントは共産党員で占められ、国家首席を選ぶときも根回しの済んだ共産党員が立候補することになりますわ」


マリナ「なので、毎回国家主席に立候補するのは大体1人、複数上がっても数の暴力で押しきります!」


フェリシア「さて、そんな全人代ですが!役割は普通の議会と一緒ですわ」


マリナ「憲法の改正や法律の制定、国家主席、国務員総理(首相)などの重要官職の任免(偉い人の昇格、降格、クビ)や経済計画、予算決済(予算が正しく使われているかの承認)とかをやっています」

フェリシア

「そうそう、経済計画といえば、1993年に憲法が改正されて、それまで禁止されていた市場経済(自由な売買、取り引きを中心とする社会)を導入しましたわね」


マリナ「特に、経済特区と呼ばれる場所を中心に経済の自由化が進められていきました」


フェリシア「1993年と経済特区、ここ重要ですわよ♪」


マリナ「さて、先程出てきた国務院ですが」


フェリシア「日本の内閣とでも考えてくださいませ」


マリナ「国務院総理(日本でいう内閣総理大臣)は国家主席が指名し、全人代の承認を経て国家主席が任命します」


フェリシア「国家主席が指名からの全人代の承認、最後に国家主席の任命、この流れは覚えといてくださいな。あと、主席の主の字ですわね。首にしないように注意ですわ」


マリナ「国務院はそんなもんですかね。じゃあ次は司法権、最高人民法院(日本でいう最高裁)です!」


フェリシア「と言っても、ここはあまり言うことはありませんわね。強いて挙げるなら、地方に、上から順番に高級(日本でいう高裁、高等裁判所)、中級(日本でいう地裁、地方裁判所)、基礎(日本でいう簡裁、簡易裁判所)の人民法院が置かれているくらいですわ」


マリナ「たまーに出ますけど、まぁそこまで怯えるほどではないかと思います。さて、度々出てくる中国共産党ですね」


フェリシア「と、言いましても、ほとんど前のくだりで話しましたわね」


マリナ「そうなんですよねー。あー、そうそう、中国共産党と言えば、全人代の議員の大多数、言い換えればトップである国家主席の協賛期間でしたね」


フェリシア「あー、そういえばそうでしたわね。このことから、中国は形ばかりの民主主義、ぶっきゃけ実態は帝国主義になっていますわ」


マリナ「社会主義の国って意外とこんなのが多いので、覚えておいてくださいね♪」


フェリシア「他には、ロシアやパキスタンなどがありますわよ♪」


マリナ「さて、これで一応範囲は終わりましたね」


フェリシア「皆様、お疲れ様でございました」


マリナ「次は大日本帝国憲法と日本国憲法について「及び従者の幼稚園生活を」やります!」


マリナ「ちょっと姫様!?まだそんなの引きずってたんですか!?」


フェリシア「当たり前ですわよ♪皆様次回をお楽しみに♪それではごきげんよう♪」




女王命令で幼稚園児にされたマリナさん!

果たして社会的評価に耐えられるのか!

そんなわけで、次回はマリナさんの幼稚園生活をお送りします!(大嘘)


このシリーズは、皆様の温かいご支援により成り立っています。

閲覧数が少なかったり反応が無かったりするとメンタルが折れてしまいますので、ブクマ、評価、感想などよろしくお願いします!

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