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【空軍戦争小説】ランウェイ  作者: プーギー
2nd period〜配備〜
15/55

14th flightー無茶言う大臣

大臣とジムに行った翌日、俺は筋肉痛で身体中バキバキだった。


なにせ大臣がベンチプレスを160キロまで上げるので、俺も調子に乗って今まで上げたことのなかった130キロに手を出してしまったのだ。


「あぁぁぁ、肩いてぇ…」


ぼそぼそ言いながら食堂に入ると…


「おーい、メーイ!こっちよこっち!」


野太い大臣の声がどこからか聞こえた。


「え、どこ?どこ?」


キョロキョロ見回すと、大臣は少し離れた所ですでに山盛りのポテトを摘みながら新聞を読んでいた。


「早く来いよ、待ってたぜ!」


さすが伝説の大臣、やはり隊員との距離が近い。

そして何より、一度絡んだ人間の名前と顔は絶対忘れないのが凄い。


そんなことに感心しながら、俺もこめを山盛りにして、サラダと唐揚げを盛ったトレーを大臣の隣に置いた。


「隣、失礼します。」


「おう!早速だが、お前さん、40を操縦してみてどうだった?」


「えぇと、まず思ったのは、シミュレータよりもずっと離陸時にふわっと上がることですかね。」


「そうか、機動はどうだ?」


「かなり良いです。反応も速いですし。15に慣れきってる身には機敏すぎるくらいでしたね。」


「なるほどねぇ、余計ワクワクしてきたじゃないの」


「ええ、どうかお手柔らかにお願いします。」


「けけっ、実はな、ここに来る前に古巣の特殊飛行隊んとこで一週間くらい集中的に飛んできたんだよ。やる気MAXだからな。大臣だからって遠慮はするんじゃないぞ?」


「いや、そもそも今日はただの機動飛行の筈です、戦うわけでもないのに遠慮って…」


「え?まさかやらないのか?俺は格闘やる気でいるぜ?


大臣はポテトフライを摘みながらニヤニヤしている。


間違いない、この人、やる気だ…


「流石にまだ実戦配備許可が下りてないのにそれはマズイんじゃ…?」


「んー?なんか言ったかー?」


そんなこんなで、大臣に直々に格闘の宣言をされたのだった。

人物紹介その2


ミース・ジョーンズ


タックネーム:タイタン

年齢:31歳

階級:大尉

役割:第2分隊長

軍歴:13年

誕生日:8月2日

181センチ79キロ

体脂肪率8.0%


メイのライバル。

メイトは同期で、士官学校時代から何かにつけて喧嘩していた。

彼女いない歴1年半

結婚願望は隊で1番強い

つり目で、よく目つきが悪いと言われる。

酒はめちゃくちゃ弱い。

両親健在、4人兄弟の長男。

父親は陸軍省勤務なので、あえて空軍に入隊した。

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