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公民で泣き叫ぶ者よ!我を崇めよ奉れ!  作者: 氷桜羽蓮夜
第一部 民主主義の基本原理〜日本国憲法の基本原理
1/14

[第1話]民主政治の基本原理

登場人物


天神和輝···某高校2年生


マナ···妖精なのか小悪魔なのかよく分からない、不思議な生物


リィネ···金髪ツインテールのツンデレ街道大爆走中

マナ「はい皆さんこんにちは!あなたのナビゲーター、マナなのですよ♪」


和輝「解説者の天神和輝です!一緒に頑張りましょう!」


マナ「さてそれでは、公民の字を見ただけで泣き出すおバカさんをお呼びするのですよ!リィネさーん!」


リィネ「やかましいのだ!」


マナ「はーい、お勉強の時間なのですよー♪」


リィネ「え……?べ、勉強は嫌なのだぁー!」


マナ「逃さないのですよ♪」


リィネ「は、離すのだ!」


マナ「さーそれじゃあ始めるのですよ!」


和輝「まずは民主主義の基本原理からだっけか?」


マナ「そうなのですよ♪解説よろしくお願いします♪」


和輝「あいよ。さてと、まずは国家の役割って何だと思う?」


リィネ「国民から金を毟り取って自分の欲望を満たすことでしょ?」


和輝「あ、いや……うん。何か……ごめん」


また「心の闇を見た気がするのですよ……」


リィネ「何で!?」


和輝「あのな、どこまで守ってるのか知らないけど、国家っていうのは秩序を維持するために必要な決定をして、実行することなの。建前だけでも知っとこうな?」


リィネ「う、うぅぅ……納得いかないのだ」


マナ「はい、それでは国家の3要件答えるのですよ!」


リィネ「これくらいなら分かるのだ!」


和輝「おぉー!じゃあ言ってみ?」


リィネ「金!権力!技術!もちろん生産は基盤なのだ!」


和輝「……いや、薄い胸を精一杯張られても」


マナ「どんな世界で生きてきたのです?」


リィネ「え……もしかして、違ったのだ……?」


和輝「もしかしても何も全部違うよ!?」


マナ「どれだけ欲に塗れた生活送ってきたのです!?」


マナ「……一般家庭なのだ?」


和輝「……うん、もういいや。国家の3要件ってのはね、領域、国民、主権の3つで」


マナ「領域とは領空、領土、領海で、宇宙空間(高度100km)は含まないのですよ♪」


リィネ「領海ってどこからどこまでなのだ?」


和輝「えーと、領海ってのは12海里で、あと自分の海じゃないけど優先的に資源利用権が得られて、外国の船が入ってこれない200海里水域ってのがあるんだ」


リィネ「海里?」


和輝「海里ってのは海の長さの単位で、1海里=1852m。で、領海と200海里水域を合わせたのが排他的経済水域っていうわけ」


マナ「心が汚れきったリィネさんにも理解できたです?」


リィネ「本体がダークマターのマナにだけは心が汚れてるなんて言われたくないのだ……」


マナ「酷いなー、私だって傷つくのですよ?」


和輝「よし!もっと言ってやれ!」


マナ「……あ"?」


和輝「そーだリィネ!国家の3要件の最後にあった主権の意味って知ってるか?」


リィネ「確か……国内では政治に対する最終決定権を持ち、対外的には他国から干渉されないこと、なのだ?」


和輝「はい、正解。フランスの学者、ボーダンが唱えたんだけど、これに基づいて内政不干渉の原則が生まれたんだ」


マナ「はい、次は権力が正当なものとして認められる支配の形式なのですよ♪」


リィネ「ふふん、簡単なのだ!暴力!軍事力!諜報力!」


マナ「どこの独裁国家を誕生させる気なのです!?」


和輝「普通に革命起こって終わっちまえそんな国!」


リィネ「え……?そのための諜報力だけど?」


和輝「酷ぇなおい!答えはな……」


和輝「1つ目は伝統的支配っていって、まぁラノベでよくある皇帝だの国王だの、先祖代々……ってか文字通り伝統的に受け継がれる支配の種類だな」


マナ「日本で言うお上思想なのですよ♪」


和輝「それはちょっと違うような気もするけど……まぁいいや。2つ目はカリスマ的支配で、クラスに1人はいるリーダー気質のやつがやる方法だな」


リィネ「そして最後はクーデター、と」


和輝「いうことにはならないと思うな」


リィネ「それで、3つ目は何なのだ?」


和輝「あー、まぁ当然っちゃ当然なんだけど、合法的支配……おい、何でお前ら目を逸らす」


リィネ「え、えー?な、何でもないのだ?」


マナ「こ、心当たりなんてないのですよー♪」


和輝「目が泳いでるぞー」


マナ「え、えーと?何のことなのですー?」


和輝「……選挙など民主的な制度によって得る権力、覚えておけよ」


マナ&リィネ「「い、イェッサー!」」


和輝「今日のところはこれまで!」


リィネ「次は民主政治なのだ!」


マナ「公民で泣き叫ぶ者我を崇めよ奉れ第1話終了なのです!」


和輝「閲覧ありがとうございました!次話もよろしくお願いします!」


このシリーズは、皆様の温かいご支援により成り立っています。

閲覧数が少なかったり反応が無かったりするとメンタルが折れてしまいますので、ブクマ、評価、感想などよろしくお願いします!


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